軽キャンをつくった話。中編。
今回は中編です。前編は下から。
計画性ほぼ皆無。基本的にフリーハンドで作り始めた軽キャンピングカー。
今回で軽キャンのプロトタイプが完成します。
簡易水道をつくる
当初の計画にはありませんでしたが、木材が余ったので簡易シンクを作ることにしました。設計図はこんな感じ。
ポンプなどは使わず、水差しの水をシンクで受け、排水タンクに流す超シンプルな仕組みです。
サクッと完成。水差しは嵌め込んであるだけなので、取手を持って持ち上げれば外れます。
スイッチをつける
窓枠の上部にある照明や間接照明のスイッチを集約させるためにAmazonでスイッチボックスを買いました。
配線ごちゃごちゃで頭痛が笑
はいスッキリ。
カーテンレールをつくる
オシャレな車にはオシャレなカーテンレールが必要です。
既製品のレールを打ち込むだけでは味気ないですしね。
ここはシンプルに端材と棒だけで作りましょう。
ホールソーで端材に穴を開け、棒をさし込む、それだけ。
こんな感じ。100均のオシャンな金具を通して完成。
シンプルだけどオシャン。よい。
家具を固定する
唐突に車体に穴を開けず、家具を固定する方法を思いつきました。
要はこの赤線の部分に何かをはめてしまえば、壁と家具のツッパリで固定できるはず。
ということで板を嵌めました。
これで車体に穴を開けることなく、互いの突っ張り力で全ての家具を固定することができました。
ポータブル電源を選ぶ
車中泊の時に室内灯やスマホのへ給電するためのポータブル電源を選びます。
最初はこちらの製品を購入しました。
立方体でサイズも小さいのでベッド下の収納に隠すこともできます。
コンパクトでいい感じ。スイッチへの給電テストもクリアです。
しかし、ここで重大な問題が発覚しました。車内に2〜3時間置いておいたバッテリーの電源が入りません。
このバッテリー、0度以下になると給電ができないのです。
秋でも氷点下になる北海道で、これでは使い物になりません。
そこで購入したのがこちら。
Jackeryの一番小さいサイズです。
信頼と安心のジャクリー。こちらはマイナス10度まで給電が可能です。
さすがアメリカで最もシェアが高い製品なだけあります。
僕の場合は車内灯とスマホの充電くらいにしか使わないので、このサイズで充分です。大きいサイズはかなり高いもんね。マジで。
間接照明をつくる
照明に使うLEDテープを購入しました。
荷室部分の間接照明はこの4箇所に決定。
左下はテーブルを作ったあと、天板の裏に貼り付けました。
それぞれスイッチと繋いで完成。
棚にテーブルを作る
ついにテーブルをつけました。
作業写真がねぇ…
板に蜜蝋を塗り込み塗り込み、脚は丸棒を2本。
脚は取り外し式で、テーブルも蝶番で畳むことができます。
本なんか並べちゃって
最強のオシャン空間が完成!雪景色が映える。
プロトタイプの完成
僕が軽キャンをつくった大きな理由は撮影旅行の効率化と快適化でした。
長時間&長距離の運転が多い旅路では、睡眠の質がとても重要です。車内でありながら、自室と同等な睡眠レベルが必要でした。
そこで僕がこだわったのはマットレス。厚さ10センチで三つ折りにできるタイプのものを購入しました。
ベットの長さに合わせて中のスポンジをカッターで切り、サイズを調整。
掛け布団もイメージに合うような北欧風のものをチョイス。
それらを車に積み込めば、
軽キャンピングカー(プロトタイプ)完成です!!!
製作期間は1ヶ月。DIYが楽しすぎて、あっという間に完成しました。
かかった費用は、バッテリーや布団など全て含めて10万円ほど。
それで家賃がかからない秘密基地を手に入れたと思えばかなり安い。
厚さ10センチのマットレスは寝心地も最高で、撮影旅行も大変捗ります。
なにしろ、運転中眠気を感じたら停車後5秒でベットインできるし、
起きるのが億劫な朝でも、撮影時間ギリギリまでお布団でヌクヌクしていられます笑
進化を続ける秘密基地
軽キャン作りの面白いところは、弄ろうと思えば無限に改良が可能だということ。
僕が軽キャン(プロトタイプ)を完成させたのは2019年の12月頃でしたが、より合理的で快適な空間へとチョコチョコ進化を続けています。
次回の後編では、最近の改良点と車内解説をしたいと思います。
ようやっと車内紹介ができる笑
それではまた〜。
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