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そんな小さなストレスでさえ・・・!


(ちょっとしたストレスの積み重ねからくる大きな疲労)

「毎日の積み重ねの中で徐々に浸透してくるストレス」と、その解決方法を「ミーム」の視点からお話ししたいと思います。

いつも貴重な御時間をいただきまして有難うございます。

前回の2回は「長期にわたり思い通りにうまくいかないストレス」「思いもよらない急激なストレス」に関するお話しをさせていただきました。



今回は、「毎日の積み重ねの中で徐々に浸透してくるストレス」についてと、その解決方法を「ミーム」視点で述べてみたいと思います。

その前に、このブログに登場してくる「ミーム」「SWM」などの言語の説明は、他のブログにも書かせていただいていますので、どうかそちらを参照していただけますようにお願いします。




今回の内容は、一見それ程難しそうに見えないのですが、実は、今までより注意しなければいけないことがあります。

それは、このストレスの「正体が表面化しにくい」ということです。


それに付け加えて、現在のコロナの影響が非常に大きく、たくさんの禍(わざわい)が様々な形になって、もうすでに我々に襲いかかっているということです。

例えば、今盛んに言われていることで、コロナ禍の後遺症として考えられる細菌や感染症、自己免疫機能の低下等からくる副腎皮質ホルモンの低下が原因とされる様々な症状の中にも、実は精神疾患も含まれるということです。

つまり、ストレスによる様々な体調不良のことです。

その為に、特にこのコロナに関連した様々な問題を事前にピンポイントで回避したりすることは、非常に難しいことだと思います。

その上、朝起きてからの家事や仕事、近所の付き合いから子育ても含めて、いつも思い通りに気持ちよく、すべてがうまくいっている人など、この世の中には存在しません。

その時々のストレスのちょっとしたものが、最初は我慢できたレベルであっても、徐々に心や体の負担になり、そして、気付いた頃には、そのストレスの直接の原因が、本当は何であったかも分からなくなっている場合もあるということです。

又、それに加えて、実は、「全く何の刺激もなく毎日を過ごすことを強要される」こともかなりのストレスになるようです。

例えば、車の運転時に、変わりゆく窓の景色を眺めながら、適度に曲がりくねった道を長時間運転するよりも、全く景色の変わらない道をひたすらまっすぐ運転する方が、例え同じ長時間運転するとしても、何倍も疲れることは、車を運転したことのある人なら誰でも経験をしているかと思います。

人間は、長時間にわたり動きや心に変化がなかったり、目の前にある景色が見渡す限り単調であっても、ものすごくストレスを感じるようになっています。


そして、この「コロナ」における様々な外出規制なども、結果的に「全く刺激のない毎日を過ごすことで受けるストレス」を強要されることに繋がっていると思われます。

当然、このような「全く何の刺激もなく毎日を過ごすことで受けるストレス」なども、初めのころは表面上に現れる事もありませんし、よほど注意して第三者が監視しないと、そのストレスの存在自体が見えにくいということにもなりえます。

時間や資金に余裕のある人なら、それ程問題はないかもしれませんが、多くの人が、先の見えない単調な毎日の中で、明日をも見えない不安な気持ちを抱きつつ、自分の現状を見つめ直す余裕がないくらい、毎日の生活を生きていくために忙殺されているのです。

実は、「表面化しにくいストレス」が、ある意味一番厄介なのかもしれません。


特に、今回のストレスは、コロナの感染が直接の原因で来るストレスと、コロナの原因で社会が閉鎖されることでくるストレスのいわばダブルパンチになるわけです。

それでは、一体、この「毎日の積み重ねの中で徐々に浸透してくるストレス」「全く何の刺激もない毎日を過ごすことで受けるストレス」に対して、どのような解決策があるのかを「ミーム」の観点から考えていきたいと思います。

今回は、政府や地方自治体の政策であるセーフティーネットや、その他の支援については言及しませんが、ただし、必ず早急に取り組んで頂きたいと思っています。

まず、ここで確認をしたいことがあります。

以前お話しさせていただいた「ミーム」「停止・修正」のアルゴリズムの注目した点は、あくまでも自分が普段あまり使わない感覚のことであり、今回の単調な連続した動きとは、毎日の生活の中でほぼ変化のない感覚ということになります。

その上、同じ単調な連続した動きでも、その動きやその意味は、その関わる人によって全く違うものになるということです。

例えば、人によれば、絵を描くことでストレスをため込むことが、人によってはストレス発散につながる場合があったり、文章を書くことでストレスを発散することができても、人によれば文字を書くこと自体がストレスをため込むことになったりするというわけです。

その他、何気ない毎日を過ごせることが、幸せなことだと言う方もいらっしゃいますし、世界の貧困層に住んでいる人にとって、日本のような国は確かに天国に見えるのかもしれませんし、ある意味そうかもしれません。

