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適当なフレーズでエゴサしたツイートを羅列する記事Vol.1「社会(2017年)」

このシリーズの目的

先日、Twitterアカウントが久々に凍結されました。携帯をMVNOに変更した時に登録メールアドレスを変更し忘れてログインできなくなって以来、3年ぶりのことです。

このことを受けて、今後凍結された時のために、自分のツイートを他の媒体でバックアップしておきたいという欲求が生まれました。
そこで適当な言葉でツイートをエゴサし、取り急ぎここにコピペしておきたいと思います。
ツイートが描かれた年ごとに記事を分けている場合は、今回の「社会(2017年)」のように後ろにカッコ書きで年数を付します。

あまり読みやすい記事ではありませんが、目的が目的なので何とぞご容赦ください。
なお、機械的にコピペするので、複数の記事で貼られるツイートもあります。また、誤字は修正しています。

Vol1.「社会(2017年)」


07/17
リカちゃん50周年記念イベントに招待されたのは、25周年の特別なリカちゃんを持っている人たち。「25年後には娘も家庭を持って…と思っていた。娘はまだ独身だが、自分の人生を生きてくれれば」と無邪気に語る母親から、この25年で生まれた社会の断層が垣間見える。

07/18
安く効果的に防衛装備を拡充するのは、もちろん大切なことです。しかしそれは、「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」と何が違うのでしょうか?もし同じ理屈で社会保障費が今以上に削減されたとしたら、恐ろしいことですよね。

07/20
「国が悪い」「社会が悪い」「政治が悪い」って言えば原因を突き止めたような気分に浸るタイプの人は、「ここはどこですか?」と道を聞かれたら「日本」って答えているようなものだと気づいて欲しい。

07/30
想像力のない人が議員になることが増えたけど、彼らは「庶民の声を国会に!」と言って当選しているからね。庶民には国家百年の計を見通す視野などありませんから、そのような声を届けるタイプの議員も必然、視野が狭いし社会的想像力が欠如しているのです。

08/01
「豊かな社会」「安全な社会」は人の目には大きすぎて見えないが、「一人の政治家の非行」は見やすい。

08/15
加藤一二三九段を見て思うのは、おじいちゃんは「人懐こさ」と「珍獣性」を兼ね備えたキモカワな存在じゃないと、社会では受け入れられないということです。

08/16
学位を何個も取ってやっと県知事になれるのと、学部卒で総理大臣に上り詰められるのと、どちらが自由で平等な社会か、ということを私は問いたい。

08/16
今日のリベラル社会においてマイノリティとして保護される権利を獲得するということは、さながら古代ローマにおいてローマ市民権を獲得することのようだ。

08/19
「ママだってコミケに行きたい!」というのと、「息子の誕生日を祝ういいパパでいるの、疲れちゃったな…」というのは、どちらも等しく甘えでしかないと思うのですが、なぜ前者は社会を変える力になって、後者は人倫の名の下に批判されるのですか?

09/01
①「自分にとって好きでもない男に好意を向けられるのは気持ち悪い」という感情の前景化(=ハラスメントの時代)
②その風潮を察した非モテ男性の社会的去勢
③結果として進展する未婚化
④そこへ来て独身税の導入検討

死ぬしかないよね…

09/02
一般税の原則はどこに行ったんだろうね。「社会保障のために増税します」ってみんな平気で言うけど、本来税ってのはそれが私学助成金に使われようが軍事開発に使われようが関係ないんだぜ?
というか、福祉を万能視しすぎ。「その政策で不利益を被る人の取り扱いはどうしますか?」「福祉でも与えておけ」って吐き捨てる人が多い。そうやってミクロ経済学が厄介ごとを全部政府に丸投げしてきた結果が、毎年1兆円ずつ増加する国家予算の社会保障関係費ですよ。

09/05
遺産を家族に相続させることが私利私欲的で、赤の他人に贈与することが社会貢献になるのはなぜだ?どちらも資本の世代間移動でしかないだろう。

09/14
どんな科学技術も、人を殺すこともあれば救うこともある。学問の府たる大学から生まれ出た知見もまた、やはり人を殺したり救ったりしたことだろう。
つまり学究とそれが人類社会にもたらす効果は分かれているのであって、大学はその点において超然主義を取ることが、研究成果の平和利用のために尽力するよりもむしろ望ましい態度なのではないか。
「平和的な利用方法にならない研究はしない」と宣言すると、その分だけ学問できる範囲は狭まる。学問の範囲を無制限にとり、利用者側に倫理を求めていく(ここに文系学問の使命がある)こと。長い目で見れば、どうもこの方がより学問が広く発展していきそうだ。

09/15
コストカット主義の日本こそ、核武装するべきなんですよね。人手不足も補えますし。軍事費拡大も抑えられて社会保障関係費の取り分も増えるのに、なぜ誰も主張しないんでしょうね?忖度でもしているのでしょうか?

