事業会社で評価されるデザイナーになるには
金曜の夜になぜこのテーマを書きたくなったのかはよくわからいけど、仕事終わりの上がったテンションで書ききります。
自分は事業会社のデザイナーとして副業も合わせて計4社ほど経験しており、数えると7年ほど経過しています。
若い頃、査定のタイミングで「なぜ評価されないんだ」とか「なぜか評価されて思ったより給料上がった」みたいなことがあり、常々査定や評価に対して疑問に思っていました。
この記事は上記のような悩みにぶつかっている人に読んでもらえたらと思います。評価なんか関係ねー!いいもの作ってればそれで良い!と言う人はそっとスキップしていただけたらと思います。
そもそも会社の評価のシステムとは
基本的に会社の評価システムはおそらくどこも似通っていると思っていて、会社 or 事業の存続・発展にどれだけ貢献したかという点でしか評価されないと思っています。
数字を出しているのに評価されないという人はまずはその数字が事業や会社の利益構造上どこにインパクトを与えているのかを気にしてみると良いです。
また、会社の査定や評価というのは絶対評価ではなく、相対評価でなされるます。あなたがどれだけ貢献してもそれよりも多く貢献している人がいればその人の方が評価されます。
ここのポイントを認識していないと会社からの評価と自己評価にギャップが生まれてしまいます。
事業の存続・発展にどれだけ貢献したかにも度合いがある
そりゃ単純に考えれば売上・利益に貢献したら評価されるのは当たり前じゃん!と思いますが、その中でも下記のような評価ランクがあると思っています。
- 結果が出せなかったけど、頑張った
- 結果が出せた
- 結果が出せたし、再現性がある
それぞれの項目について詳しく書いていきたいと思います。
結果が出せなかったけど、頑張った
これはほぼ評価されないのは共通認識ですね。どれだけ頑張りました!と言っても結果が出せていないのであれば評価はされません。(逆にそれでも評価されてるのであれば幸せです)
この段階の場合は、まずは結果を出すことを意識しましょう。
結果が出せた
結果が出せたことは会社や事業にとって良いことで、それは評価に値します。おそらくどこの会社も結果を出している人を評価してくれるのではないのでしょうか。(あくまで出した結果が会社や事業の存続・発展に貢献している前提です。)
結果の度合いにもよりますが、それよりも上位ランクが実はあります。(このポイントは自分はある程度働いてからでないと気付けませんでした。。。)
結果が出せたし、再現性がある
結果が出せてることは2点目と変わらないのですが、そこに再現性があるかどうかというのがものすごく重要です。体感ですが、こちらの方がただ結果を出すよりも価値があると判断される機会が多いように感じます。
再現性とは、仕組みや型化と表現されることが多いです。結果が出る方法を抽象化し他の人でも再現できるように仕組み化できてるかどうかということです。
なぜこの項目が評価されるのかというと、いくらお金をつぎ込んだらリターンがいくらあるかというのが試算しやすいからだと考えています。(つまり投資対象として優れている)
よくわからんけど結果出せました!みたいなラッキーパンチより、ある程度リターンが見込める方に投資をするというのは自分がお金を出す立場であればごく自然かなと思います。
ちなみに、この再現性がある方法が多ければ多いほど、属人性が少なく、スケールしやすく、組織として強いと言われる状態にあると言えます。
デザイナーとして評価されるには?
では本題のデザイナーとしてどうやったら良いの?ということですが、上記で書いたように「会社・事業に貢献する結果を出し、それが再現性のある形で実行されている」につきます。
会社・事業に貢献する結果を出す
それぞれをさらに具体的していきます。会社・事業に貢献する結果を出すに関しては、まずどの数値が貢献するのかというのを把握していないといけません。当たり前ですがどれだけ改善率300%とかでもそれが会社や事業への貢献度が低ければ評価はされません。まずはここの数値を把握することが大事です。(評価とは別文脈で自社や自事業の構造を理解するのは大切です。)
会社によってデザイナーが関わる範囲があると思いますが、自分の業務がどの数字にインパクトするのかという視点は事業会社で働く上で非常に重要です。
把握する方法として、どの会社も売上や利益というのを重要視する傾向にあるので、それらをツリー構造でブレイクダウンして理解してみるとすっと頭に入ってくると思います。(KPIツリーとか)
再現性のある形で実行されている
つぎはこちらですが、他者に同じような結果が出せる方法かどうかと考えてもらえればわかりやすいと思います。
そのためには、結果が出た自分がやってきた具体的な作業を抽象化して、ある程度汎用度を増してあげる必要があります。(そうでなければ再現できるケースが限定的すぎて、そもそも再現できないからです)
上記の点が満たされていれば評価される + 自分のキャリア形成にも役立つでしょう。(同じような構造の業界であれば、同じような結果が出せるため)
もし現在評価について悩んでいるのであれば、
- 会社・事業に貢献する結果が出ているのか
- その結果を出した方法に再現性はあるのか
ということを問いかけてみてください。
書いてて気付いたのですが、これはデザイナーとか関係ないほど抽象的な内容でしたね。氷結レモンサワー飲みながらなのですいません。
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