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GIFT 2024.02.24

朝6時半起床。昨日買った「えび千両ちらし」を朝ごはんに食べる贅沢。卵焼きの下にこはだ、うなぎ、エビ、イカが敷き詰められていてめちゃくちゃ美味い。朝から日本酒を飲みたくなるが我慢する。

終わっていない仕事を片付けないといけないが、そんな気力が起きなくてやばい。結局昼まで無為な時間を過ごしてしまい、とりあえず外に出ることにする。西成まで歩いて「きらく」へ。

最近、不定休が増えているという噂を聞いていたので心配したが営業していた。瓶ビールに、ホルモン皿に、ホルモンうどん。ホルモンの味が染みた出汁が美味い。

それから京都に移動。夕方から石橋英子と濱口竜介の「GIFT」という作品の上映とライブパフォーマンスがあるので、早めに向かう。一応仕事の用意を持っていく。
岡崎公園に着いて、スタバに入ろうとしたら長蛇の列で諦める。日差しも暖かく、ベンチでぼーっとしながら何やってんだろという気持ちになる。

ナオさん、ガキさんと合流して「GIFT」を見る。ロームシアターの地下2階のひっそりとしたホールで上演。映画館でもない、ライブハウスでもない独特の緊張感がある。
「GIFT」は濱口竜介監督の「悪は存在しない」と素材を同じくする映画だが、サイレント映画でかつ編集も異なる作品だ。そこに石橋英子の即興演奏が重なって一つの作品になる。
濱口竜介監督作品らしく、人間関係の不穏な感じがあって、台詞は聞こえないがぐいぐいと引き込まれていく。ものすごい謎を残して作品は終わった。「悪は存在しない」を早く観たい。
終演後、濱口竜介監督と石橋英子さんの対談があって、「悪は存在しない」と「GIFT」は二卵性双生児で、「悪は〜」は人間、「GIFT」は宇宙人のようなもの。毎回どんなものが出てくるのか得体が知れないので、濱口監督自身も楽しみなのだそうだ。
さらに、「GIFT」は贈り物、意外に「毒」という意味があるらしく、それを聞いてゾクっとした。石橋英子曰く「濱口竜介監督の意地悪さ」みたいなのを垣間見た。

帰りはナオさん、ガキさんと京阪のプレミアムカーに乗ってそこで飲む。500円でゆったりできてよい。解散後、ファミレスで仕事をしようかと思ったが足が向かず、意味もなくココイチでカレーを買って帰り、それをやけくそで食べてから意識がぼんやりしながら仕事をする。

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