09/18
就職という目下最大の目標が控えている中で、単純に学問が向いてるとか好きとかいう理由で大学に行くか行かないかを決められるような社会情勢ではないよね。

10/03
厨二病は「親元で『お前は特別な存在だ』と言われて育った子どもが、どこにでもいる普通の人だと気づいた時に放つ最後っ屁」なので、ちゃんと放っておいた方がいいですよ。じゃないと就活期の「あなたは社会から必要とされていません」攻撃に耐えられないから。

10/05
「女子供のための社会になったよなあ」とはずっと思ってる。それこそ高校生ぐらいからずっとそう。

10/07
主婦という生き物は、ワイドショー政治に終始するだけじゃ飽き足らず、労働環境まで壊しにかかっているようだな。これは確かに、女性の社会進出の弊害だといえよう。

10/15
要するに、介護職を低賃金に追いやることによって社会をなんとか延命させていたってことを、あなたは白状したんですね?

10/15
たとえ……幸福の象徴……!悩みなど一つもありもしないはずの……御伽話の王女でも……!昔はとても……食べられやしなかったんだ……!こんなことがあってたまるかっ……!
そうさ……アイスクリーム……!アイスクリームを……あいつらは……食べられなかったんだよ……!
もちろん俺なんて……ただの社会の歯車……王女でも何でもねえっ……!だけどっ……アイスクリーム……アイスクリームを食べられるっ……!何という僥倖……!

10/17
誰しも他人が身を切ることによって自分の暮らしが良くなることには賛成するが、改革させられるのが自分だと分かった途端に手のひらを返すもの。そんな甘っちょろい覚悟で改革だのイノベーションだの、片腹痛いです。
そもそも、激変する世界の情勢に追従できる人は勝手にそうすればいいのであって、時流の変化に対応できない人の暮らしをどのようにして守るか、あるいは変化の中へとソフトランディングさせてあげるか、ということが社会福祉の本筋なのではないか?
思えば、そのような人たちを「自己責任」と切り捨ててきたのが新自由主義であったわけだが、時流に乗れている人も結局は乗れてない人とのスキルや情報の格差によって利ざやを得ているに過ぎないということなんじゃないかしらん。
口では変化を求めている人も、実は自分が変わる気など一切ないように見えるし、変化を求めていない人の声をこそ聞かなければならない、というのが持論です。

10/20
産業資本主義の歴史的に見ても、都市は田舎があるからこそ発展できたんですよね。食い扶持がなくて田舎から追い出される人がいる一方で、都会は労働者人口を常に欲している。都市は田舎から労働力を収奪してきたのです。また、生産財の性質上都市と田舎では必然的に物価や賃金に差が生じるのであって、労働力のみならず富を得る機会も収奪しているとも言えます。さらに、産業構造が工業主体からサービス業主体に変わっても、都市は工業社会時代からの人口の多さによって情報も集めています。こうして都市は、労働力・資本・情報の3つを田舎に先んじて集約することに成功した。
国内にこのような田舎がなくなった場合、何が起こるか 今度は海外、すなわち発展途上国に資本の収奪先を求める。これが帝国主義だ。近年はグローバル化と別な言葉で呼んでいるが、産業資本が労働力の安価な地域を選んで収奪を続けるのは変わらない。
でも最近、世界中のどの地域も次第に発展してきていて、安価な労働力の輸入先が少なくなってきている。…と思ったら、自国の中にいましたね、キモくて金のないおじさんです。
資本主義の気に入らない点と言えば、安価な労働力を他の地域に求め、都市部との差異によって利ざやを得ているに過ぎないのに、それを経済発展や格差是正という美しい言葉で糊塗して変わらず他地域への進出をやめないという点です。

10/22
親のカバンと金で政治家をやれる人にとっては、政治家は職業ではなく生き方でしょうね。でも、そういう人だけじゃ「国民の代表」じゃないよね。生き方としての政治家しか求めない社会では、金持ちしか政治家になれない。

10/22
「がん患者は働かなければいい」という言葉は、私は失言だとは思いません。労働でしか生活費や自己実現を得られないから私たちは働いているのであって、がん患者にしろそうでないにしろ、働かずに金と尊厳が得られればそれに越したことはありません。働かずに済む社会が理想ではないでしょうか?