しかしながら、現実には、日本でも毎年多くの人が自らの命を絶ってしまうことも現実としてあります。

グリーンランドという国は、豊かな自然にも恵まれ、国民の多くが高収入で、生活水準も高く、社会保障も充実しているのに、実際のところ、非常に多くの自殺者が出ているそうです。

元々、日照不足により、幸福ホルモンと言われているセロトニンが不足しているという話もあるみたいですが、考えられる最大の原因のひとつとしては、グリーンランドは、国民の多くがアルコールをストレス解消に多様しすぎている可能性があるということでした。

アルコールに依存したストレス解消は、心と体の健康を害していく大きな要因になるので「ミーム」的に見ても、「複製」「適応」「拡散」の見地から余り有効でないことが予想できると思います。

例えば、お酒を飲みすぎて翌日の仕事に影響を与えたり、体を壊して長期的プロジェクトに参加できないようなことは、ひょっとして経験ある人がいるかもしれません。

これらは、「ミーム」的な思考から見れば、仕事を思うようにできずに(複製の不調)、問題解決に悪影響を与え(適応の不調)仕事に対する対外的な信用を無くす(拡散の不調)ことになるからです。

この様に、アルコールだけに限らず、ギャンブルなどの何かに依存しすぎたストレス解消には大きな障害が生まれるのです。

我々日本も、先進国の中ではトップの自殺者を出しているということは皆さんも何かの記事で読んだことがあると思います。

日本人のストレスの主な原因で注目すべき点は、欧米やグリーンランドなどとは少し違い、転職や移転のような今ある環境や状況の変化に対応できない上に、必要以上に我慢してしまうことだそうです。

この場合は、環境の変化に対して自身を「適応」させることができないことで、様々な「不安」をもたらす原因となっているようです。

そして、最終的に誰ともつながりを持つこともなく、深い孤独と不安をもたらすのかもしれません。

それでは、これから「ミーム」を利用した解決方法を書いていきたいと思います。

ただし、あくまでもここでお話しするのは治療ではありません。

私は、精神科の医者ではありませんし、病気を治療することはできません。

しかしながら、「ミーム」の視点からのストレスの認識やストレス解消をここで言及することで、ストレスの不安を感じている方々が、少しでも「安心」を感じることができるきっかけになればという思いで書かせていただきます。

ちなみに「ミーム」は、「孤独」「じっとしていること」が大嫌いです。

それは、世界中の全ての「ミーム」について言えることです。

なぜなら、「ミーム」は、いつも話しているように、常に「複製」「適応」「拡散」を定期的に続けていかなければいけないからです。

そのため、自身の毎日の生活の中に「ミームのちょっとしたアクセント」を入れる事で、あなたの生活から「不安と孤独」が緩和できるきっかけが生まれると考えます。

「アルゴリズムのアクセント」として「複製」「適応」「拡散」の小さな種を混ぜていくことになります。

実は、これは誰にでも簡単にリーズナブルにできます。

その際に、お勧めするのが、「ミーム」のアクセントをつけた「暖かい衣食住」を定期的に利用することになります。

これは、以前に紹介させていただいた「温かい衣食住」がベースになります。


今から説明する「温かい衣食住」の内いくつかを選んで始めてください。



☆まずは、アクセントをつけた「食」からです。☆


〇 今まで作ったことのないもので、温かい食べ物の創作に挑戦してみることで、あなたの「ミーム」の「複製」のアルゴリズムを活性化しやすくなります。


その際に、誰か1人でもいいので協力してもらい、一緒に作ったり、食べてもらうことで、あなたの「ミーム」「拡散」にも役立つことになると考えています。

温かい食事がなぜ必要かは、当然体を温める事は健康を保つことに必要なことですが、それ以上に、食事の温かさを感じる為には、できるだけ誰かと一緒に食事をすることが必要であると考えるからです。

レンジでチンするということは、おでんやカレーなど食事の内容によっては、より美味しくなる利点もありますが、ここでの優先順位は味よりも食事の時のコミュニティーの方が先になります。

その為、少々おいしくなくても、できるだけポジティブなふるまいをしましょう。

人間は、未知なるものに誰かと共同で向かうことで、非常に大きな「共有・共感」をもたらすことができ、「孤独意識や不安要素の軽減」につながります。



〇 自分の好きな食べ物を決めてそれを中心に食べ歩きの日記を書くこと



食べ歩きの店や料理に関するデータ集めて、それを趣味の「ミーム」化にすることができます。

自分の「ミーム」を意識するだけでも効果がありますし、時には、無理をしない程度に、家族や友達に自身の料理のデータを披露するのも「ミーム」の楽しい「拡散」に繋がります。

