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軽キャンをつくった話。前編。

撮影旅行に最適な車が欲しい

休日には道内の様々な場所へ撮影旅行を行っていた僕。

夜はしっかり寝たいけど、早朝には撮影に臨みたい。ということで、僕は軽キャンピングカー(略して軽キャン)を作ることにしました。

と言っても、作り始めたのは2019年の11月。
そのときYouTubeでも始めてれば、そこそこ再生回数稼げただろうな〜なんて。後悔先に立たずですが、振り返って書いてみようと思います。

写真残ってるかな。。。


車検前に前の車が逝く

友人から安く譲って貰ったミラジーノが、車検前というとても良いタイミングで逝ってくれました。


ミラジーノでの車中泊では、助手席を外して反対向きにセットし、そこに布団を敷いて寝ていました。

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丸いのハンドルね。運転席は省略。
わかりづらかったら申し訳ソーリー。

僕は身長が低いので、実はこれでも充分寝れていたんですが、撮影となると大荷物になります。

もちろん、車内でパソコン作業なんて出来たもんじゃありません。

そんなタイミングで逝ったので、これはチャンス。次の車は軽バンにすることにしました。


軽キャンのイメージを起こす


僕が軽キャンに求めた条件は、

・常設のベッドがある
・簡単な作業が出来るテーブルがある
・車体の加工や、穴あけは避ける
・内装の取り外しが容易で、10分程度で車検対策モードに移行できる

ということ。結構制限がありますが、そこは工夫で乗り切りましょう。

まず、軽キャンの内装イメージを書き起こしましました。

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いいね。線をシャッシャーて書くとオシャレに見えるよね。

せっかく軽キャンをつくるなら、天井板張りは絶対に外せません。

作業や食事用にテーブルと窓枠も欲しい。

快適な睡眠のために収納ベッドもつくろう。

デ○アゴステ○ーニのように少しづつ作り始めます。


フラットな床をつくる

ハイゼットカーゴ納車しました。

ダイハツのサイトには後部座席を倒すと完全フラットとありましたが、実際には結構段差や凹凸があります。

他の車種と比べるとフラットなのかもですが、まずは床を作らなければ。

ということで

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板を買ってきて裏に防寒性のクッション材を貼り、フラットな床を作りました。

これは後にテコ入れしていきますが、それはまた別の機会にご紹介します。

とりあえずこれでフラット。

もう布団ひいて完成でいいんじゃない?と一瞬思ったのは内緒。

とにかくこれで、いろいろ作り始めることができます。


収納ベッドをつくる

さて、先ずはベッドを作ります。

メモ帳に組立図を書いて必要な部材を買い出します。

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組み立てて、完成。桐の部分は蝶番で開閉出来るようになってます。
これだけ収納があれば荷物が車内に溢れることはないでしょう。

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僕ぐらいなら楽々寝られる大きさです。

このベッドも現在は随分変わりました。


壁をつくる

雨の中、車内で作業します。

フラットな床って素敵。膝をついてても全然痛くならないもの。
さて、荷室の片方は窓を埋めて壁にします。

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車内の段差を無くすように角材を渡し、

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側面の形に合わせた針葉樹の合板を貼ります。

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板をつけて車内のサービスホールにM6ネジで固定して完成。壁です。

これでいつでも車内で壁ドンの練習ができます。やったね!


窓枠付きの棚をつくる


窓枠and棚は完全にフリーハンド

その場でサイズ合わせをしながら部材を組んでいきます。

こちらは皆大好きOSB材をメインに作りました。OSBって見た目はいいし、加工も簡単だけど強度に不安が残るよね。

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合わせながら切り貼りして

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棚部分を作って

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こんな感じ。めっちゃエエやん。

ちなみにこの棚は、荷室上部のサービスホールを利用して、板と車体で挟み込んで固定しています。

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この棚にはテーブルをつけたり、車内の照明系のスイッチや配線を付ける予定です、が!

その前にやらなければならない作業が残っていました。

板張りの天井をつくる

軽キャンの代名詞と言ってもいいこの作業。

悩みましたが、これだけは車体のパーツにビス留めすることにしました。

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天井の緩衝材を押さえている鉄の横梁に木材を固定して、そこに板を貼る算段。

まずは鉄の横ばりに板を重ねて、上手く沿うように力を加え、板を曲げます。

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馴染んだらドリルねじで木材を固定。

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天井に戻したら木材の厚さでできたスペースを利用して断熱材をぶち込みます。

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板張りは2×4にオイルステインで色付けします。今回はウォルナットで渋めに統一します。

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一枚ずつ貼っていって

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完成!!一気にそれっぽい!
やはり天井が板張りなのは良いものです。

さて、前編はここまで。 
大きな家具の作成や天井の板張りなどが続いた前篇となりましたが、いかがだったでしょうか。

次回は、配線作業や棚の改造に続きます。


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