10/27
日本社会のIT音痴ぶりと柳宗悦の「手仕事」評価を結びつけた論評、私は期待していますよ。

10/28
東京書籍の世界史Bの何が良かったかって、社会経済史的視点が多かったことです。東南アジアに進出したカーリミー商人の活躍が元代の中国華南地方の発展を助け、ひいては現代の東南アジアのムスリム人口の源流となっているのです。東アフリカのイスラム化もこの時期(11〜13c)でした。

10/30
理系というか情報系が多いTLなので、社会科学系の人権のなさを頻繁に感じる。

11/01
非科学的な方法でも何でもいいから説明を用意して、その人を社会に包摂してあげること、そのことの方が大事な時もあるのです。この役割を果たすのが宗教です。

11/02
「彼女がいなかった」という事実がますますその人をモテ路線から遠ざけるというこの負のスパイラルの発生を、その人個人に帰責させるのではなく、社会全体で和らげることはできないか、という話をしているんですよ。

11/04
リベラル側も、日本はあれがダメこれがダメとは言うけれど、それを糺すことによって日本が国際社会においてどのような立ち位置を取るべきなのか、という大風呂敷は誰も広げないんだよね。揚げ足取られるだけってのもあるだろうが、結局彼らも自国中心主義に陥っているのである。

11/06
無知を誇ること、これが即ち大衆が主権を得た証であり、社会の衰退の契機である。

11/07
私は2人の時点で既に政治は始まるというスタンスですね。勝ちと負けができ、権力勾配が生まれる。人間が2人集まれば、それはもう社会の始まりだし、政治が生まれるし、経済が回るし、法も生まれるよ。

11/08
例えばメールや打合せ資料を保存するにも、メールサーバの容量が少なかったり、添付可能サイズが小さいから紙で持ってきてもらう手間を取らせたり、ファイル転送サービス経由でやり取りしようとしたらセキュリティに引っかかってアクセスできなかったり、そういう障壁がある。
紙も紙で、保存年数を伸ばしたってしまえる場所がなかったりするんだよね。庁舎がボロくて小さいから。
そういう障壁を現場で何とかしようとして、コンプライアンス違反事例が発生してしまうわけ。結局現場をシバいているだけなんですよね。上から来る通知は具体性もなければ、心がけだの責任だの何の薬にもならない言葉でごまかそうとする始末だし。
日産無資格者検査事件や神戸製鋼事件と本質は同じですね。社会情勢に応じて要請される正確さや公明性を担保しなければならないことは分かっていても、そのためには金をかけなければならないという発想が上層部にない。
上からの補給の途絶えた現場は、それでも「カイゼン」しようとして、越えてはならない一線を越えてしまう。
「上に行くほど無能になる現象」としての現場主義は、太平洋戦争末期には玉砕という形の終局を迎えたが、今日においては法令違反という形で現れている。やはり日本型組織の体質は、戦前からなにも変わってはいないのだ。

11/11
「謝罪は被害者が認めるまで続けるもの」という論理は、被害者がゆすりたかりをやっている可能性を排除できないという点で拙い。
例えば東北被災三県や熊本が、どのタイミングで被災者であることをやめるかというのは、単純に復興が完成したか否かのみで決まると思っているうちはまだ性善説を信じすぎている。「今のうちに東京からもらえるもんはもらっとけ」みたいな卑しい人がいないことを祈りたいものです。
社会システムは、性善説で設計しちゃダメなんだよ。

11/18
「欧米と真逆の倫理観で回っていた社会」それ自体はニュートラルなものですよね? 欧米と真逆であること自体が悪なのですか?

11/19
ニンテンドーDSの脳トレで声認証全くダメだったり、ATMのタッチパネルと指の相性が悪かったり、自動ドアに反応してもらえないこともままある側の人間としては、あんまり生体認証を重視して欲しくないんだよなあ。生体認証されない人間、というだけで社会の構成員になれなくなりそう。

11/24
「ネトウヨは個人の病気ではない!社会問題だ!」というところから私の思想的なやつはスタートしているので、今どきまだこんなこと言う人がいるのかと思うと呆れます。

11/28
「一億総中流社会に戻してくれ」という声ですが、人権意識を現代風にアップデートしつつ社会的風景を昭和に戻すことが果たして可能なのかどうかは一考の余地があると言えるでしょう。そもそも人権意識のアップデートが、世代交代以外に可能か否かも分からないわけですし。

11/28
使えない中年を叩くのは気持ちがいいし、自分たちの活躍のために彼らを切って新しい社会を作りたくなる気持ちは分かるけど、自分が使えない中年になった時には同じ目に遭うからね?

