世界のスタートアップ市場ってどうなっているの?アフリカが急成長!?
こんにちは、ポテンシャライトAgent Div.の山根広大と申します。
海外のスタートアップ市場について、皆さんはどのくらいご存じでしょうか?
アメリカが世界一で、中国も勢いがあって…となんとなく知っている方はいらっしゃるかと思います。そこで今回は、海外スタートアップの動向を発信し、普段はあまり目にしないような情報もお伝えできればと思います。
🌏世界のスタートアップ市場はどうなっているの?
まずは簡単に日本と海外の比較ができればと思います。
経済産業省の資料から参考になりそうな資料を引っ張ってきました。
🌏各国・各地域の特徴
各国の特徴はどうでしょうか。個人的にはアフリカが急成長中であることに驚きました。
🇺🇸アメリカ
2019年時点で全世界のスタートアップ企業の59%がアメリカを拠点としている
スタートアップ企業数世界トップはアメリカ(71,153社)で、2位中国の(13,125社)を大きく離している
世界のスタートアップ企業の企業価値ランキングで上位10社のうちアメリカ発の企業が4社を占めている(CBINSIGHTs調べ)
🇨🇳中国
アジアのスタートアップ市場を牽引している
北京・広東・上海などの大都市でスタートアップ企業が数多く誕生し、週ベースで100〜200社のスタートアップが資金調達に成功している
中国版GAFAと呼ばれるBAT(バイドゥ、アリババ 、テンセント)といったスタートアップ発のIT大手は今やアメリカのGAFAと肩を並べる存在
🇷🇺CIS諸国(ロシアを中心とした構成国)
2億3,000万人という巨大市場で先進的な技術を持つエンジニアも大勢いる
まだスタートアップは盛んではなく、ユニコーン企業も誕生していない
要因は不安定な経済や権威主義的な政治体制、政府の振興策の乏しさにあるか
優秀なエンジニアはより良い待遇を求めてアメリカや西ヨーロッパに流出している
🇪🇺ヨーロッパ諸国
ドイツ、イギリス、フランスの先進国やスウェーデン、フィンランドなどの北欧を中心にスタートアップブームが起こっている
2019年時点の世界のユニコーン企業の14%がヨーロッパにあるとのこと(マッキンゼー・アンド・カンパニー調べ)
ヨーロッパの人口やGDPと比較すると、スタートアップ企業数自体少なく、円滑な資金調達に成功している企業は多くない
🇮🇳インド
2021年現在では世界のスタートアップの10社に1社はインドで生まれている
「デジタル決済エコシステムの繁栄」「大規模なスマートフォンユーザーベース」、そして「デジタルファースト」のビジネスモデルが急成長を後押ししている
2021年に設立された「Mensa Brands」は事業開始6ヶ月で評価額が10億円以上のユニコーン企業に成長している
🇿🇦アフリカ
2021年のアフリカ全体の資金調達額は約52億ドル
アメリカの2%ほどの規模
(日本は約67億ドルなのでアフリカ全体と大きく変わらない)
2022年は66億ドルまで成長
アフリカBIG4はナイジェリア・ケニア・南アフリカ・エジプト
各国によってスタートアップが資金を集める背景や事業が生まれるビジネス環境が違う
📈国・地域別ユニコーン企業数推移
各国ごとのユニコーン企業数の推移を見てみましょう。
2023年4月、日本のユニコーン企業数は6社です。
📝最後に
今回は日本だけでなく、海外のスタートアップの動向に目を向けてみました。アメリカの2020年以降のユニコーン企業数の増加数は圧倒的ですね。
2020年度の国内向けスタートアップ投資額の国際比較図によると、日本が43億ドルに対してアメリカは1429億ドルと33倍もの差があります。
現在、日本でも「スタートアップ育成5か年計画」が始動しており、2027年までに約700億ドル(日本円にして約10兆円)まで規模を拡大することを目標に掲げています。2027年には日本もユニコーン企業数ランキングに食い込んでいるかもしれません。
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