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【保護者必見】うちの子、私立に通わせた方が良い?偏差値70超え私立教員が教える【間違えない進路選択🏫】

割引あり

はいこんちはぁあ!
ポジティブ先生です🔥

今日も全人類が幸せに暮らすために、
教育についてのお悩みを解消していきます!!

本日は
お子さんの進路選択についてです。

中学から私立の中高一貫に通わせるべきか、それとも公立に通わせるか、
悩みますよね。

今日の晩御飯のメニューと同じくらい悩みます。(そんなもんじゃない)

多くの保護者様の場合、私立か公立にするか、何を基準にすべきか分からないと思います。
そんなみなさんのために、
公立も私立も勤務経験のある私が、大切なポイントをいくつかお伝えします。

これを見ていただければ、私立と公立の違いに全く知らない人も
一気にそこそこ詳しい人になれちゃいます。
親戚や友人にアドバイスをあげられるレベルです。

ちなみに私のプロフィールはこんな感じです。

・一浪して「国立難関大」に進学
・大学院の研究科を主席で修了し、奨学金211万の全額免除をもらう。
・毎年倍率15倍の教員採用試験を一発合格
・公立高校の正規教員
・現在、偏差値70越えの私立中高教員
・英検準一級保有(英語教員ではありません)

この記事を読んでいただくと、私立中高に通わせるべきか、公立に通わせるべきかのポイントについてしっかり抑えることができます。

しっかりした判断基準を抑えて、選択することができるようになると思います。

お子様の進路選択に悩んでおられる保護者様、必見です。

1. 私立と公立って何が違うの?

まず、私立と公立の違いについて説明します。
ここでそれぞれの違いを正しく抑えておくことが、後々に進路を判断する際に大切になります。

「学習面の違い」

まず、学習面です。
私立と公立の学習面の一番の違いは、「進度」です。
私立は中高一貫のところが多いため、先生たちは6年間生徒を見ることができ、公立と比べて前倒しで授業を進めることができます。

公立の3年間でそれをしようとすることはかなり難しいです。
なぜなら、限られた時間の中で早く進めようとすると、
授業について来れなくなる生徒が多発するからです。

したがって、偏差値の高い公立もそこそこの公立も、
意外と進度に差が出ないのが、公立の特徴です。

一方で私立は進度を速くできます。
6年間という倍の時間生徒たちを見るため、少しずつ早いペースで進めば、その子たちが高校三年生になる頃には結構進んでいることになるからです。

進度を早めてついて来れない生徒が出てきても、
生徒は高校受験をする必要がないため、
時間に余裕があり、復習の時間を取ることができ、
どんどん先の内容に進むことができます。

また、公立に比べてある程度同じ偏差値の子達が入ってくるというのも、
進度を速くできる大きな要因です。

公立中学は学力がかなり高い子から、かなり低い子までいるため、
先生たちはその中間となる層に向けた授業を展開することになります。

それでは進度はなかなか速くなりません。

一方で、私立は同じような学力層の子達を相手に授業を進めることができるので、
「みんな分かってそうだし少しペースを上げても良いかな」
となるわけです。

特に灘、開成高校をはじめとする超進学校と呼ばれる私立は尋常じゃない進み方をします。
目安は高校の偏差値が67を超える学校でしょうか。
(中学の偏差値は高校よりも低く出るのであまり参考にしない方が良いです。入学試験のある中学のみから偏差値を算出することが原因です。学力が低い学校が少ないのです。)

なんと、中1の初めから、公立の高校2年生の内容をやったりするのです。

事実、私の学校でもやっています。笑
私も、もちろんやっています。笑
中1の子に公立の高2レベルの理科を教えています。

最低限の知識を補充すれば、いきなり高校の内容をやってもしっかりついて来れるのです。

そうすると、高3の一年間を丸々演習に費やすことができます。
公立だと共通テストギリギリで範囲が終わるので、数ヶ月くらいしか演習の時間が取れなかったりします。

それだと、才能のある子しか難関大を目指すことは厳しいです。
しかし、一年間しっかり演習をする時間があれば、自分の苦手を克服し、
強みを伸ばすことができるため、
偏差値の高い大学に合格する可能性は確実に高まります。

ただ、1つ気をつけておくべきことは、
私立でも「公立のような進度で進む学校」もあるということです。

これは、進度が偏差値に依存する場合が多いからです。
あまり偏差値が高くない私立中高では、学力層に合わせてゆっくりと進んでいきます。
つまり、私立が全て進度が早いわけではないのでご注意ください。
目安としては、高校の偏差値が60を超える私立であれば、
公立と比べて「そこそこ〜かなり」速く進んでいくと思います。

「金銭面の違い」

金銭面の違いは正直、かなりあります。
私立は公立のように税金で運営されているわけではないので、
資金集めが大変です。
基本的に私立の財源は
「生徒から入ってくるお金」「国や地方などからの補助金」
だけです。

ここに「多少の寄付金」と、バックがついている学校に限りそこからの収入があります。(宗教団体など)

バックがついている学校は資金が潤沢の場合が多いですが、多くの私立は、財源確保に追われていると考えた方が良いです。

したがって、生徒からの授業料は「重要な財源」になるので、
その分授業料などは値がはります。

具体的にどれくらいかかるかというと、
「中学の場合」
私立中学・・3年間で約420万円
公立中学・・3年間で約133万

です。内訳では、

こんな感じになります。
これは、なかなか大きな差になりますね。。。
この差は主に以下の項目から生まれます。

差が出る学費の内訳

主には、「授業料」と「通学費」から、これほどまで差が開くことがわかります。

ちなみに、公立の場合、「塾の費用」がかかるため、「学校外活動費」が多くなっています。
もし塾に通わなければ、さらに差は開いていくということです。

上記は中学時の比較ですが、高校でも基本的には似たようなものだと考えておいてください。

「平成30年度子供の学習費調査」(文部科学省)では、
私立に6年間通った場合と公立に6年間通った場合の「学校教育費」の合計は、公立で126万、私立で536万と算出されています。
ここに、「学校外活動費」などもかかってくるわけです。

「平成30年度子供の学習費調査」(文部科学省)

ご家庭の家計と相談して、慎重に決める必要があることが分かります。

「先生や学校の設備の違い」

では、私立と公立で「先生」や「学校設備」はどのように違うのか解説していきます。

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