見出し画像

じゃがいも失敗談 

新じゃがの季節はお天気とのにらめっこ。
じゃがいもの掘り上げの前に晴天が続いていることが大事。
日数的にもう少し待ちたいところだけど、このあと
ずっと雨続き・・・な予報だったある週末。

えい、掘っちまえ、と収穫。
出てきたイモを見て
「うん、悪かぁない」とまあ満足な私たち。

イイ感じのイモを金にすべぇ、と
翌朝ちゃっちゃと袋詰めしてた私。
「娘らに送らないの?」とだんなにきかれたけど、
もう私は欲の権化。
ころっころしたかわいこちゃんじゃがいも
お金にしか見えない。
「売れ残ったら送るわ~~」と出荷した。
ぜってぇ売れるぜ、ほくほくしながら定時メールを待った。

う、売れてねぇ・・・。

売れるとメールが来ることになっているのだけど、
全くメールが来ない。
じゃがいもだからもう2,3日置いておける、と
そのままにしていたんだけど。

「一部傷んできちゃって・・」とお店から連絡が来てしまった。
初めてのトラブル案件に足が震えた。
幸いお客様からの苦情ではなく
お店の検品で傷みを見つけていただいての連絡。
傷んだものは即処分していただき、残りを引き取りにいった。

家に残してあるもので傷んでるものはない。
使用しているのは空気穴が開いている防曇タイプの袋。
それでも
きちんと乾いてないうちに袋詰めしたのが悪かった。
傷を見落としていた可能性もある。

それみたことか。
売れ残ったら娘達に、なんて欲の権化になるからだyo!

それと旬の怖さ。
一斉に同じものが出るもんね。
昼間引き取りに行ったときに見るとじゃがいもが売るほどあった。
売ってるんだけど。
中には何日か売れ残って値引きされてるものもちらほら。

消費者にとって旬は
安くて一番美味しい嬉しい時期。
生産者にとってはめっちゃ競合する時期。

上手にその旬から少しずつずらしてらっしゃる方の
サイクルはすごいなぁ、って思う。
私はいつもえーっと、次どうしようかなー、って
出遅れている。

かといってあんまり珍しいものを出しても
「なんじゃこりゃ??」と手に取ってもらえないのも
田舎あるあるなんだなぁ。

🍀10日目
ピーマンの収穫が順調です


サポートいただけたらすごく嬉しいです。 野菜のタネ代にします。→話のタネになるんです♪