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離れられない 一生ここで暮らすんかと思ったり 大阪 2023.12.09

朝7時起床。休日。朝、洗濯物を回してから歯医者に向かう。治療をしてもって家に帰って洗濯物を干す。ちょうどお昼前だったので昼食を食べに外へ。家を出る際にゴミ捨てもする。一筆書きみたいに家事がスムーズに進んだ。

天王寺に出て何を食べようかと考える。ココイチかなあとふらふらと歩いていたら、いつの間にかキューズモールまで来ていた。体が自然と動いて赤垣屋の暖簾をくぐってしまう。今日はクジラがおすすめらしい。少し高いが、この値段で食べられるクジラではないらしい。どうやら年末感謝祭の限定商品らしい。

来週は貝、再来週はなんとウニ!

クジラ、たしかに変な癖もなく非常に食べやすくて良い。鯨ベーコンも積極的に食べたことはなかったが食べてみると美味い。ついつい調子に乗って日本酒まで飲んでしまう。結局昼からほろ酔い状態に。

それからスターバックスに行って、仕事のために必要な勉強をする。進まないことはないのだがやはり酒で眠くなってくる。店も混雑したタイミングで退店して家に帰って続きをする。なんとかギリギリのところまでは進められる。
18時前に再び外出。四天王寺の貸しスペースで岸政彦さんの弾き語りライブがある。ドリンクは購入できるようだが、フードは持ち込み歓迎……とのことで色々迷って王将食べたいなと思って唐揚げと春巻きを買っていく。さすがに餃子は匂いの面からやめておいた。

ライブ会場まで歩く。どうやら会場は地下みたいだ。階段を降りて……やばい、会場がめっちゃスタイリッシュな感じだ……しかも落ち着いた雰囲気で絶対に王将食ったら浮く場所やん……。それに地下だと匂いが籠るのでは……。
やばいやばいと思っていると岸先生から「まいど〜」と声をかけて頂いて「何買うてきたん?」と尋ねられたので「王将です」と答えるとめっちゃウケた。関西人なのでウケるとすぐ調子に乗る。これでええやん、という気持ちになる。

チケット代とドリンク代を払って、酒をセルフの冷蔵庫から取って席に着く。すると少し離れた席ではコンビニで買ったものを広げている方たちがいたり、近鉄百貨店で惣菜を買っている方、スナック菓子を持ってきている方もいて、「これは意外と浮かないかも」と思ったが、王将の唐揚げがめちゃくちゃ良い匂いを振り撒くのでめっちゃ目立ってました……。
恥ずかしくなってつい隣の人とかに「食べますか?」と聞いて回ったが、いや、王将とはいえ知らん人からの唐揚げはちょっと嫌やろ……と思って落ち込む。もう酒を飲むしかない。

会場には田澤さんも来られていたのでご一緒させてもらう。そしてライブが始まる頃には近くの席の人たちとは軽く打ち解けて、親戚の集まりのような違うような不思議な集まりになる。

弾き語りライブが始まると、平野さんのピアノの弦牧さんのドラムに合わせて岸先生がしっとりと歌謡曲を歌い上げる。赤いスイートピー、SWEET MEMORIES、つぐない……めちゃくちゃ良いなあ。やっぱり唐揚げちゃうかったなあ(まだ言う)。

曲と曲の合間のトークもいつも通りの面白さ。お金の話(このギターなんぼやと思う?15000円)に、弦牧さんとのエピソードや、平野さんとの大学時代のエピソードが聞けるのはライブならではだなと思う。学生時代の話をしていると平野さんが「そんなこともあったなあ」「それ覚えてるわ」と相槌を打っているのが、長年の付き合いを思わせて良いなと思う。中でも、みんなの所持金が合計170円しかなくて、食パンとベビースターを買って挟んでみんなで食べた話が妙に印象的だった。

そして『大阪の生活史』が刊行されてから聴く、「大阪の女」と「大阪へ出て来てから」はやはり感慨深い。離れられない大阪を。わいも一生ここで暮すんかと思ったり。歌詞がしみじみ良い。

最後は岸先生の十八番(だと勝手に思ってる)「逢いたくて逢いたくて」で終わる。良い時間だったなー。

『にがにが日記』を忘れてしまったので、『大阪の生活史』のポストカードにサインを頂く。「もうサインはええやろー」と冗談混じりに言われるが、書いて頂けた。
会場には松本はるかさんも来られていたので挨拶をする。「日記読んでます」と言われるとやっぱり嬉しい。

家まで歩いて帰って、少し飲み直してから、残った作業を終わらせてから寝る。


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