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13枚のエネルギーと舞えっ!サーナイトボールルームへようこそ

割引あり

はじめまして。都内でポケモンカードに勤しんでいるTaoと申します。
今回はじめてnoteにてデッキ解説の執筆させて頂きます。
以前から書きたいとは思っていたものの、移り変わりの多いポケカの環境の中では、小生の遅筆が仇となっておりました。
しかし折角シーズンも一新され、幸いにもシーズン1から参加出来ることになったので、備忘録的な意味合いも込めて筆を取りました。
初めてのデッキ解説に関するものになりますので、読み苦しいところもあるとは思いますが、お付き合い頂けたら嬉しいです。

改めて、今回はポケモンカード2023シティリーグシーズン1の使用デッキに関してに書かせて頂きます。
2023年10月5日現在のデッキTireに関しては皆様、重々ご承知だと思っておりますので割愛させて頂きますが、誰がどう見ても群雄割拠といった感覚があるかと思います。
かくいう私もデッキの選択に関しては頭を悩ませておりました。
そんな悶々としている日々を過ごしている時に、名古屋の友人でありポケカプレイヤーであるぞうすい君からシティS1の連絡が来ました。
結果から先に述べますと予選4-1でオポ落ちでトナメには上がれず、最終順位は10位。

彼とは大型大会やシーズン中にはリモートで普段から練習をしている仲間であります。そして彼はSV発売以降より推しポケである為、サーナイトをひたすら握り続けておりました。なので、普段の練習からサーナイトデッキのパーツの変化や環境への立ち位置の考察は聞いておりました。そんな中で彼が辿り着いた60枚を見た時に、私の中でも納得感がありました。
私はこの時点では、デッキ選択をミュウVMAX(雪道ターボ型、フュージョン型、リザフュージョン型)かサーナイトex(バトルVIPパス採用型)まで絞っていました。(シティ当選時はロスギラが多い読みで、白ルギアかな〜からのあれ?幻影変化強くね?でも色々な方がデッキに関して情報流してるからな〜とかなっていました。)
S1がスタートして2日目で他の会場の上位デッキも確認しましたが、思いの外リザードンデッキがトップカットに残っておりミュウを持ち込むことに関しては後ろ向きになってしまった為、ほぼ私の中ではサーナイトex一択になりました。

バトルVIPパスに慣れるとバトルVIP無しは補助輪無し自転車

早速この60枚のリストで試運転と練習をスタートしました。サーナイトデッキを使ったことのある方ならご存知かと思いますが、序盤の盤面作りがかなり重要なデッキです。"最初が大事"というのは人生と一緒ですね。
バトルVIPパスがあれば(もしくはしっぽミュウで引ければ)1ターン目からそれなりの盤面を形成することが出来ます。もし形成できなかった場合は2ターン目にミラージュステップを踏めてればリファインの展開にも繋がる、まるで"補助輪付きの自転車"みたいなデッキだなと思っていました。

Un, deux, trois!Un, deux, trois!

しかし動きを安定させることを引き換えにリファインで余分なバトルVIPパスをトラッシュに落としていく動き、しっぽミュウがベンチを圧迫していることが昨今マナフィやジラーチに響いてくることは懸念点ではありました。
そして何よりミラー戦になった時の後攻から捲っていくのには一苦労する印象です。お互いが順当にゲームが進行していけば、ゴールに最も近いのは先行プレイヤーです。"サーナイトexが強い!"となっている今は5回戦もやれば必然とミラーは発生すると思っておりました。
そこでバトルVIPパスが採用されていないサーナイトexデッキを選択しました。
序盤にやることはラルトスを2枚用意して、次のターンにミラージュステップを踏んでいく。そして多面展開したリファインキルリアで戦ったいくという戦法。バトルVIPが無いことでリファインでは基本エネルギーをトラッシュに運んでいき、ハンドを常に強い状態を保つことが出来ます。
ということは理解していましたが、バトルVIPパス無しの構築は私にとってはかなり不安がありました。
「もしミラージュステップがサイドに落ちていたら?」
とか
「リファインが2枚サイドに落ちていたら?」
眠れない夜もありました。
不安な要素が起きる確率を計算してみると、このような感じです。
・ピン刺しのカードがサイドに落ちる可能性は10パーセント
・3枚採用のカードが2枚サイドに落ちる可能性は2.37パーセント
ちなみにガリガリ君の"あたり"を引く可能性が4%くらいらしいです。へぇ〜
これくらいの可能性なら許容していくか〜と楽観的になりました。
そして自分が思っていたよりも手に馴染み、この60枚を持ち込むことにしました。
練習している段階で多々良くんみたいな気持ちになりました。(本作を読んでいない方を置いてきぼりにしてしまっていることは理解しています。すいません)

