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【思考】テンポラリー・コンテンポラリー

例文:
タカシ君はアキラ君を殴りました。
アキラ君は殴られた衝撃で転倒し、頭に怪我をしました。
タカシ君は警察に逮捕されました。

①加害者と被害者が明確化されている
②加害行為と被害の程度が明確化されている
③加害行為を行うリスクが想定されている
場合には、人はその行為を実施するか否かの判断がしやすい。

逆に、1つでも明確ではない場合、判断が確実にブレる。

①自分の行為によって誰に被害が被るかわからない
②自分の行為が一般的な解釈で加害行為ではない、また、どんな被害が生じるのか具体的にわからない
③自分の行為によって自身にどんなリスクが生じるかわからない
などなど。

最近の自粛する/しないの議論についても、同じような構図なのかな、と思っています。

自分が自粛しないと誰に被害が被るのか。それが特定された個人ではなく、「高齢者」という大きい括りだったりします。誰かもわからん誰かのために自粛する必要ある?それで自分が責められるの?

逆に自粛することに対しては色々明確なんですよね。
自粛することで、自身の商売ができなくなる、生活ができなくなる、生活の質が下がる、などなど、リスクが明確なんですよね。

だからなんだって話なんですけど。

今、都内をはじめ医療がひっ迫している中で、自分の行動をどう決めるか、納得して行動する、という点で、思考する材料になるのかな、と思ってます。

重要なのは、「自分が絶対に大事にしないといけない人は誰か(被害者にしたくない人は誰か)」なのかな、と。

そんな夏の日。皆さん、心身ともに健康に過ごせますように。

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