卓浪ってどう?成績伸びるの?
共通テストが終わりました。
受験生、保護者、関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
共通テストがうまくいって2次試験に向けて意気揚々と向かっている人もいれば、思ったような点が出ず、「浪人」を視野に入れている人もいるでしょう。
前々回の記事で、浪人生の1日の過ごし方や、予備校に通う費用、浪人するとどれくらい伸びるのかなどを解説させていただきました。
また、前回は地方にある「補習科」と言う場を利用することで、費用をグッと抑えることができるということをお伝えしました。
ご興味がある方はこちらからご覧ください。
さて、前々回は予備校を中心に紹介させていただきましたが、ネックポイントとして、費用が年間100万円程度かかることがあがりました。
これは結構きついですよね。。
そして前回紹介させていただいた「補習科」では、30万円程度で済むと言う話をしましが、地方住み以外の方はそうはいきません。
「予備校はお金がかかりすぎる」、「補習科はうちの地域にはない、、。」そうなってしまった場合の手段としては、
卓浪です。
卓浪とは、予備校や補習科に所属せずに、「自分で一年間勉強する」と言うものです。
そして、卓浪では成功しない、成績が上がらないと言う声をよく聞きます。
本当なのでしょうか。
そこで今回は、
・卓浪の生活の様子
・卓浪で成績が上がるかどうか
・卓浪する上で気をつけること
・私が卓浪を推奨するかどうか
について解説していきます。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
1. 卓浪の生活の様子
まず、卓浪の生活様式ですが、これは人によって大きく変わります。
なぜかというと、バイトをしないといけない人、ガッツリ勉強したい人、午前中は遊ぶと割り切っている人、そもそも勉強のやる気がない人など色んな状況の人がいるからです。
自分に合った生活スタイルを選べると言うのは、卓浪の強みではあります。
(保護者からしたら、ずっと勉強しろよと言いたくなりますが、、。)
経済的な理由から勉強とバイトを掛け持ちすることになると、体力的にも結構しんどいと思います。
どれだけ疲れていても勉強するぞ!と言う覚悟が必要になります。
2. 卓浪で成績が上がるかどうか
続いて、成績が上がるかどうかですが、大前提として一番大事なのは、
勉強が継続してできるかどうか
です。
自分一人でも勉強ができれば、一年間しっかりやればそれなりに成績はあがるでしょう。
なぜなら、基本的に現役生で点が出ない人の最大の原因は、「勉強時間が足りていない」だからです。
しっかりと勉強する時間を確保すれば、ある程度は成果につながります。
しかし、卓浪にはもう1つ気をつけるべきことがあります。
それは、
質問する人がいない。
と言うことです。
成績を上げるためには、
・勉強時間を確保して
・理解していないところを理解する
と言う「理解」のステップが必要不可欠です。
参考書に書いてある解説を読んで、自分で100%納得できる人というのはかなり少数派です。
相当賢い子でないと厳しいはずです。
したがって、ある程度は理解できなくても目を瞑って進まなくてはならないという強い心が必要になります。
普通は疑問が湧いて当然ですからね。
3. 卓浪する上で気をつけること
卓浪をする上で気をつけるべきことはやはり
「継続して勉強を続けること」です。
これができなければ、卓浪しても絶対に成績は大きくは伸びません。
では、継続して勉強するためにはどんなことをすれば良いでしょうか。
私のおすすめとしては、
・勉強する場所を決める
・1日の動きを決めておく
この2つを意識すべきだと思います。
勉強する場所は、家ではない方が良いです。
家には誘惑物が多すぎるので、集中力が阻害されます。
マックやスタバ、図書室など勉強ができるところで日中は勉強し続けるのが良いでしょう。
また、決めた場所でちゃんと勉強するには、1日のスケジュールを綿密に決めておくことが重要です。
人間はやることが決められていないと、ついついサボってしまう生き物です。
「この時間になったらこれをやる」ということを徹底的に決めておきましょう。
4. 私が卓浪を推奨するかどうか
卓浪について色々と解説しましたが、結論から言うと、
私は卓浪は推奨しません。
なぜなら、勉強を継続することが想定以上に厳しいからです。
まず、毎日勉強に向かうことすら、一人では相当難易度が上がります。
浪人生が勉強できるのは、ちゃんと勉強できる環境があるからであって、自分でそれを作り上げることは非常に難易度が高いです。
そして、質問する人がいないと、どうしても投げやりになってしまいます。
理解すべきところをそのままにしておくと、成績はその分だけ伸びにくくなります。
予備校や補習科で質問ができる環境に身をおくほうが、勉強していても楽しいです。
分からないことが分かるようになるためには、先生の補助は欠かせません。
そして、もう一つ。
卓浪をおすすめしない理由として、
一緒に勉強する仲間がいない。
と言う大きなデメリットがあります。
一緒に勉強する友達がいてこそ、もう一踏ん張りできたり、辛い時に慰め合ったりして、浪人という過酷な一年を乗り越えることができるのです。
一人でそれをやろうとしても、良き理解者の不足により、勉強の継続が非常に困難になるでしょう。
絶対にこの一年で決める!という強い意志を持って、予備校か補習科に入ることをおすすめします。
いかがだったでしょうか。
皆さんの卓浪に対する理解に少しでも貢献できれば幸いです。
ありがとうございました。
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