天然表現って何?

前回、創造性はどこからやってくるのか?
から具体的にどうするのか?
自分で決めて、妄想てなんでもいいから
例を出して説明したい!と
思って投稿しました。

だけど…
説明するのが面倒くさくなったので
やりたかったことだけ、
伝えたかったことだけ書きます

本の中で

廃墟に魅了される人々は廃墟以前の生活と以後の共立に対する感慨を嗜好しているのだ。

創造性はどこからやってくるのか?-郡司ペギオ幸夫

生活感があったであろう空間(様々な人の痕跡)
生活を想像したり、
その場に自分が居合わせているという
不思議が魅了されているのかもと思いました。

これに近しいものを
僕が語りたかったのですが…
アニメやマンガの聖地巡礼。

舞台となった現実の風景や建物
宮崎駿監督のジブリであれば

【ジブリ 聖地巡礼まとめ】ジブリ好き必見、物語の聖地を一気見◎13作品のモデルになったスポットまとめ

DRESSY[ドレシー]

これだけたくさんあります。

聖地巡礼での天然表現

そんな風になんで
聖地巡礼と言葉ができるぐらい魅了されるのか
聖地ですよ聖地。
神聖な場所っていうぐらい特別。

その特別さっていうのは
アニメや漫画で映し出される背景(聖地)が
物語を背負っていて
キャラと風景が物語に色をもたらしている。

そして、そのカットシーンを見るたびに
カットシーンにあわせて、背景になのか
キャラになのか
感情が動く動機になる。

あのカットシーンが現実世界にあることで
そのシーンを呼び起こし感情が動くたびに
現実とアニメや漫画の虚構が対立して
そこの風景や景色を壊さないように
聖なる場所であるかのように聖地って
言われる所以になったんじゃないか?
って思ってます。

壊れる聖地

みんな聖地を壊さないようにしている。
でも、壊れる要素がいっぱいある。


1つはカットシーンの風景が夕焼けで
今にも落ちそうな太陽だった場合
その色のイメージをもったまま
聖地に行くと
聖地は雨なんてこともあるでしょう。

風景や環境、その場にいる部外者、部外物が
聖地を壊す。


2つ目は自分の今までの体験や
カットシーンでは登場しなかった背景が
現実に地続きになってることは当たり前ですが
それが、自分のイメージとの乖離で生まれる。

自分が聖地に行くために駅で近くまで降りて
歩いて、その場所まで辿り着こうとしたら
カットシーンの別アングルや道中のイメージは
自分の感じ方で自分は意識してないけど、
"こんな雰囲気だろう"って
補完される。

ジブリを求めていったけど。
道中はどこにでもある自分が住んでる
見知った田舎。みたいな。
ここにも乖離がある。
それが自分のイメージの聖地を壊す。

最後3つ目は作者の気持ちになろうとして
視点を考え、ストーリを思い出して、
カットシーン先の未来を知っている自分
(聖地巡礼者)が作者になって想いにふける。
作者はどう思っていたのか?
どういう思いで
このカットシーンが生まれたのか?


考えている内、カットシーン自体が
そういうカットシーンを見た時に
匂い立つ思いや気持ちが分析思考によって
薄れていく。

聖地巡礼が天然表現に至るまで

この3つの聖地の破壊が創造性を産む
作者がいったことなのではないか?
と具体的に思いました。

新しい創造を生み出す例としては
カットシーンのオマージュで
自分の表現(作品)
にオマージュとして入れ込むとか


聖地のカットシーンに
呼び起こされる感情を切り取って
別のコンテンツへ表現しなおしたり
例えば、
そのシーンに影響を受けて作った曲
であったり…


肯定的矛盾、否定的矛盾
この聖地としては
アニメとしての虚構と現実の現場の対立

この矛盾の対立をどう感じ、どう受け止めて
肯定的矛盾から否定的矛盾にできるか?

そこから創造が"やってくるのか?"
積極的受動に徹する。
内側の外側ではなく、
思いがけない外部から
生まれる。

最後に

自分も表現する人として
めちゃくちゃ参考になりましたし、
なんかよくわからんけど惹かれる絵、音楽
映画、アニメ
コンテンツ、それだけじゃなくて
人もそういえる
おもろい人って感じる要素があるんじゃないか?

また一つ勇気をもらったのは
科学者である作者の郡司さんが作った作品が
魅力的でいわゆるアートとか
実際作ったことがなかった人が、物凄い
興味深いモノをつくっている。っていうこと

俺でもこの形を知れば、吟味して
考察すれば上手く表現できんじゃねぇか?
って思えました!

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