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「0から1を生み出す」という言葉が死ぬほど嫌い。

ゲイドルのぽたろうです。
リモートワークの生産性の低さに毎日イライラしています。

さて、表題の件なのですが、「0から1を生み出す」という言葉が死ぬほど嫌いです。聞くたびに嫌悪感をおぼえ、ひどい時は吐き気までします。
こういう言説を簡単に言っちゃう人は、案外字面通りにこの言葉を信じてないのではないかと思いながら、なぜ嫌いなのか少し考えてみました。

1.先人への敬意がないから

0から1。キーワードだけが一人歩きしてしまったりクローズアップされてしまうと、そこには先人の知恵や先行研究に対する感謝が入り込む余地がないかのように思ってしまう。
丁寧に補足している人も実際にいるのかもしれないが、埋もれてしまう傾向にあるので原典(オリジナル)の情報源に当たりましょう。

2.若者を搾取しているようにみえてしまうから

鼓舞しているだけならいいんです。胡散臭いビジネスなんかとセットで若い労働力を安価に搾取しているイメージが付き纏うのはなぜだろう。
見せかけだけの嘘だったり、若者を金集めのカモにだけにはしないでほしい。もしかすると私の壮大な思い込みかもしれませんが。

大体において、0から1になんていうのは幻想で、これまでの歴史とか文化があってそれの組み合わせにすぎないわけです。それをさも自分の発明かのように言うのは、偽装行為に近いのではないでしょうか。

【結論】先人の知恵に触れて、素晴らしいところは真似ましょう。

先人の経験は、自分一人では到底たどり着けないシミュレーションの結果なのであって、有効に活用しない手はありません。
音楽やスポーツをやっている人ならわかるかもしれませんが、誰にでも手癖はあります。いくら正確に真似ようとしたところで、意図せず勝手にオリジナリティがこぼれ出てしまうのです。

たしかに夢というのは抽象的なことが多いので、夢ばかり語っていてもなにも起こりません。0から1というのも抽象的です。

コイキングのほうがはねているだけましです。
なにも起きないけど、生きるために必死こいてはねている。

夢を分解して、日常のタスクに落としこんでみる。
具体的に漏れがないように。
そうすれば少しずつ道がひらけてくる。

若い男の子が大好きで応援しているので、
若者を甘い言葉で誑かしているんじゃねーよ
と強く思った次第です。

【余談】オリジナル人材としての掛け算

0から1と少し外れますが自己啓発系の本とかで良く見かけるのは、人材を掛け算で示して、オリジナル人材になれと説くものです。

(例)IT×英語を武器にグローバル社会で活躍する人材
ITが得意な人:日本人の20%(1/5)
英語が得意な人:日本人の25%(1/4)
1/5×1/4 = 1/20 ということで日本の5%(100人中5人)の希少人材になる

これは間違ってないと思います。
難しいのはITとか英語だとまだまだ広いので、もう少し狭め方がいいけど、ニッチになりすぎたときに強みとでるか否かというところでしょうか。
あとは掛け合わせたときに、本当に相乗効果のある組み合わせなのかというのも需給との兼ね合いで、レトリック的側面もあると個人的には思います。

兎にも角にも、ひとつのことにあまり囚われずに、毎日をエンジョイしていきましょう。

断捨離を推し進めた結果、男の子が寄ってこなくなりました。