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ちょっと踊ったりすぐにかけだす 2023.03.11

朝7時起床。午前中は少しだけ仕事を進める。大量の持ち帰りがあるがこれは明日に回す。悪い癖としての後回しではなく、ちゃんと息をするための後回し。日曜日を使えばきっとなんとかなる。

昼はなんとなく西成まで歩いて「きらく」でホルモン中華そばを食べる。やんちゃそうなお兄さんたちが溜まっているなかで中華麺をすする。

歩いていると汗ばんでくる。帰りに銭湯でも寄ろうかと思ったが、風呂上がりにまた汗をかきたくないのでやめる。一度家に帰りシャワーを浴び、ベランダの窓を開け放って風を浴びる。

しばらくしてまた家を出る。千鳥橋を目指す。シカクで古賀及子さんの書籍刊行のイベントがあるがそのまえに一杯飲んでおこうと思う。西九条からしばらく歩いて「小林商店」へ。

小林商店は角打ちだが最近息子さんが仲間と料理に気合を入れ始めてからさらに面白くなったとスズキナオさんから聞いていたが、たしかにメニューがすごい。ビストロみたいだ。ショーケースの中にも大きな海老や新鮮そうな野菜が並んでいる。目移りするがとりあえずオススメのかますのオイルサーディンと、スペアリブの香草炭火焼きを注文する。

かますのオイルサーディンはニンニクが効いていて美味い。そしてスペアリブはじっくり炭火と香草の香りが広がってめちゃくちゃ手が込んでいる。これが角打ちで食べられるとは……。

飲んだあとはシカクまでまた歩く。少し時間があるので近くの公園で酔い覚ましをしながら古賀さんの本をパラパラ読んでからシカクへ。

店の前でヤマコさんと合流。時間になったので中に入り、僕たちは後方の席に座る。久しぶりに清水さんとも会うことができた。お元気になられて本当によかった…。

時間になりトークショーが始まる。古賀さんとスズキナオさんが登場。「みんな〜!」と古賀さんは最初からめちゃくちゃ盛り上げてくれる。
今回のトークイベントは、古賀さんのことをみんなで褒めて褒めて褒めるという趣旨だ。質問箱に寄せられた褒めコメントをたけしげさんが紹介しそれに古賀さんが応答、ナオさんがコメントするという形式。めちゃくちゃポジティブで最高。
笑いの絶えない会だったが、古賀さんの日記に対するこだわりの一端を垣間見る。
古賀さんの日記は言葉遣いに特徴がある。おっそこでその言葉を使うんだというのをフックにすいすい古賀ワールドに引き込まれていく。これを古賀さんは類語辞典であえて自分が普段使わない言葉を散りばめることで作り上げているようだ。
さらには「エモーショナルではなくもっとテクニカルに書きたい」という思いを持っており、特に日記の末尾の表現にはこだわっているという。僕はとてもエモーショナルに書いているイメージだったので、あの日記にはこんな秘密が……と毎日日記を書いている身としては発見の数々。
その後も回は、みんなが好きなフレーズを紹介し合ったり(まるで聖書朗読のよう)、とても楽しく時間が過ぎていく。

終了後はサイン会。古賀さんは名前を聞くと「○○にも来てくださいましたよね?」「あのイベント以来ですね!」と一度会った人のことは覚えているようで記憶力がすごい。僕が文学フリマでサインを頂いたことも(確かあまり話してないのに)覚えていて驚く。

本の一節から「1位餃子、2位エビチリ、3位坦々麺かなぁ」を書いてもらう。お願いしてから餃子、坦々麺の漢字が複雑なのですみません!という気持ちになる。

たけしげさんに台湾土産をもらう。麻辣味の干し豆腐……?酒に合うといいな。

イベント終了後、打ち上げに混ぜてもらえることに。古賀さん、ナオさん、たけしげさん、素粒社の北野さん、ヤマコさん、清水さん、僕で白熊酒場へ。

このご時世、貴重な目玉焼き

ここでも話が盛り上がって終電近くまで飲む。
古賀さんと日記の話をする瞬間があって、僕はタイトルから考えないと日記が書き進められないと打ち明けると、古賀さんは「私は最後に考えますー!びっくり!」とお互いのスタイルの違いが面白い。最高の時間だったな。

西九条駅で解散して僕は天王寺まで電車に乗って帰る。二日酔いを予防するためにコンビニでお茶を買ってグビグビ飲んだから家に帰って眠る。


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