見出し画像

「ボーディングスクール」って何?

ママ友の話で、「ボーディングスクール」って言葉をよく聞くけど、何それ?

中学受験が全国的に加熱している中で、皆さんもこんな経験があるのではないでしょうか。

私も初めてこの言葉を聞いた時は、「ボウリングスクール🎳」と聞き間違え、力の入れどころがなかなか尖っている学校があるもんだなと盛大な勘違いをしてしまいました。

今日はお子さんの進路の選択肢として、ボーディングスクールについて解説していこうと思います。

本日の記事を読めば、ボウリングスクール🎳ボーディングスクールについての基本的な内容を理解することができ、お子さんの進路選択の幅が広がるでしょう。

皆さんのお役に立てれば幸いです。


1. ボーディングスクールとは

まず、ボーディングスクールについてですが、「寄宿学校」のことを指し、いわゆる「全寮制の学校」のことをボーディングスクールという場合が多いです。ボーディングスクールのボーディングは、「食事付きの宿」という意味です。

「全寮制」とは、生徒全員が学校の寮に入ることを義務付けられており、学校の敷地内での生活がメインとなる制度です。

※週末や放課後に学校の敷地外にでたり、実家に帰ったりは学校によって決まりが異なります。
「全寮制」と一言に言っても、毎週実家に帰ることができる学校もあれば、基本的に長期休暇以外は帰れないという学校もあります。

そして、ボーディングスクールには大きく分けて2つの種類があります。

それは、
・全寮制インターナショナルスクール(英語公用語)
・全寮制スクール(現地語)

の2つです。

インターナショナルスクールの方は、寮内でも公用語が英語だったりして、本気で英語を学んだり、グローバルコミュニケーションの機会を子どもに与えたい家庭にとっては良い選択肢の学校となります。

2. ボーディングスクールのメリット

では、ボーディングスクールのメリットは、どんなことがあるのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。

2-1 「集中できる学びの環境」

まずは何と言っても「集中できる環境」でしょう。
基本的に学校の敷地内で暮らすことになるので、若気の至りで変なところに遊びに行ったり、通学時間に多大な時間をかけすぎてしまうこともありません。

また、寮においても時間管理がしっかりとなされているため、帰ったらゲームばかりするような堕落した生活を送ることもありません。

これは学びに集中するという点では、大きなメリットの1つと言えるでしょう。

2-2 「対人関係のスキル向上」

全寮制の学校で過ごすメリットとして「対人関係のスキル向上」も挙げられます。

寮では、様々な学年の先輩や後輩がいて、生活を共有する中でお互いに関わる機会がたくさんあります。

同じ掃除班として関わったり、寮での係として相談することがあったり、単純に雑談をしたり、後輩を注意したり、まとめたり、、

いろんな関わりがあるのです。

学年、年齢が異なる人とのコミュニケーションの機会が増えることは、将来社会に出た後で大きく役に立ちます。

なぜなら、社会に出れば基本的に違う年齢の人同士で関わることになるからです。

そういう場面で、言いたいことをきちんと言えたり、相談に乗ってあげられるような存在でいるために、寮生活は良い練習になるでしょう。


3. ボーディングスクールのデメリット

さて、続いてデメリットについても見ていきましょう。

3-1 「学費が高い」

何と言っても、ボーディングスクールの一番ネックになるポイントが「学費」です。

学校によっても変わりますが、毎年300万円近くかかるようなところも多いです。

6年間で2,000万円近くかかったというような話もよく聞くので、金銭的に余裕がない場合は手がでないかもしれません。

しかし、学校によっては、入試制度の中に「学費免除」なるものがあり、倍率はかなり高く難易度も跳ね上がりますが、大幅にコストカットを実現して、尚且つ手厚い教育を受けられるところもあります。

合格の可能性があるならば、まずはチャレンジしてみたい関門です。


3-2 「家族と過ごす時間が短くなる」

ご家庭のスタンスにもよりますが、家族で毎日顔を合わすことができなくなるのはデメリットの1つとして考えられるでしょう。

ボーディングスクールは中高一貫のところが多いです。卒業後は大学に行くことになりますから、そこでも離れて暮らす可能性が高いでしょう。

そうなると、中学入学から子供と過ごす期間はかなり少なくなると言えます。

思春期を迎え、大人に近づいていくからこそ、近くで過ごしながら親から伝えたいこともあるでしょう。

そして何より、可愛い子供がまだ中学生なのに、自分のもとを離れて暮らすことが残念に思う親御さんも多いはずです。

よく考えて、本人の意思もしっかりと確認した上で、在学する学校を決めてもらえればと思います。


いかがだったでしょうか。

ボーディングスクールについての知識をしり、メリットとデメリットを比較してもらえるようになったのであれば幸いです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?