グラデーションの世界で色彩を探す
みんな違ってみんな良いのか?
「多様性」が重視される時代。
「みんな違ってみんな良い」本当にそうでしょうか?
私はそうは考えていません。
「みんな違う」のではなく、「みんな同じ」なのではないでしょうか。
あの人は自分と無関係ではない
あの人はこんなタイプ、この人はこんな人。
あの人と私は違う。あの人はすごいけど、私はダメ。
あの人はおかしいけど、私はそうはならない。
レッテル貼り。枠にはめる考え方。線引きを作る。
自分と違うあの人は私とは無関係と捉えていませんか?
私はこう思います。
みんな同じ人間、みんな同じ地球上の生物。
身長が少し高いか低いか、
少し色が濃いか薄いか。
米を食べるか、パンを食べるか。
Aの人とBの人がいるのではなく、
AとBの間に無数のグラデーションがある。
みんなほんの少しずつ違う、の連続です。
虹は日本では7色と言いますが、それは日本の考え方で、2色の国もあれば8色の国もある。色の区切り方はその人次第です。
違っている理由を考えれば同じだと気づく
「自分と違う」と考えることは想像をやめること。
「自分と違う」と考えることはなぜ違うかを考えないこと。
「自分と同じ」なのに少しだけ違う部分がある。なぜ違っているのか?
違うからと思考停止するのではなく、違っている理由はなぜなのだろう、を考えることこそ、初めて他者への理解があるのではないでしょうか?
私だって、もしかしたらあの人と同じような人生を歩んでいたかもしれない。
私も、いつかあの人みたいになれるかもしれない。
地続きの色彩の中で
この世界はグラデーションの世界
違うところもあるけれどみんな同じ。
同じだけれど、少しずつ違っている。
そんな地続きの中でまだ名前のない色をを見つけたいものです。
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