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自分の子どもが不登校になったらどうする?親に押さえておいて欲しいポイント
日本の児童生徒で、不登校の数は増えてきている。
文部科学省は10月4日、「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果を公表した。
調査結果によると、小・中学校における不登校児童生徒数は299,048人(前年度244,940人)であり、前年度から54,108人(22.1%)増加し、過去最多となった。
親としては子供が元気に学校に行ってくれると安心するものだが、小中学生だけで30万人近く不登校の子供がいるとなると、人ごとではなくなってくるでしょう。自分の子供が不登校になった時に、どのような対応をすべきか知っておくべきだと思います。
今日は、教員である私が親に気をつけ欲しいポイントをお伝えします。
ぜひ頭の片隅に置いといてください。
1. 学校に行かなくなった原因を知る
不登校の理由として多いのが、無気力、人間関係の悪化、継続的な体調不良、突き詰めてやりたいことがあるいわゆる”積極的不登校”辺りです。
もしお子さんが不登校になったら、まずは原因が何かを聞いてみてください。
無理に聞き出すことはよくありませんが、助けを求めている場合もあります。
「学校に行きなさい!」「何で行かないの!」と強く言うのではなく、優しい口調でまずは原因を聞いてみてください。
素直に心の中を話してくれることもあるでしょう。
理由が悩み関係であれば、話に乗ってあげたり、教員に状況を伝えて連携を取ったり、場合によっては心療内科などにも行ってみましょう。
特に心の悩みの場合は、放置することが一番よくありません。
心療内科のハードルが高いと思うかもしれませんが、教員からすれば毎年よくあることです。
行かずに後悔するよりも、早めに行きましょう。
2. コミュニケーションを絶やさない
学校に行かないと、人とのコミュニケーションの量は圧倒的に減ります。
これは何がよくないかというと、つながりを感じられなくなることです。
人間は一人では生きていけません。
一人では幸せを感じることも難しいです。
人類の歴史を見ても、科学的な幸せを司るホルモンのことを考えても、一人で居続けることはよくありません。
誰かとの適度なコミュニケーションが必要なのです。
学校に行かなければ、基本的にコミュニケーションを取る相手は親かSNSとなります。
SNSは不特定多数の人と知り合うので、そこで本気でお子さんのことを思ってくれる人に出会うことは稀でしょう。
まずは、親が安心を感じてもらえる存在になれるように努めてください。
無理に話をしようとしなくても、挨拶するだけでも、「自分の存在を認めてくれている」と感じるものです。
なるべくコミュニケーションを絶やさない努力を行なってください。
3. 昼夜逆転や寝不足に注意
昼夜逆転や睡眠不足など、乱れた生活を送ることは非常にリスクがあります。
なぜなら、生活リズムが狂うことが、2次的な問題の発生につながるからです。
例えば、睡眠不足の時は、気分が上がらず、食欲も湧きません。食事を取らなくなると、健康面でも悪影響が出てきます。
体のだるさが取れなくなったり、免疫力が低下したり、最悪の場合、うつ病を発症することもあるでしょう。
これらの重大なリスクの初めのきっかけが、昼夜逆転や睡眠不足です。
勉強をするどころの状態ではなくなってしまう可能性があるので、注意してください。
できれば、お子さんが寝るところを見届けてあげると良いです。
いかがでしたでしょうか。
不登校の児童生徒が増えてきているこのご時世だからこそ、しっかりと学び、正しく行動することができるようにならなければなりません。
一緒に頑張っていきましょう。
それではまた明日!
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