デッキと自分のやりたいことが"一体"になっていく、この感覚!!!

サーナイトボールルームへようこそ!!!

デッキ名「サーナイトボールルームへようこそ」

先程も記述して重複いたしますが、本デッキの基本的な戦術は2ターン目にミラージュステップを踏むことで盤面をキルリアで埋めて、強い盤面を目指します。この盤面が形成出来れば、エネルギーをどんどんトラッシュに落としていきながら、自分の欲しいカードを山から引いていき、ゲームの流れをリードしていきます。自分と相手の要求札枚数合戦ではこちらに分があります。
逆に2ターン目にステップが踏めないと判断した際は気合いで1ターン目と2ターン目にラルトスとキルリアを並べます。勿論動きとしては弱いです。相手のデッキの回り方、ボードの形成され方によってはこの段階で勝敗がついている可能性もあります。

採用カードとその枚数に関して

■ラルトス(4枚採用:メモリーステップ1枚、テレポートブレイク3枚)
この配分はもうテンプレートですね。メモリーステップはたまーーーに何とかしてくれる1枚で好きなカードです。相手の技を1つ封じるということで相手がバグって猶予が出来ることがあります。
■キルリア(4枚採用:ミラージュステップ1枚、リファイン3枚)
このデッキの全てがミラージュステップにかかっています!!!!!
何としてもミラージュステップを宣言したい!!!!!
ステップを踏んで、ワンツーワンツー
サイドに落ちていると「わーグラジオ使いたい!!!」と毎回なります。
相手からのベンチ狙撃などを考慮しない場合はバトル場が、ミラージュステップキルリア、ベンチにラルトス2体とリファインキルリア3体が理想です。
ベンチを狙われるデッキに対してはマナフィorジラーチのスペースを1枠確保しておいて下さい。
■サーナイト(3枚採用:アルカナシャイン)
このデッキのメインウェポン。そしてゾンビの如く倒れては相手に向かっていく健気さ。ブレインウェーブを何回使ってサイドを取っていくのかをしっかりイメージしながら使いたいカードです。無傷の場合はサイコエンブレイスを使って6枚まで超エネルギーを付けることが出来ます。(その際の火力は24点)なので事前に1枚〜2枚超エネルギーを付けておくことで28点〜30点のポケモンを気絶に追い込むことが出来ます。
■サーナイトex(2枚採用)
このデッキの根幹を担う司令塔的な存在。そして時にはサブアタッカーまでこなします。現役時代のフランチェスコ・トッティみたいですね。私は敬意を称して"母なる大樹"と呼んでいます。
トラッシュから好きなようにエネルギーを付けれられるというのはポケカではとても強い能力です。ミラー戦では序盤で相手のエネルギーが落ちていないタイミングで自らバトル場に出てきて、相手にボスの指令を要求させる動きはとても強力です。基本的にはバトル場で戦闘に絡むことはありませんが、このサーナイトexの使いところが対戦を左右する1枚です。
■クレセリア(1枚採用)
優秀なベンチ狙撃手。ジラーチが出てくることが多いので、レイジングサーフ以前よりは獅子奮迅の活動はしませんが、サイドを進めていく、相手のプランを崩すアクセントになるカードです。逃げエネ1で自らエネルギーを手放すことが出来るのが、対抗馬としてガラルフリーザー(れいこくチャージ)とは圧倒的に違うところだと思います。とはいえ、クレセリアに対してはジラーチ、ガラルフリーザーに対してはマナフィと要求が変わってくるところはデッキ構築、環境で変わってくると思っています。どちらかの採用、両方の採用はプレイヤーの考え方によって分かれる枠かと。
■マナフィ(1枚採用)
主な仕事は序盤の月光手裏剣から守ってくれること。黒炎の支配者リリース直後はマフォクシーVの存在、今はミライドンデッキのサンダーexから守ってくれたりとサイドの進行を2枚進めせないカードとして有効です。
"マナフィ"の話をする時に私はいつも桃屋のmanaくんを思い出します。
この対戦が歴代のCLの中でも好きなので、観たことの無い方は観て下さい。(閑話休題)

