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初めて×お祭り

8/17(土)
天気:晴れのち曇りのち雨

台風一過、ギリギリ天気が保った昨日。

僕らまちかどハングリー、初の営業仕事!

友人のお父さんの紹介で、地元の小さなお祭りに出させてもらった。

トラックの荷台が舞台!便利!


小さかろうとなんだろうと最高で立派な舞台。

20分間、胸を張って喋らせてもらった!


結論から言うと、お祭りでのネタはむずい!!

想定外のこともあって、ネタは正直、納得のいく出来ではなかったわ。

まず想定外①、必要以上に喋りたくなっちゃう。

外だとやたら開放感があるし、持ち時間が20分間とかなり長い。

そうすると、心によくない余裕が生まれてしまい

わざわざ言わなくても良い、元々決めてた内容やネタの本筋から脱線したことがどんどん思い浮かんで、口を突いて出てしまう。

その結果どうなるかというと、本筋の方に余裕がなくなるのだ。

何とも本末転倒な話だ!

んで想定外②、子ども。

ライブ会場でネタをやり続けている影響だろうか、僕は知らず知らずのうちにお客さんが黙って聞いてくれる環境を前提としてしまっていた。

でも今回お祭りの舞台に上がってみて、それが当たり前じゃないことを気付かされた。

子どもは黙ってネタを聞かない!!

あ、別にこれは子どもを悪く言ってるわけじゃないよ、本当に。

僕が勝手に子どもを見誤ってただけ。

今は、そりゃそうじゃん、と思う。

子どもたちは、もの珍しい人達を見たらそりゃ喋ってみたいに決まってるじゃんな。

僕らが登場して挨拶してる途中に、わらわらと舞台前に集まってくる子どもたち。

結局彼らは20分間ずーーーっと僕らの目の前にいて

僕らに話しかけたり、ちょっかいかけたりしてきた!

ふつうにめっちゃかわいかったわ!おい!

まあその結果、子どもたちと戯れすぎてネタが疎かになってしまったのだが。



でも、でもな

今思うとそもそもが間違っていたのかもしれない。

芸人は常にウケる・ウケないばかりを基準に生きてるから

ネタがウケたか・ウケなかったか、ということに囚われすぎてしまう節がある。

たしかに、舞台においてネタがウケたかどうかは、芸人の本質に通ずる重要な指標だけど

そもそも目の前の人を楽しませたり、雰囲気を盛り上げたりするのも大切なことで

中にはそっちが優先される舞台もある。

今回のお祭りはまさにその最たる例。

お祭りをいかに盛り上げられるか、どれだけ楽しませられるか。

そういう意味で言えば、今回ネタはイマイチ(ウケたかどうかはもはや分からん)だったけど、贔屓目無しでも盛り上げることはできたんじゃないかな。

少なくとも、楽しんでる子どもたちはたくさんいたわけだしね(なんか握手してくれたし)。

んでそれはつまり、結果としては良かったんだと思う。


舞台を降りてすぐ、自治会長さんに声をかけられた。


「まちかどハングリーさん、とても良かったです!子どもたちがあれだけ集まって楽しんでた、それが答えだと思いますよ。」


もちろん自治会長さんは、失礼に聞こえるのを承知で言うが、お笑いに関しては素人だ。

でもその言葉は、僕の心に強く響いてきた。

人を楽しませることー

そういや僕は、そんな人間になりたいんだったわ。

我ながら、つくづくエンターテイナーだと思った。


ただ、相方の現地は帰り際にめちゃくちゃ苦々しい顔をしていた。

「ネタを上手くできなかった。思い通りの感じに、大人に聞かせられなかった....。」

ああ、こいつはつくづく芸人なんだ、と思った。



まあ何はともあれ、僕らは初めての営業を無事やり遂げた。

初めてだもの、上手くいかない部分が多いのは当たり前。

そんな中で、できる限り場を盛り上げて楽しませて、んで自分たちも楽しめたんだから

上出来と言って差し支えないでしょう!!

今日だけは自分に「お疲れ様!」と言ってやろうと思った。

そしてお祭りに携わっている方々、見に来てくれた友人たちに心から感謝したい。

みなさん、ありがとうございます!!


今後ともよろしくどうぞ〜。

フランクフルト美味しかった〜

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