【受験で絶対役立つ📖】ワーキングメモリとは何かとその鍛え方

はいこんにちは!ポジティブ先生です🔥
本日は受験で超役立つ内容です。
ワーキングメモリについてご解説します!

ワーキングメモリって何、、?とも思われた方も多いと思います。

本日はワーキングメモリについて、そしてワーキングメモリの鍛え方について解説させていただきます。


1. ワーキングメモリとは

まず初めにワーキングメモリとは何なのかという話です。
ワーキングメモリとは、
「短い時間に心の中で情報を保持し、同時に処理する能力」のことを指します。

会話や読み書き、計算などの基礎となる、私たちの日常生活や学習を支える重要な能力です。
ワーキングメモリは、脳の前頭前野が担っていると言われています。

ワーキングメモリは、以下の3つで構成されています。
・言語的短期記憶:数や単語、文章など
・視空間的短期記憶:イメージ、絵、位置情報など
・中央実行系:注意の制御や、処理資源の配分といった高次の認知活動

そして、3つ目の中央実行系が、ほかの2つの短期記憶にそれぞれ組み合わされると、

・言語的短期記憶と中央実行系 →「言語性ワーキングメモリ」
・視空間的短期記憶と中央実行系 →「視空間性ワーキングメモリ」

となります。

「何か物を探していたんだけど、リビングに来たら忘れてしまった。」というのはワーキングメモリが低い状態にあることを意味しています。
日常生活や仕事に大きな影響がありそうです。

そしてワーキングメモリは、実は受験においても非常に重要な能力です。
というのも、勉強をしているときは、色々なことを同時並行で考えています。

算数では計算などが良い例でしょう。
頭の中で10+4+5を計算する時、まず初めに10+4=14を計算し、その後、14+5=19と言った順序で計算します。

この時、最初に計算した14という数字を覚えていないと、後から5を足すことができません。
これが「言語生ワーキングメモリ」です。

その他にも、図形問題では、頭の中で複数の図形を思い浮かべて、つなぎ合わせたり、分解したりします。
これらは「視空間性ワーキングメモリ」を利用しています。

このワーキングメモリを鍛えることは、受験で良い点を取るために重要な要素となります。

ワーキングメモリは頭の中で行うことなので才能と思いがちですが、実は努力で鍛える事ができます。
どのように鍛えたら良いのか、一緒に見ていきましょう。

2. ワーキングメモリの鍛え方

さて、それではワーキングメモリの鍛え方を確認していきましょう。

2-1 楽しいことを考える

脳科学に関する研究で、
ポジティブな出来事にあった時に活性化する脳の領域と、
優れたワーキングメモリを持つ脳が活性化している領域の一部が重なっているということが分かりました。

脳の働きに詳しい定藤規弘教授(自然科学研究機構・生理学研究所)は、
「脳は鍛えれば(特定の脳領域の体積が)大きくなるので、楽しい記憶の想起や、明るい未来を想像するといったトレーニングにより、持続的な幸福が増強する可能性が示された」と言っています。

楽しいことを思い出したりすることで、脳が鍛えられるのです。
ぜひ日常生活に取り入れてみましょう。

2-2 イメージする習慣をつける

ワーキングメモリは頭の中での短い記憶のことを指すので、頭の中で色んなイメージを繰り返すことで、その能力は向上していきます。

本を読んだり音楽を聴いている時に、文字や歌から情景を思い浮かべてみることで、ワーキングメモリを鍛える事ができるでしょう。

おすすめは、出てくる単語をイメージする癖をつけるという方法です。

「アヒル」と書いていれば意識的にアヒルをイメージし、「泣いている少女」と書いてあれば少女が泣いている姿を具体的に思い浮かべてみましょう。どんな姿勢で、どれくらいの勢いで泣いているのか、想像を膨らませてイメージしてみてください。

2-3 デュアルタスクを取り入れる

デュアルタスクを取り入れることも、ワーキングメモリを鍛える上で効果的な手法と考えられています。

デュアルタスクとは、「2つのことを同時に行うこと」です。

2つの作業を同時に行なおうとすると、脳は混乱し、混乱を整理しようと働き出します。
混乱を整理しようという働きが脳の活性化につながり、ワーキングメモリを強化することにつながるのです。

散歩しながら頭の中で計算をしてみたり、シャンプーをしながら昨日の食事について3食全部を思い浮かべたりしてみると、脳は鍛えられて、ワーキングメモリも活性化していくでしょう。

3. まとめ

いかがだったでしょうか。
ワーキングメモリを鍛えることで、頭の中で考える事ができる量が増えます。
そうすると、受験において、より深く思考できたり、より早く問題を解いたりすることができます。

ワーキングメモリは、日常生活を送りながら鍛える事ができます。

ぜひワーキングメモリを上手く操って、志望校合格へ一歩近づいてみてください。

それではまた明日!

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