すっかり秋の空気
昨日は子供の習い事の日、フラダンス
いつもは習い事をしている間は食品を買いに出掛けているけれど、「難しい」と子供が主張する振り付けを見ていたくて窓越しに観覧していた。
子供の態度に異変があって、まず始まる前に抱きついてきた。いつもはそんなことないのに。「ダンスの振りをよく覚えて、あとで私に教えてちょうだい」と目を見つめて話す。手を離そうとするがますます抱きついてくる。
「始めるよ」先生の声。私は「窓の外から見てるからね」と観覧席に座る
「やだ」「やだ」と涙を流して窓越しに私を見つめる子供。うーん困った。隣に座っているママさんは自分の子供が目隠しされて邪魔だろう、我が子が自分の意思で踊らないのは自由だけどこれは迷惑だ。
仕方なく教室内に入って、観覧席とは離れた壁際に移動させて「ここに座って先生のダンスをよく見てて」なぜ嫌なのか?どうして泣いているのか?この場では聞かない。気持ちを落ち着かせるために少し距離を置く。
秋だからか?と思う。夏休みが終わって園が始まって生活サイクルが変化したからか?もしかしていつもは観覧してない親が、窓越しに見てるから甘えているのだろうか?
20分経つと、だいぶ落ち着いてきて自分で涙を拭って水を飲んで先生の動きを真似したりしていた。
「席を外すね」もしかして、みていない方がいいのかも?と思い子供に告げてから観覧席から撤退した。手を振ってくれた。
そして15分後、戻ってみると、なんと先生と一緒に踊っているではないか!
終わってみると我が子は普段通りの態度だった。子供たちだけで話し、お菓子を分けてもらったりしてた。
始まる時のぐずぐずはなんだったのか?ホッとして笑う事ができた。どうして泣いたのか?何が嫌だったのか?理由は聞いていないけど、そう言う日もあるよね。最後はちゃんとさようならをして帰れた。踊れたし、それでオッケー!今日もがんばりました。
秋空みたいにコロコロ変わる心持ちに振り回されるけど、自分のこと、自分の気持ちに向き合える時間が持てたなら良かった。私に励まされなくても自分から習い事に参加できて本当に良かった。
踊ろうねと声をかけてくれた先生、お友達、そして最後にはダンスを踊れた我が子、どうもありがとう、いい日でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?