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 薬学生エンジニアが振り返る中,高,大の学生生活

 こんにちは。城西国際大学薬学部4年(新5年生)の伊藤です。
今回は僕が薬学部に入学してから取り組んできたことやどんな勉強をしてきたか?などお話出来ればと思います!

 現在は色々あって薬学部生でありながらITエンジニアを目指している訳ですが、こうなるに至った経緯なんかお話出来ればなと思います。

はじめに:高校時代は全く勉強しませんでした→センター試験1桁!

 まずは薬学部でのお話に入る前に高校時代のお話を少しだけしようかなと思います!
 
 結論から言うと高校時代は全く勉強しませんでした!理由としては中高一貫校に通っていたこと。そして中学2年生の時にハマったモンスターハンターシリーズ。これにのめり込んでしまい、ほとんど「本業はハンターです」というレベルのヤバい学生だったのです。

 高校3年生、周りが受験モードに入ってもモンハン。いざ机に向かって見ても3分ほどしか続かず「be動詞?美味しいの?」って感じでした。

 こんなモンハン漬のヤバい高校生でしたが、一つだけ別の特技がありました。「有機化学」です。

 ただ勉強として化学が出来るという訳ではなく、化学構造式美しい!○○みたいな作用を身体に引き起こす。といった試験とは全く関係ない知識ばかり収集していました。化学物質オタクみたいな感じだった訳です

薬学部に入ったのは興味+指定校推薦

 薬学部に入学しようかなと思った理由は「受験勉強をせずに興味のある化学だけやってたい」みたいに思ったのがきっかけでした。

 高校時代、定期試験だけは真面目にやってたのでそれなりの評定がありました。そこで適当に指定校推薦一覧を見て無試験で入れてかつ化学が学べる大学あったので入学した感じです。そして高3の8月ごろに城西国際大学薬学部への入学が決まりました。

 薬学部への進学が決まってからは、薬学系の本を書店で買い読んで込む生活を送っていました。そこで変なプライドが目覚めたのです。「大学行ったら化学オタク→薬オタクにシフトチェンジしたろ!」といった感じです。

大学での薬学の勉強にドハマりした1-2年生

 大学に入学しました。そこで初めて受けた大学の講義、ここで初めて「勉強」の面白さに目覚めたのです!

 もともと興味のあった分野だったというのもありますが、理由としてはそれだけではないと考えています。

 それは、中高までの勉強が「カリキュラムに決められた通りの知見を身につけるもの」であるのに対して大学の勉強というのは「自身で試行錯誤をして問題解決への道を探っていくものであった」ということです。

 後になって思ったことなのですが、自分の性格上前者(中高生の勉強)は面白みを感じることが出来なかったのだと思います。

 逆に後者のようにある程度自由度があり、明確な答えの無い勉強というのがとても刺激的に感じます。道の無い草むらを敢えて突き進むようなワクワク感ですね!

3年の段階で国家試験範囲の知識網羅出来ました!

 上記の理由もあり、大学1~3年次は滅茶苦茶勉強しました。恐らく人生で一番勉強した期間だったと思っています。朝は7時に大学に行き講義が始まる9時半まで図書館で勉強。講義が終わってからも夜9時まで大学に残り勉強。
 
 ある意味大学生活で一番楽しかった時期かもしれません。なんせどんどん自分の中に新しい知見が芽生えて今日の自分と昨日の自分が別人であるくらいに感じてました。

 そんなこんなもあり、3年生の段階で薬学の勉強をやり切った感がありました。そこで国家試験を覗いて見て、一通り基礎知識は入っているなと確信しました!

コロナ禍で時間ができる→プログラミングに出会う

 そこで始まったコロナ禍、大学の講義がオンラインになって図書館に籠る生活は幕を下ろしました。

 暇つぶしに論文読んだり、国家試験の問題解いたりして過ごしていたのですがここで人生の起点になる出来事がありました。

 バイト先の塾講師で小学生にパソコンを教えることになったのです。PCに苦手意識があるわけではないものの、仕事として教える以上ある程度は知見をもっておかなければと思いました。そこでword,excel,powerpointの本を買い一通りは機能把握しておきました。

 その中でも特に目に留まったのはexcelのマクロ機能でした。これが初めてのプログラミングだったのですが、これまたドハマりしてしまいました。
小さかった頃大好きだった工作、これと同じようなワクワクを感じました!

丁度薬学に「物足りなさ」を感じていた時だった

 3年間本気で打ち込んだ薬学の勉強、もはや生活の一部になっていました。呼吸するのと変わらないくらいですかね。これは別に悪いことではないのですが、だんだんそれが「当たり前のこと」と感じてしまい普段の生活に物足りなさを感じてきていました。

 だけどそこで出会ったプログラミング!これが再び大きな刺激を僕にもたらしてくれました。薬学の勉強にプログラミングを組み込み、薬理の問題出題アプリを作ったり簡単な薬物動態解析ツールなんか作ったりして遊んでいました。

 そしてプログラミングだけではなく、関連知識であるエンジニアリング全般についても学びたいと思い今に至った訳です。

残り2年の薬学部戦略。

 薬学戦略とエンジニア戦略、この二つそれぞれ考えていることがあります。

 まず薬学戦略についてですが、これは「5月からの実習で薬学の面白さに再び着火することがあるか?」で大きく変わってくるかと思います。実際に現場に出てみて知らない知識、足りない知見を吸収することで感じる達成感。これによって自分の中の知識欲を大いに満たすことが出来るか否かによって薬学の道に特化するか否か決めるかと思います。

 次にエンジニア戦略です。今医療系の企業でインターン生として働いている訳ですが、ある意味知識欲に対する充足度は凄まじいです!先輩社員から厳しく言われることも多々ありますがその度に知識欲が駆り立てられます。この興奮がどこまで続くか?そして将来永劫に自分の中の知識欲を補充し得るものであるかどうか?がエンジニアの道に進むかどうかの決め手になりそうです。


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