インクルーシブ教育って何?✏️抑えるべきポイントとメリット・デメリットを徹底解説!
はいこんにちは!ポジティブ先生です🔥
本日は皆さんが聞いたことはあるけどちゃんと理解していない「インクルーシブ教育」について解説します!
多様性が叫ばれている昨今、絶対に知っておきたい言葉の1つです。
それでは早速見ていきましょう!
1. インクルーシブ教育とは
インクルーシブ教育とは、障害児童が「特別支援学校」又は「特別支援教室」などに在籍せずに健常児と同じ教室で同じ授業を受けける教育のことを言います。
障害の有無に関わらず、同じ場所で共に学ぶことで、お互いのことを深くしれたり、偏見を持つことがなくなったり、共に支え合って生きていくことを目指した取り組みです。
インクルーシブとは英語では「inclusive」と書きます。
意味は「包括的な・包括する」という意味です。
つまり障害があってもなくても、同じ場所で共に学び合うことを前提とした教育なのです。
多様性を尊重する必要がある現代において、偏った価値観を形成しないようにするために、非常に大切な教育といえます。
2. インクルーシブ教育のメリット
メリットとしては、まず多様性を受け入れる心が育まれます。
人間というのは、自分が思う当たり前の環境に適応していくものです。
例えば兄弟に障害を持った子がいれば、障がい者に対して自然と配慮ができるようになります。
しかし、普段障がい者と接する機会のない子どもは、異質性を感じてしまうと、変に避けたり、ひどい時にはからかいの対象にしようとするものです。
普段から一緒に過ごす時間を多くすることで、お互いの気持ちがわかり、同じ一人の人間として認め合えるようになることができます。
これからの社会に必要な資質であることは間違い無いです。
また、個人に配慮された環境整備が整うこともメリットの1つです。
今の学校の教室は、健常者のことのみを意識して作られています。
例えば、車椅子の人が教室を使おうと思うと、スペースが足りなかったり、手すりがなかったりします。
このような配慮の行き届いていない教室の環境も、インクルーシブ教育が進につれて充実したものになっていきます。
誰もが使いやすいデザインの学びの場が出来上がるのです。
多様性の時代には、必要不可欠ですよね。
3. インクルーシブ教育のデメリット
さて、次にデメリットです。
実践していくためには、しっかりとメリットとデメリットを把握した状態で行わなければなりません。
インクルーシブ教育のデメリットは、まずは教員の負担が激増することです。
配慮の行き届いた教室を理想とするのは何も間違っていませんが、一人一人に合った環境、授業をしていくのであれば、その分教員はこれまで以上に個別に配慮をしなければいけません。
また、特別支援学級では、個人個人の教材やカリキュラムを作っています。
それを通常学級の教員が作ろうと思うと、まず間違いなく時間が足りません。
少なくとも二人、三人体制で、インクルーシブ教育の環境を整備していかなければ、時間が足りず、負担だけ増え、授業の質は落ちていかざるを得ません。
次に、人間関係で一定のリスクを伴うということもデメリットとして挙げられます。
幼い子供は、誰もが他者を思いやって接することができるわけではありません。
健常者同士の間でも、お互いの容姿や性格を罵り合う場面が多々見られますので、障害を持った子が傷つくような言動をされてしまう可能性も十分にあります。
その時に、「インクルーシブ教育なんかよりも、特別支援学級の方が気が楽だった」と思う可能性は大いにあります。
そうなってはいけないのですが、現実的な問題としてこのようなリスクは付きまとうでしょう。
また、受験を控えている学校等については、進度も問題なども懸念事項として挙げられます。
このようなデメリットをうまく回避しつつ、お互いが共生できる環境を実現することが大切です。
多様性を尊重する社会が、一刻も早く出来上がり、全ての人が安心して暮らせるようになることを願っています。
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