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ハイスキルエンジニア採用は◯◯を抑える!採用の最前線を走る「Findy」CSに採用の極意を聞いてみました!

はじめに
ポテンシャライトは採用のアドバイザーとして、ベンチャー企業を中心に、今まで150社を超える企業の採用支援をしています。
企業様への採用支援の一つに、採用媒体の運用のアドバイジングがあります。
昨今のエンジニア採用のトレンドは日々変化しており、当社も最新のトレンドのキャッチアップに尽力しています。

最近よく企業様から「エンジニアのダイレクトリクルーティングを始めたいけどどうすればいい?」「媒体運用を初めてみたけどなかなか結果につながらない」といったご相談をいただきます。
当社も今までのノウハウを駆使して最善のアドバイスをお伝えしておりますが、より踏み込んだアドバイスをしたいと考えています。
そこで、実際にエンジニア採用に特化したダイレクトリクルーティングサービスFindyを運用するファインディさんに、運用のノウハウやFindy採用のメリットをポテンシャライトの小原が伺ってみました!

インタビュイー

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・扇谷 勇多さん
ファインディ株式会社
Findy事業部 ユーザーサクセス&カスタマーサクセスチーム
-Profile-
マイナビ、OfferBoxにてセールス、マネジメント、新規事業立ち上げの経験を経て、2018年2月に2人目の社員としてファインディにジョイン。現在はCSチームの立ち上げ、仕組み化に従事し、IT/Web業界を中心に150社以上のエンジニア採用を支援中。サウナとビールが好き。


1.Findyのサービスを簡単に説明していただけますか?

ITエンジニアに特化したダイレクトリクルーティングサービスで、ハイスキルエンジニアの転職サービス「Findy」とフリーランス・副業エンジニア向けの案件紹介サービス「Findy Freelance」を運営しています。エンジニア職以外の方だとマッチング精度や技術力を判別しづらいかと思うのですが、独自のアルゴリズムを用いて、個人の経験やスキルを見える化しマッチングの最適化をすることにチャレンジしています。

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2.エンジニアに特化したリクルーティングサービスはいくつかありますが、Findyの特徴を教えてください。

Findyの特徴は3点あります。
1つ目は、ユーザー(求職者様)情報のエンジニアスキルが数値化される点です。
Findyはスキル偏差値という独自の指標をもっており、ユーザーが連携したGitHubをもとに、エンジニアスキルの偏差値を算出しています。これにより、人事などのエンジニア職以外の方でも、エンジニアのスキル感を知ることができ、ハイスキルエンジニアの採用において一定の効果を出すことができます。

2つ目は、マッチングの仕組みがあるため、温度感の高いユーザーのみにスカウトが送れる点です。
通常、ダイレクトリクルーティングサービスは、気になるユーザーがいればそのままスカウトを送付することが多いですが、Findyはスカウト送付の前にマッチングという工程を挟みます。企業がユーザーに対し「いいね」を送付し、ユーザーは企業に興味をもてば「いいかも」を送付する形です。企業とユーザー間のライトなコミュニケーションから接点ができるため、今まで心理的なハードルが高くて接点がなかった会社や候補者とのマッチングが生まれやすいというメリットがあります。
また、お互い興味がある状態で、スカウトメッセージのやりとりが発生するので、スカウト媒体でよく取り沙汰される、テンプレート主体のメッセージの受取りや送信といった事象は発生しにくくなっています。
ユーザーも企業も関心のない相手とのコミュニケーション工数がなくなり、本当に重要なスカウトや面談に時間を使うことができます。

3つ目は、エンジニアの体験を重要視した、採用ができる点です。
私たちは「テクノロジードリブンな事業成長を増やす」ことをビジョンに掲げており、1000名以上のエンジニアにキャリア展望についてヒアリングを重ねるなど、エンジニアファーストの視点で日々サービスの改善をしています。
エンジニアに向き合い続けているメンバーが、企業の求人票・スカウト文面の改善フィードバック、面談・面接の改善などの採用サポートをしているので、エンジニア目線と採用目線、双方の視点も持ち合わせた採用支援を行うことが可能です。