■ジラーチ(1枚採用)
レイジングサーフで新しく収録されたベンチを守ってくれるカード。マナフィとは守り先が異なるカードで、今の環境ではミラー戦のクレセリアからとロストデッキのヤミラミをシャットダウンしてくれます。
■ハイパーボール(3枚採用)
エネルギーを捨てながら、好きなポケモンを手札に加えられる優秀な1枚。無駄な切り方をしていくとゲーム後半戦に欲しいポケモンにタッチが出来ない可能性もあるので、山と手札にどれくらいの総量があるのかをマネージメントしながら使いたいカードです。
※サーチできるポケモン→全てのポケモン
■ネストボール(1枚採用)
バトルVIPを採用していないことから序盤ではベンチに2体目のラルトスorベンチを守ってくれるマナフィとジラーチにタッチ出来ます。中盤から後半にかけても釣竿で戻したラルトスを山札から呼んできたり、ロストマインを撃たれる前のターンに山に入れておいたジラーチも呼べます。本デッキにおいては水晶とレベルボールを4枚づつ採用しているので、それらの5枚目としての認識でもあります。
※サーチできるポケモン→ラルトス、クレセリア、マナフィ、ジラーチ
■レベルボール(4枚採用)
このデッキはミラージュステップを宣言したい為に2ターン目には必ずとミラージュステップキルリアかこのレベルボールを持っておきたいです。
ミラージュステップ後は基本的に手札に温存しておいた方が中盤釣竿で戻したリファインキルリアにタッチ出来るので、使い回す回数とレベルボールの枚数を確認しながらプレイすると強い動きを常に維持出来ます。ミラージュステップがサイドに落ちていた時にはラルトスをサーチしてベンチに並べたり、リファインキルリアを探しにいきましょう。
※サーチできるポケモン→ラルトス、キルリア、マナフィ、ジラーチ
■霧の水晶(4枚採用)
山から超エネルギーを抜いてリファインのコストを作り出してくれる最強カード。実質山を3枚圧縮出来る動きは素敵です。水晶からエネルギーを持ってきて、手札のエネルギー2枚をハイパーボールのコストに出来る動きも強いです。レベルボール同様、釣竿からのラルトス復帰にも使用することが出来ます。
※サーチできるポケモン→ラルトス、クレセリア
■ふしぎなアメ(2枚採用)
基本的にはミラージュステップを宣言するので、ふしぎなアメの機会がVIPパス型よりも少なくて済むので、2枚採用になります。ミラージュステップに進化していないもう1枚のラルトスにアメを使ってサーナイトexに進化するのが理想になります。ちなみに好きなふしぎなアメはBW期のガブリアスデッキ30のものを使用しています。背景の緑がサーナイトカラーで好き。

