誰しもみんな個性的

ザイアンス効果とは、心理学の法則の一つで、別名「単純接触効果」と呼ばれるもの。. 効果の概要は、初めのうちは興味関心がなくても、何度か触れる (接触する)うちに強い印象を受け、好感を抱くようになる--というものです。

 ザイアンスなのかザイオンスなのかはいったん置いといて、僕はこの言葉をtiktokで知った。好きな人と長い時間を過ごせば両思いになれる!みたいな彼女募集中の男子ならだれもが食いつく投稿で。
 これは聞くと単純な考えだけど、自分の経験からもかなり納得できる考えだと思う。中高でずっと一緒に過ごしていたのは同じ部活の友達だったり。最初は最悪って思ってたクラスも年度末には大好きになったり。あげだしたらきりがないくらい。



この法則の仕組みを考えてみた。

 僕は地元の友達と仲が良い。中学の同級生たちと大学生になった今でもよく夜のコンビニに集まったり、ドライブをしている。そのときいつものコンビニで”やっぱ地元しか勝たんトーク”の中で友達がこんなことを言っていた。
「地元のみんなってほかの人らより個性的で変わってるよな。」
地元のみんなは大学の友達とは違って個性的。だから一緒にいて楽しいよな。みたいな意味合いだったと思う。この言葉を聞いた時僕は違和感を感じた。
 もちろん僕も地元の個性的なみんなが大好きだ。あるネット記事の、かに道楽のカニは人力で動かされているとフェイクニュースを本気で信じている人がいた僕の地元が。
 でも僕らだけが個性的で変わっているのか、と言われたらそんなことはないと思う。大学のよっ友もバイトの同僚もみんな変わっているし個性的だと僕は思う。ただ知らないだけだ。その人のいろんな一面をただ知らないだけだと僕は思う。逆に幼い時からずっと過ごしてきたジモティーや高校三年間ともに部活に励んだ友達は一緒に過ごした時間が長い分、いろんな一面を知ってるだけだと思う。だから僕たちの目には個性的でギャップがあって、とんでもエピソードを持つ魅力的な人に見えるのだと思う。
これこそがザイオンス効果がおきる秘密だと僕は思う。

女の子は顔で選ぶな!

 つまり僕が言いたいのはこういうこと。ザイオンス効果からこの考えにリンクしたときの興奮は部活で疲れて家に帰って夜ご飯がカレーだった時くらいと同じくらい。男はサルだ。大半の男子大学生は女の子を顔とおっぱいだけで判断している。
 この考えは僕の経験則にも基づいている。僕のカフェでバイトしているのだが、大学生バイトの8割が女の子である。ドーナツが好きという理由を盾に、本心はそれ目的でそこのバイトに入ったのだが、正直なところタイプの子があまりいなかった。入りたての頃の僕は周りの友達に「意外にかわいい娘おらへん」っと生意気なことをぬかしていた。今はそんな過去の僕のすね毛を一本ずつ引きちぎってやりたい。
 働き始めて一年がたった今ぼくのバイトの同僚はかわいい子だらけになった。これはもちろんバイトのメンバーが総入れ替えしたって意味じゃない。一緒に過ごす中で気づいたらみんなかわいいなと思うようになっていた。

っていう話を友達にしたら「そんなん当たり前や」と一蹴されました。

最後までお読みいただきありがとうございました。




 




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