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【保護者必見💁‍♀️】最近流行りのSTEAM教育って何?【徹底解説📓】

はーいこんにちは!ポジティブ先生です🔥
本日は一度は聞いたことがあるけどなんだかよくわからない【STEAM教育】について解説していきます!

横並び文字、何かよくわからなくて困りますよね。

任せてください。徹底的に解説します。

まず、STEAMという言葉には「蒸気」という意味がありますが、実際の意味には全く関係ないので注意しましょう。

それではSTEAM教育がなんなのか解説していきます。

STEAM教育とは【5つの分野を横断した体験を通じて、好奇心を起点に自ら学んでいく教育ことのこと】です。

そして、5つの分野の頭文字を取ると「STEAM」になるというわけです。
頭文字がそれぞれ何を示すかについてはこちら。
S・・SCIENCE 「科学」
T・・TECHNOLOGY 「技術」
E・・ENGINEERING 「工学」
A・・ARTS 「芸術・リベラルアーツ」
M・・MATHEMATICS 「数学」

これらをまとめてSTEAM(スチーム)と呼びます。

STEAM教育はアメリカのSTEM教育にならって作られました。
STEMに芸術的・創造的な観点を伸ばすためのARTSを追加することによって、STEAM教育になったのです。

そしてなぜ、このSTEAM教育が叫ばれるようになったかというと、世界規模での急速なテクノロジーの進歩が背景に上がります。

世界では今、AI(人工知能)やIoT(ものがインターネットと結びつくこと)が急速に進んでいます。
そのような社会で、文系や理系といった枠組みに捉われず、各教科の学びを活かして、さまざまな情報を活用しながら、今後の世界で起こる課題に立ち向かってほしいという願いがあります。

簡単にいうと、

幅広い知識・スキルを活かして、変化の激しい現代の社会で活躍してくれ!

というものです。

そして、そのために先ほど紹介した5つの分野のスキルが必要なのです。

これらの分野を、従来の学校でやっていたように紙とペンでの一斉授業といったやり方ではなく、体験をベースに学んでいこうというものです。

したがって、STEAM教育で大切になるのは「探究心」と「創造性」です。

知らないものを知ろうとする「探究」する体験、そして探究して得た知識をもとに新しいものを生み出す「創造」する体験。

これらを、「知的好奇心(ワクワク)」をベースに行っていく。

これがSTEAM教育なのです。

さて、なんだかすごそうですが、このSTEAM教育が十分に行われると、現代社会で活躍できるすごい人材が生まれそうですね。

実際に、STEAM教育とはどんなことをやっているのでしょう。
見ていきましょう。

「科学甲子園の実施」
科学の甲子園は、国立研究開発法人科学技術振興機構が実施している競技の場です。高校生たちが理科、数学、情報の分野で競い合います。チームごとに筆記試験や実験などに挑戦するため、メンバー同士の結束も必要です。

たとえば、糖の種類を特定したり地震波のグラフから震源の深さなどを計算したりする問題が出題されるため、幅広い力を身につけていなければ対応できません。また、知識やスキルを活用するためのアイデアも求められます。

科学の甲子園

「GIGAスクール構想」
GIGAスクール構想とは、生徒1人につき1台のパソコンや高速ネットワーク環境などを整備する取り組みです。文部科学省が推進しており、5年以内に実現することを目標としています。また、デジタル教科書やAIドリルを導入し、教員や指導者の養成も行うとしています。

GIGAスクール構想の内容が実現すれば、生徒は自宅でもより幅広く学べるようになるでしょう。さらに、保護者も教育に関するさまざまな情報を受け取れるようになります。

GIGAスクール構想の実現について 文部科学省

「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定」
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)は、先進的な理数教育を行っている高等学校を「スーパーサイエンスハイスクール」として指定する取り組みです。文部科学省が実施しており、予算による支援を行っています。

指定された高等学校は、学習指導要領とは異なるオリジナルのカリキュラムを開発することも可能です。より実践的で、生徒自身が課題解決のための力を身につけられるような授業も実現できます。

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)文部科学省

これらは日本の政府が主導となってやっていることですが、海外でも同じようにプログラミング教育や、ロボットがどのような仕組みで動くのかといったロボット教育をしたりしています。

学校現場では、iPadの導入をはじめ、アプリで作曲をしてみたり、一回で終わらない中長期的な理科の研究をしてみたり、映像の編集について学んだりしている学校もあるそうです。

大事なことはSTEAMの分野において、

「ワクワクをベースに体験して創造力を働かせること」です。

これらを幼少期からやっていれば、変化の激しい現代社会で活躍できる、創造性豊かな子どもが育つのではないでしょうか。

各家庭からでも始められそうですね。

ぜひお子様にワクワクできる色んな体験をさせてあげてください。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!



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