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八戸の伝統おやつ「こびりっこ」

昨日は3時から出版社の編集チームと、夜までずーっと企画の話をしていた。若手編集者の方々の視点や出版業界のトレンドなど伺うことができてとっても勉強になった。

3時で思い出したおやつの話。
おやつと言ってもチョコやケーキ、スナック菓子ではなくて、南部煎餅という八戸の郷土食のこと。1400年ごろ!?(諸説あり)青森県八戸地域で発祥したとされる南部煎餅は、そばや大麦を主原料として平たく焼いて食べていた南部藩の家庭料理。水分が少なく保存がきくため野戦食だったという説もある。

以前、陸奥八仙で有名な日本酒の蔵元、八戸酒造さんの酒米の田植えに参加した時に、農作業の合間でいただいたのが「こびりっこ」という赤飯を南武煎餅でサンドしたおやつみたいなもの。昔の農家さんは忙しい農作業の合間に食べていたそうです。朝作っておくと食べる頃には赤飯の水分を煎餅が吸ってしんなりした赤飯のお煎餅サンドになっている。農作業でクタクタだったこともあいまって、赤飯の塩っけともちもち感が煎餅とめちゃくちゃマッチしてて美味しかった。

こびりっこ

今では八戸の名産品になっている南部煎餅は、市内各所で販売している。食べ方も色々でそのまま食べたり、ピザにしたり、味噌汁や鍋料理に入れたりして様々なアレンジ料理が楽しめる。ある居酒屋では日本酒のグラスを置く受け皿代わりに南部煎餅を敷いて提供していた。飲み終わったら食べれちゃうので洗う手間も省けちゃうから、ナイスアイデア。

ちなみに八戸にはモーニング文化もあって、早朝5時から焼きたて南部煎餅とコーヒーでモーニングしてたのには驚きました。

いただいてきました!
以前川瀬良子さんと取材に行った時の写真

おやつひとつとっても、各地にいろんな食文化があって面白いですね。

それでは、今日も素敵なおやつ日和になりますよう!

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