Ryo UedaさんのCGが好き過ぎる芸人です

■すごいつりざお(3枚採用)
サーナイトをゾンビの如く、復活させては殴らせにいくので3枚あると安心感が凄いです。博士の研究で手札のポケモンを切ってしまっていても山に戻せるのは利点です。手札にあるリファインキルリアを博士の研究でトラッシュに送った後、引いた7枚につりざお、レベルボールorミラージュステップキルリアがあると脳汁が出ます。
■ともだちてちょう(1枚採用)
後半にボスの指令とナンジャモを戻すのがセオリーの動き。山を強く掘りたい盤面もあるので、博士の研究orヒガナの決意も候補に挙がります。山の中にスタジアムカードが無くなっており、相手が妨害してくるスタジアムを張ってくるデッキに対しては作業員がベターです。
■ボスの指令(2枚採用)
ポケモンカードにおける最強カード。
基本的には2枚サイドが取れるポケモンをバトル場に呼び出して気絶に追い込みます。
■博士の研究(2枚採用)
こちらもポケモンカードにおける最強カード。(他TCGを見回しても群を抜いて強いカード)
いち早くデッキを掘りたいので、1ゲーム中に1回はしっかり使いたいサポートです。思い切ってドンドン掘り進めましょう。
■ヒガナの決意(1枚採用)
手札に対戦で不要な札2枚orエネルギー2枚抱えている状態で相手が多面展開しているタイミングで使えると強いカードになります。水晶からエネルギーを引っ張ってきて、落としながらドロー出来ると理想です。
■さぎょういん(1枚採用)
相手の妨害してくるスタジアムに対して、1枚で解決してくれて、さらにドローもさせてくれるカード。
■月明かりの丘(2枚採用)
サーナイトデッキと相性がバッチリなスタジアム。無傷なアルカナシャインサーナイトに6枚までしかエンブレイスで付けれらないところを丘を使うと7枚まで付けれるようになるのは強いです。エネルギー1枚でもアルカナシャインサーナイトにつけておけば、30点(基本的なVSTARポケモン系)まで気絶させられます。
■崩れたスタジアム(1枚採用)
負け筋になりそうなサーナイトexをベンチから逃がせる緊急脱出カード。エネルギーをタプタプに貯めた戦闘では使用しないポケモンもトラッシュに行ってもらうことが出来るのは強いです。
■リバーサルエネルギー(2枚採用)
本デッキにおいては基本的はアルカナシャインサーナイトに付けて火力の底上げをしてくれます。サイドがリードしていない時には無色1エネルギーになるので、ちゃんとサイドが負けているかを指差し確認重要!!!
■基本超エネルギー(11枚採用)
個人的に一番使い勝手が良かったのが11枚だったので、これに慣れてしまいました。
基本エネルギーだけでアルカナシャインサーナイトに9枚付いている場合
→33点
基本エネルギーだけでアルカナシャインサーナイトに8枚付いている場合
→30点
上記を頭に入れておくだけで、基本的には体力の大きいポケモンを飛ばすことが出来ます。なので、それを目安にどこに何枚エネルギーがあるのか、何枚必要なのかをプランニングしています。
デッキに関しては以上になります。
何かデッキに関しては質問などがある場合は、私のX(Twitter)のDMまでご連絡頂ければ幸いです。ここまでダラダラと長い駄文を読んで頂いた方、ありがとうございます。

そして結果はどうだったのか?

盛大にバチボコに負けました!!!!!!!!
悲しいくらいに事故散らかしました!!!!!
リファインキルリア2枚落ちを立て続けに2試合連続発生して負け。
この時点で上位への道は絶たれて、負の勢いをそのままにやっとの思いで勝ち取ったジャンケン勝ち(先行)だったのに後攻1ターン目タネ切れ負けをかましました。
まともなミラージュステップの宣言1回しかしてないぞ?????
・3枚採用のカードが2枚サイドに落ちる可能性は2.37パーセント
→これ is NANI???42回に1回の可能性なのに???

シティリーグシーズン1、ポケモンカードしたかったです。(完)

最後に

このレシピを共有してくれて、回し方、練習に付き合ってくれたぞうすい君ありがとう!(そして私がこのデッキに関してnote執筆の許可もくれてありがとう)
そしてシティリーグで対戦してくれた方々、大会運営して頂けた全ての人に超絶感謝!
✄- – – – – – – – – – – – – – – – キ リ ト リ – – – – – – – – – – – – – – – ✄
そして、ここから先の有料部分に関しては投げ銭方式的な感じにしようと思っているので、私のオススメアイドルグループを5組ほど紹介しようと思います。「あぁ〜可愛いアイドル知りたい!!!」って思ってくれている方々と私に投げ銭して頂ける心の優しい方はもう少しお付き合い頂ければと思います。

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