思い切って、その日記をSNSで投稿してもいいかもしれません。

ただし、あくまでも「拡散」を目的とした投稿なので、評価をそれ程気にしてはいけません。

この時には、あなたの「ミーム」を使って、誰かを喜ばせることができたという十分な「あなたの武器」になることに集中します。

それが、あなたの「ミーム」に対する「自信」につながり、「孤独や不安」を軽減できるきっかけになるでしょう。

あなたの「ミーム」やそれを使った「SWM」により誰か一人でも喜んでもらえるということは、「ミーム」にとって非常に大きなエネルギーになります。

その他、外出して歩き回り、適度な肉体的疲れを感じることで、健康的で良い睡眠にもつながるかと思われます。


☆次は、「住」になります。☆

〇 定期的に友達や家族と長い時間をかけた旅行などで、大切な「時間・空間」の中で、じっくりくつろぐことをお勧めします。その際に、肉体的に過度につかれないようなスケジュールに余裕を持つことに注意しましょう。



これらは、「ミーム」のアルゴリズムの「適応」を活性化させると考えます。

新しい地域の環境に少しづつ慣れていくことを楽しめるようになることで、「適応」のアルゴリズムを活性化させることができます。

旅行好きな人の旅行の際の楽しみは、観光スポットをめぐることだけでなく、地域のスーパーマーケットや商店街を通して、環境の変化になじんでいくことだそうです。

その為には、少ない予算で、できるだけ長時間、ゆっくりとした空間の中でくつろぐことが必要かと思われます。

特に、外国に行くときは、観光名所だけでなく、必ず安全を確認した上で、地元のスーパーマーケットや商店街に行き、地域の人と同じような生活を時間をかけて体感することで、適度に今まで経験したことのない環境への「適応」を経験することができます。

ちなみに、ここで大切なことは、絶対に「適応」については、無理をしないことです。もし、肌が合わなかったり、少しでも良くない感情を抱いたら、その場所はあなたに取って、合わないのかもしれません。

必ず、あなたに合う場所が見つかりますので、直ぐに探しましょう。

ただし、仕事や学校などの強要された条件では、通常より多くの時間をかけて少しづつ「適応」していくことをお勧めします。

長期的な旅行や、バックパッカーの生活が楽しいのは、今あげたような理由からかもしれません。

ゆっくりと快適に周りに「適応」していくことは、あなたにも、あなたの「ミーム」にも非常に大きな気分転換に繋がり、そのことで、「孤独や不安」を大幅に軽減できると思っています。


ちなみに、「ミーム」には、「個人のミーム」「組織やチームのミーム」「ものやブランド・サービスのミーム」「時間の空間のミーム」のメインの4種類の「ミーム」が存在します。

ここでは、新しいあなたの「時間・空間のミーム」に、あなたの「個人のミーム」を徐々に「適応」させることになるのです。

「ミーム」の4種類の詳細については、長くなりますので、又機会がありましたら御説明させていただきます。


☆次に、「衣」になります。☆


〇 今までに着たことのない服を着てみることで「複製」「適応」「拡散」の活性化になります。



例えば、髪を変えたりのイメージチェンジなどもストレス解消に有効だと思います。

又、一緒にイメージチェンジをしてくれる相棒がいると、「共有・共感」のアルゴリズムを伴った「複製」「適応」「拡散」ができると思われます。

わかりやすく言うと、例えば、仲のいい仲間と2人~数人で、共に定期的に自身のスタイルなどのイメージチェンジを繰り返し、評価し合いながら、仕事や趣味、遊びなどで、より魅力的になるための進化を通して、定期的に様々な人目のあるところに外化することは、あくまでも「ミーム」の見地から非常に強く安定した効果が見込まれます。


〇 思いっきりバカになる瞬間を作りましょう。


今までの自分の先入観や硬い鎧を脱いでみることで、新しい自分を見つけるきっかけになり、「複製」のアルゴリズムの活性化につながるとみています。

一緒に付き合ってくれる友達や家族と、出来たら、今までやったことにないことにチャレンジして、一緒に楽しみましょう。

その際、周りに迷惑をかけない程度に、「少し恥ずかしくて勇気が要ると感じること」の中からあなたが思いきったらできることを選びましょう。

「少し恥ずかしくて勇気が要ると感じること」が大切です。


心から気の許せる人と、時にはバカになり、一緒に楽しく思い切ったことをするということは、強い「共有・共感」を感じることもできると考えます。

何かのコンテストやコンペティション、コンパや○○活などもいいかもしれません。

当然、時間や資金の都合で、ただ単なる友達との食事でもいいですし、数人で集まってアイスクリームを食べるのでもいいです。

あなたの気の許す人達と共に、「共有・共感」することが、大きな安心感を得ることにつながるからです。

本日はここまでになります。

有難うございます。

POSSVI pene 




今、日本の社会にある様々な歪を改善するための事業や活動をしています。具体的には、あらゆるクリエイターや基礎研究者の支援や起業家が生まれやすくなる社会システムの準備をしています。どうか御支援よろしくお願いいたします。