ムービーゲームからの脱却

MGS4は、ムービーがとにかく長かった。ちゃんと全部見てしまえば、7時間くらいあるらしく、それは、操作時間よりも長く感じることもある。その批判が、4の時にはものすごくあった。というよりも、そのくらいしか批判は見つからなかった。

小島監督は、映画が大好きである。僕の体の70%だか60%だかは映画でできているという、本を書いていたような気もする。だから、やっぱり、演出をしたくなってしまうのだと思う。僕は、その演出は嫌いじゃなかった。僕は、映画が好きだったから。だけど、これはゲームで、プレイしているのは、いわゆるゲーマーと呼ばられる人たちもいるのである。ゲームをしたいのに、ムービーを見せられるそれは、不満になってしまうのも仕方ない。

そんな批判を十分に受けて、メタルギア5。4のムービーが嘘のように、綺麗さっぱり無くなっています。ムービーシーンが、ないわけではないのですが、時間も短く、なおかつゲームの隙間に挟み込むように配置されているから、全然気にならないのです。これは、ゲームをしている、と、純粋に感じます。

4は、ストーリーを全部ムービーで説明してしまっていた。で、今回は、というと、スネークを操作しながらウォークマンでポッドキャストのごたる聴けてしまうのである。オープンワールドで、次のミッション場所まで移動するのに少し時間がかかるから、僕たちが現実世界で暇をつぶすように、どれどれ、どんなストーリーだったのか聞いてみるか、と、能動的に聞くことができるのです。

これって、声だけなんですが、ものすごく集中して聞くんですよね。やっぱり、自分で聞こうとしてる、っていうのは、勉強意欲を高める上ではとてもいいんですかね。自分で買った方の方が、身になるんですかね。

ムービーがなくておおむね満足、なんですが、デメリットをあげるとすると、ずっと操作してるから、ライトユーザーの僕なんかは疲れてしまうんですよね。1時間も潜入してたら、もうへとへとです。ゲームの時間軸で数時間進んだように、僕も眠たくなってくる。そんな時に、ムービーは休憩時間にもなっていたんですね。ホラーゲームも、ずっと怖かったら長い時間プレイできないみたいですしね。

だから、まだ一部も一部しか見れていないこと世界を、ゆっくりと堪能しながら歩いていきたいと思います。朝日とか、本当に綺麗なんですよ。光の表現が秀逸で、暗い部屋から明るい外に出たら「まぶしっ!」ってちゃんとなります。光って、綺麗なんですよ。

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