【8日目~】生成AIと漫画制作 -原稿編-
7/17〆の創作大賞(オールカテゴリ)に向けて創作漫画づくりを生成AIと行う取り組み8日目以降のまとめです。途中から記事書く余裕がなくなってたので、この記事だけ〆日超えてしまってます(すいません…)。
前回、ミニネームに画像はめるところまではこちら
7/6~7/17〆の12日間、実作業としてはこの半分位の期間で線画⇒塗り⇒提出となります。この記事では、①キャラクター(色塗り)、②背景の画像生成について触れていきます。
①キャラクター(色塗り)
(1) 通常と同じように原稿にキャラを描く
(2) 各キャラ画像を抽出
(3) ControlNetのscribbleを用いて生成
例えば、
(a)そのまま使用
(b)加工して使用
in側の線は残して他のコマもあわせると以下のようになります。
ControlNetの説明は検索すれば色々でてくるので省きますが、ちょっと使ってみた感じ、cannyよりはscribbleの方が線画にあわせた絵がでてくるので(たぶん)色塗り用としては使いやすかった印象です。
なお、プロンプトは下記のようにあらかじめこんな感じかなで簡単にキャラ指定して入力しています。
実際は生成している様子追ってましたが、一応ファイル用意しておけば一回の実行でgoogle driveにどんどん出力されるようにはしました。このへん制限がないのがUIとかサイト使わずに自分で動かす良さですよね
<所感>
・絵柄あわせにいくのがかなり工数かかるので使うべきかは微妙なところ
・一方で、初めから途中まで塗ってあるスタートの方がやる気がでる?(〆切近くて満身創痍だったのが一番ですが)
・絶対自分で描かない画風、かつ、ひたすらに上手いので勉強になる
②背景の画像生成
ミニネームで出力してたものとは別の方法で画像を生成していきます。
(a)プロンプトから生成
生成方法はこちらの”キャラ設定”を参照:
(a-1)Stable Diffusion 2.1でtext to image
一部拡大
(a-2)Cool Japan Diffusionのimage to imageで成形
※Cool Japan Diffusionは利用規約注意(この記事作成時点では商用利用不可)
プロンプトは(a-1)で入力したものをもう一度いれています。
一部拡大
<参考>前回Argil AIで生成していた画像を入力とした場合:
※プロンプトは特に指定せずor画質だけ設定?(うろ覚え)
(b)二枚の絵をあわせて中間的な画像を作成
※(a-2)の工程のみ使用
これを原稿にはめこんだのが
<所感>
・現状緻密すぎるのが少し仇になってるので、その細かさがもう少しいじれると良さそう
・前にBlocadeLabsで生成した360度のパノラマ画像の方が使い勝手が◎。アングル変えられる上にシーンが色々入っている点が良し
・今回はテキスト単体からだったものの、背景もscribbleから生成⇒image to imageで調整する感じの方が使い勝手は良さそう
8日目以降としてはここまでとなります。日課のクロッキーは後半戦できず…結局最終日に生成した画像を入れて、諸々トーン化とか調整して計12時間作業してたのでかなりえいやで終わらせてました(まだ満身創痍)。
反省として、絵の方に時間かけてしまって、ネタは良くてもストーリー描写が色々おざなりになってしまったことですね…やっぱりネーム推敲が大事で、そこはまだまだ我々作り手がやらなきゃなというのを実感した次第です。
色々記事が前後してますが、全体的なまとめはこちらに記載したいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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