12/02
「体育会系の迫害から逃避したオタクの作ったコミュニティが、体育会系社会の劣化コピーになる」という実例を多く見ていると、「日本社会を滅ぼす!」と言う人の言葉通り既存の日本社会を破壊した先で生まれる社会が、本当に私たちにとって生きやすいものなのかどうか、疑問に思う。

12/02
古代・中世・近世・近代の区別は、「○○年〜○○年」ではなく「権力が集中/分散していた、社会階層が何によって分化していた」という理解がいいですね。

12/11
ワイドショーがエルサレム首都宣言問題の解決に当たってエルサレムがなぜ3つの啓典の宗教の結節点になっているのかを解説しているけど、たぶんこれを聞いた大半の日本人は「宗教ってめんどくせえなあ」としか思わないと思う。
経緯がよく分からないまま「なんかよく分からないけど触れてはいけない問題」として認識しますよね。そんな状態で「国際社会の一員としてアメリカに毅然とした態度を取るべき」とか、よくもまあ訳知り顔で言えるものだよ。
「エルサレムはデリケートな問題であるにも関わらず、なぜトランプ大統領は手をつけたのか?」って、デリケートな問題だから手をつけないことを「なあなあ」とか「寝た子を起こすな」とか言うんじゃないですか? いかにも日本的な発想ですね。

12/17
ニュースを見ましょう。朝の情報バラエティではダメです。23時台の、大人が見るタイプのものです。政治・社会・経済関連のニュースを見て、分からない言葉は調べて語彙を増やしてください。

12/17
ウーマンラッシュアワーについては
・あれは漫才だったのか?
・社会派だったのか?
・事実誤認はなかったか?
・ミスリーディングはなかったか?
・そもそも聞き取れたか?
これらの点について検証が必要ではないでしょうか。
「国民の意識」で締めるのがそんなに賢く、カッコいいことですかね? 「社会が悪い」「政治が悪い」と何が違うの? 「お前らのことだからな」と指さしてはいたけど、フワッとした大きなものに責任を仮託する点では同じことですよね。
そこで止まっていたら、スタッフロールで「そこで終わりたくない」と言っていたような「ワイドショーのコメンテーターをやる芸人」で終わってしまいそう。
12/20追記
当日にも言ったけど、「テレビで公然と社会批判をした」ということ自体が面白がられているらしいね。見ててカタルシスを得られたってことでしょう 笑いとカタルシスって近い感情なんだなあ、と一つ勉強になりましたよ。
「漫才番組であれはどうなのよ」と口を挟みたい側の人間なのですが、それに対して「場は何であれ大切なことだ」って言っている人がいて、これも一つ学びでした。次はNHKのうたのおにいさんが、番組中に受信料裁判について批判する現象を目の当たりにしたいものです。

12/21
機械オンチなだけで生きている価値がないと見なされる現代社会

12/21
社会階層をのし上がって、血のにじむ思いで難関大に入った人ほど、入った後で元から社会階層の高い家に生まれ幼少期から芳醇な社会資本の投下を受けて育った坊っちゃんに、無神経な発言をされて精神を病むんだよね。

12/22
労働環境にしろ雇用慣行にしろ商習慣にしろ性的マイノリティ問題にしろ、「私たち社会人歴の浅い人間が感じている不都合は、上の世代(特に団塊の世代)が死ねば収まるだろう」と考える傾向があるように見える。「荒れ野の四十年」的発想だ。

12/23
世の中案外メリトクラシー社会じゃないってことですよ。あなたが今までメリトクラシーっぽい環境に他人よりも長くいただけのことです。
「学校で習ったことも満足にできないクズがのさばっている」と愚痴る人もいれば、反対に「学校で習ったことだけが人生の全てじゃない」と強がる人もそれなりにいるはずなのですが、Twitterは前者ばかりを可視化しますね。

12/24
というか教授に「社会は厳しいぞ」と言われても、転職経験のない人のそれと同等かそれ以下の説得力しかないでしょう。

12/24
ロックが現れたばかりの時代では、ロックミュージシャンは反骨精神の旗手だった。しかしロックが市民権を得た、即ちロックミュージシャンの信奉者が成人して社会で一定の影響力を発揮してからは、ロックを好むことはむしろ彼らの影響力を嵩に着ることになった。

12/30
「市民」は国家の構成員と同義ではありませんよ。社会に市民がいて、治安部隊がいる その治安部隊の出どころがたまたま国家だというだけのことです。

2017年は以上です。2018年以降がしんどそう…

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