薬事法規andプログラマーand薬学生
こんにちは、薬学生エンジニアの伊藤です!
先日からnoteデビューし、今回は記事第三弾になります。
まずは薬学生エンジニアとして、薬学部で学んだこととエンジニアリングにをクロスオーバーして落とし込めたことがるのでそれを発信していこうかと思います。
最初のテーマは「薬事関連法規」で行こうかなと思います。そう考えた理由は法律とプログラムって意外と共通点が多いと思ったからです。
今回の投稿テーマは「薬学部で学んだこと」に該当します。
今後の投稿方針なんかについてはこちらをご参照ください!
https://note.com/poteto1212/n/n81b69dd6da87
書こうと思った理由
僕の大学では4年生の春学期に薬事関連法規という科目がありました。
自分はもともと社会系の科目が大の苦手でした。
ただ薬剤師エンジニアとして価値を発揮するためには制度や法律の理解は必須であるなとは思っています。というのも法律や制度って医療サービスを提供するための社会的なシステムなんですよね!薬剤師として医療にかかわる以上これらの上手く使いこなして抽出して社会に価値を提供する必要があるわけです!
システムを利用して価値を提供するって考え方、エンジニアとしての仕事に通ずるところがあるかなと思っています!
「それだったら苦手な薬事関連法規もエンジニア的思考で学んで見ればいいのかな?」と思ったのが本記事執筆の動機です!
はじめに
冒頭でサラッと言った「法律とプログラムが似てる」ってどういうことなの?と思った方も多いかと思いますので少しそこに触れてみようかなと思います。
プログラミングとは一言で言うと「機会に対する命令をプログラム言語で行う」です。これは多くのプログラミングスクールのサイトなんかにも記載されていることなので少し経験のある方であればご存知かと思います。
プログラミングの「本質」とは?
ただ僕は、プログラミングの本質的な意味として「システムを構成する部品(コンポーネント)に適切な役割分担と責任範囲を持たせること」だと思っています。
これは僕がインターンをしている企業の開発実務をしている時に学んだことです。そこの現場ではDDD(ドメイン駆動設計)と呼ばれる考えで開発サイクルが回されています。
DDDの詳しい説明はまた今度にしますが、簡単にいうと「業務ルールをベースにシステムに落とし込む設計手法」といったとこでしょうか。
インターンで実務をこなしDDDについて学んでいくうちにプログラミングの本質はシステム部品に役割分担を持たせるものであるという結論に至りました。
「プログラミングの本質」と薬事関連法規の共通点
そして同時に「責任範囲の命令文」って法律も同じなんじゃ?と思うようになりました。まさに薬学部で学んでいる「薬事関連法規」と「エンジニア知識」がリンクしそうになった瞬間でした!
法律はオブジェクト指向?
法と一言で言っても以下のように種類があります
憲法
法律
政令
省令
条例
上から順番に影響力の強い順番になっています。
例えば医療に多く関連する国民の「生存権」は日本国憲法第25条に規定されています。国に対して国民の医療、福祉を向上させるような施策を行うように努力することとしています。
そして生存権を引用した法律に「生活保護法」「国民年金法」なんかがあります。これはオブジェクト指向的に言うならば
生活保護法という法律は憲法25条を継承していて、インスタンス生成と同時に親クラスであり憲法を「25条に基づき」という形(クラスメソッド)で呼び出している
と言ったところでしょうか?
こんな感じで薬事関連法規の勉強をしていたら法律ってプログラミングと似てるなあという考えが強くなりました。
薬事関連法規という科目では法律よりさらに下の制度や条例についても学習します。まさに憲法という基底クラスをベースとした多重継承ですね!
憲法というクラスは多くの子クラスに継承されていて、作られた子クラスはそれぞれに特化した役割分担を持っているということになります。
このテーマで書く予定の記事
薬事関連法規と一言で言っても以下のような分野にわけられます。
社会保障制度・・・主にお金周り
薬機法・・・医薬品に関する規制事項
医療法・・・医療分野で仕事をする上でのルール
医薬品開発・・・医薬品開発のルール
上記のテーマをエンジニアととしての視点で見るならば?といった記事を書いていきたいと思います!
また、本テーマとは別になりますが「エンジニアとしての考え方で薬剤師国家試験を解いてみた!」って記事も今作成中です。
こちらについてはより「プログラミング的思考」にフォーカスした内容で行こうかと思っています!
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