メタルギアソリッド4を終えて。

MGS4をクリアして、3日が経つ。何を書こうかと、考えてみたけど、思いつかなかったので、もう書いてしまうことにする。僕は高校生のときにMGS4を初めてプレイした。そして、10年後にまたプレイした。その感想は、「やり直して、よかった」である。こんなにおもしろいゲームを、見逃すところだった。

メタルギアは、大人向けのゲームと言ってしまってもいいんじゃないだろうか。ある程度、自分で考える力も要るし、戦争の知識もある程度はなければストーリーを理解できないだろう。SF的な考え方も欲しいし、豪華な声優陣のすごさもわかってほしい。

メタルギアを、リアルタイムでずっとやってきた人は幸せだろうなぁ。今、昔のゲームが色々とリバイバルされているが、やっぱり一番楽しめるプレイヤーは、その当時に遊んだプレイヤーなんだと思う。今になって、64の時のオカリナをプレイしてみたが、あまり感動しなかった。だけど、ブレスオブザワイルドは、死ぬほどおもしろかった。そういうことなんだと思う。その当時は、斬新で、グラフィックも最先端で、それは、死ぬほどおもしろかったんだと思う。だからゲームって、映画みたいな普遍性はあまりないのかもしれない。その時代ごとに、消費されていってしまうのかもしれない。で、あるならば、この時代に生きる僕らは、この時代で一番面白いゲームをプレイしなければならない。この体験は、時間が過ぎると二度と戻ってこない。

無料でゲームが供給過多になっている時代に、貪欲に、面白いゲームを掴みに行こう。その一つは、メタルギアであったし、つまりは、小島秀夫監督なんだろう。小島監督の新作は、絶対発売日にプレイしてやるぞ。

結局は、人につく。信頼って、そういうものだ。この人が作ったゲームなら、つまらないわけがない。それは、映画だったり、音楽だったり、漫画だったり、本だったり、アニメだったり、脚本だったり、作画だったり、お笑いだったり、テレビだったりする。そんな「信頼できる人」を何人も知っているということは、日常を生きていく上で、非常に楽しい追加要素である。

僕の信頼している人は何人かいる。ゲームでいうと、神谷さんのゲームである。テレビでは、藤井健太郎さんである。脚本だと、クドカンさんとか、坂元さんとか、三谷さんとか。ああ、このままいくと書ききれない。東京ダイナマイトやAまっその新作の漫才が見たい。街裏ぴんくの漫談も見たい。ニガミ17歳の新曲も聞きたい。ハンターハンターの続きが読みたい。次のiPhoneはどんな風になるんだろう?

「待つ」ということは、つらくもあるが、幸せでもある。言い換えるならば、幸せは、待たないとやってこないのかもしれない。だからさ、作り手の方は、期待を裏切ってしまうのが、怖いわけなんですよね。中途半端なものを出してしまったら、待ちわびていた人たちから、幸せを奪ってしまっているのと、同じことなんですよね。

誰も待っている人がいなかったら、自由にのびのび作れるんだろうけど、それはそれで、つまらないんだろうな。無観客試合みたいなもので。だから、待たれてるプレッシャーを、ちゃんとわかった上で、ちゃんとしたいですよね。ちゃんと。

ハライチの漫才のごたる、早いところからメタルギアと全然関係なくなっちゃいました。今はなぜか、MGS5をやらずにRainをやっています。

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