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3.Findyを利用した採用で成功している企業様の特徴を教えてください。

今、エンジニアは売り手市場で、求人倍率は約8倍となっています。その中で自社が選ばれるため、CX(Candidate Experience:候補者体験)に注力している企業は成功をされています。
例えば、候補者のペルソナを絞った媒体設計から、カジュアル面談での体験、エンジニアが受け取って嬉しいメッセージの作成など、細かいところに気を配られています。
また、一度カジュアル面談を実施した方に3ヶ月おきに状況を伺いながら関係継続を行うなど、エンジニアに寄り添った運用もされています。
さらに運用だけでなく、面談、面接での体験も丁寧に作り込まれていて、候補者それぞれの志向性に合わせて選考プロセス体験を設計されています。
面談の場で、候補者1人1人のキャリアに対して向き合い、自社でのキャリアパスを一緒に考え、自社で働いた場合のメリットやベネフィットを伝えていらっしゃいます。
そのため、回を重ねるごとに候補者の志望度が上がっている点は素晴らしいと思います。

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4.Findy運用について、実際に当社にいただくよくある質問に答えてください。

 4-a.スカウト返信率が低いという悩みを持つ企業は多いですが、どうすればよいでしょうか?
文章の構成や、送付時間、などいろいろ要因はあると思いますが、本質的にはエンジニアがもらって嬉しい文章になっているか否かだと思います。
スカウトをもらっても、経歴のどの部分に惹かれたのか、その会社で何をして欲しいのかがエンジニアに伝わらないと返信率は下がります。

 >とはいえ、エンジニアリングに詳しくない人事の方が運用をする企業もあると思うのですが、何かアドバイスいただけませんか?
エンジニアの理解を深めることに時間を使っていただくのがよいと思います。
確かにスカウトのノウハウや、送付時間などにこだわることも必要ですが、エンジニアの方にとって体験の良いスカウト文面を考えるのであれば、彼らとのコミュニケーション量を増やしていただく方が近道です。
エンジニアがどういう考え方をしているのかを会話して感触を掴むため、単純にランチや飲み会に行くことはお勧めです。スカウト返信率をあげる方法はエンジニアの気持ちを理解することです。

とはいえ、そういう方が近くにいらっしゃらない場合は、Findyで実施している「エンジニアがもらって嬉しいスカウトメッセージの送り方」の勉強会に参加していただければと思います。

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 4-b. なかなか運用に時間を割けないという企業も多いですが、どうすればよいでしょうか?
実はその問題を解決するために、「Findy zero」というプロダクトを作っているところなんです。
簡単に説明すると、Findy zeroは運用工数の90%を減らすサービスです。
独自のアルゴリズムで「いいね」送付が最適化され、求人票の作成も簡単になります。
少しお待たせしてしまいますが、ベータ版が7月頃リリースされる予定なので、ぜひ活用していただければと思います。

 4-c. 必ず3ヶ月で結果が出るという「運用」ノウハウはありますか?
正直、「運用」のノウハウで必ず結果を出せます、と言い切ることは難しいです。
もちろん、運用の最適化は可能ですが、採用ができないボトルネックは運用面ではなく、要件定義や選考プロセスにあることが多いのが理由です。
まず、採用進捗が作れていないと感じたら、自社の分析と採用プロセス(面談・面接)を見直すことをお勧めしています。
自社の魅力の確認と候補者ターゲットの再検討、プロセスのディスカッションをし、要件定義~採用までの一貫した設計ができれば採用ができると思います。この設計は僕たちもお手伝いをさせていただきます。
また、インタビュー記事化などの採用ブランディングの支援もしています。
直接、企業様にインタビューをさせていただき、どこが企業の魅力ポイントなのかを整理し、明確にします。そして、エンジニアが読んだときに面白いと思っていただけるような記事を執筆しています。

▼参考記事
一緒に働くメンバーにとっても”本物に会える場所”を ― コレクション投稿SNSと製品ミュージアムに特化したSaaSサービスを運営するミューゼオが目指す組織

5.ここからはFindyのサービス自体の質問をさせていただきたいです

 5-a. スキル偏差値の出し方を教えていただけますか?
詳細をお伝えする事は難しいのですが、OSSにおける個人アカウントの影響力を中心に解析させて頂いています。
ご興味ございましたら、直接お伝えさせていただきます。

