モチベーションが下がる3つの原因【対処法をアドラー心理学で考える】
本記事では、モチベーションが下がる理由をアドラー心理学で提唱される理由に沿って解説していきます。
本記事を読むとモチベーションが下がる3つの原因と、その対処法について理解することができます。
はじめに結論ですが「嫌われる勇気」で有名なアドラー心理学を使った研修やカウンセリングで定評のある岩井俊憲さんによるとモチベーションの下がる原因は以下の3つに分類されます。
原因①:目標がみえない
自分の目指すべき目標がみえないときには、やる気の出しようがありません。人は具体的な目標があるときにモチベーションを見出します。
あなたならどちらがいいですか?
ゴールのみえない「とりあえず」よりも10周という明確なゴールがあった方がやる気がでませんか?
どっちもつらいんですが、ゴールがあった方がやる気が出ますよね。
もうひとつ、仕事に寄せた例です。
こんな感じで言い方にひと一工夫してあげることでモチベーションを上げることができます。
言われたことをただやってもらうよりも、「1時間で頑張ろう」と思ってもらうことが重要です。
原因②:目標が高すぎる
「目標が大事なのはわかったけど、無茶ぶりされてやる気出ないよ」
上記のように思う人もいるかもしれません。
「無茶ぶりではやる気が出ない」というのはその通りなので、目標が高すぎるのはNGです。
上記のように非現実的な目標だと逆にモチベーションが下がってしまいます。
目標を伝える上で重要なのは「ちょっとだけ無理目」というのがポイントです。
50m7秒で走る人の次の目標が6秒だと「目標が高すぎて」みえてきません。
山が高すぎると難しいと感じてしまいモチベーションは落ちてしまうので、その人の力にあった「ちょっとだけ無理目」の設定が重要です。
今のその人の力が100%だとしたときに、いきなり120%を目指さないこと。まずは101%、102%を目指すように設定しましょう。
原因③:自己評価が極端に低い
自己評価が極端に低いとは、言い換えると「自信がない」ということです。
こういうネガティブなことを言って「やらない理由」を作ってしまう人って結構多いですよね。
その人の性格によるものであることも多いですが、こういった人には「小さな成功」の積み重ねが重要です。
上記のように考える人は「目標がみえない」または「目標が高すぎる」ような無茶ぶりを多くしてこられた経験者に多いです。
その人ができる範囲の目標設定や「ちょっと無理目」の適切な目標設定をすることで「小さな成功」の体験を積み重ねてあげることを意識しましょう。
そして、その際には必ず評価をセットで考えることが重要です。
といったように目標を達成したこと対する「良かった評価」と「改善評価」をしてあげることです。
本人では気づけないことを客観的に「良かった・悪かった」と評価してあげることで「小さな成功」と「次への目標」を見出すことができ、それが自信になり、次のモチベーションへつながります。
まとめ
本記事では、モチベーションが下がる3つの原因を解説してきました。
アドラー心理学の切り口は、仕事や私生活のイメージをしやすいので、せひ参考にしてみてください。
それでは、本記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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