 5-b. Findy経由で採用されたエンジニアの属性を教えてください
以前はIT、Web業界で活躍されているエンジニアの採用実績が多かったですが、直近はSIerやその他業界のエンジニアも採用し易くなっています。
また、サーバーサイド、フロントエンドエンジニアだけでなく、直近はネイティブアプリエンジニア、機械学習エンジニア、SREの登録も増えており、採用できるエンジニアの幅は広がってきました。
特に、テックリードやマネージャークラスのエンジニアの採用実績が多いです。

 5-c. 導入先はどんな企業が多いですか?
大手からスタートアップまで幅広い企業にご利用いただいています。
業界も偏りはないですが、最近はメディカル系、物流や不動産リアルテックの導入数が増えています。また、DXを進めている大手企業様もFindyをご利用いただいています。
直近では三菱重工業様がソフトウエアIoT、データエンジニア採用の目的でご利用になっています。あとはナショナルクライアントや外資系の企業様など、従業員数1000名を超える企業様もFindyを使用いただいています。

 >大手企業がスタートアップのダイレクトリクルーティングサービスDRを使用するイメージがあまりなかったのですが、どのように繋がりができるのでしょうか?
以前からFindyとしてDX関連のイベントを実施しており、そこから声をかけていただく事もあります。

▼参考記事
日経新聞、クオカード、広木大地氏が語る内製エンジニア組織づくり【DXイベントレポ】


6.ファインディさんから最後に一言お願いします

弊社は「テクノロジードリブンな事業成長を増やす」をビジョンにエンジニアの採用や組織の課題に日々向き合っています。
採用以外の領域でもエンジニアのサポートをさせていただきたく、先日、エンジニア組織支援クラウド「FindyTeams」をリリースしました。

GitHub連携で、エンジニア組織の生産性を診断し、エンジニア組織のパフォーマンスを向上し、生産性の向上や、プロダクト開発の品質向上の支援ができるサービスです。

ファインディでは採用から組織改善まで一貫したサポートが可能なので、エンジニア採用・エンジニア組織内製化に取り組まれている企業の方は、ぜひご相談ください。

インタビュアー

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・小原 聡一
株式会社ポテンシャライト 取締役
-Profile-
大学卒業後、株式会社ネオキャリアへ新卒入社。人材紹介事業部の営業として従事した後、セルビア共和国へ留学の後、世界24ヶ国に展開する国際物流企業にて海外・国内営業、コーポレート業務まで幅広く担当。 2017年4月に代表山根とポテンシャライトを創業。 現在は、HRインキュベート事業部の責任者およびコーポレート業務を全方位で責任を担う。2020年3月より取締役に就任、現在に至る。

インタビュアー 小原からの一言
ファインディさんはエンジニアに寄り添いサービスを作り込まれておりました。
また、採用設計から携わるなど、企業へのサポートも手厚く、CSの方々が採用の本質と向き合いながら、「テクノロジードリブンな事業成長を増やす」ために奮闘されていらっしゃいます。
エンジニア転職のスタートから入社後までの一連の流れを様々な角度からサポートされており、エンジニア採用をご検討の方は、一度Findyというサービスに触れてみると良いかもしれません。

扇谷さんとの出会いは、扇谷さんの前職時代に当時のクライアントの外部人事としてサービス利用をさせていただいたことがきっかけでした。
早いもので最初の出会いから3年近くが経ちます。Findyさんへのご転職の時にもお声がけいただき、弊社との設立時期が近しいこともあり当時は山田さんとも情報交換をさせて頂いていました。扇谷さんがまさか3名のスタートアップにジョインされるとは!と驚きとともに、優秀な方がスタートアップにご転職されるのは個人的に嬉しい出来事で、昨日のことのように覚えています。

ポテンシャライトでは求人媒体のノウハウの提供をはじめとする、採用の要件定義から入社後のオンボーディングまで、採用課題に対するサポートをさせていただいております。採用担当として、少しでもお困りの方はお気軽にご連絡ください!

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