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【生徒の雰囲気🧑‍🎓】超進学校の私立と公立の中学校の【リアルな雰囲気の違い🏫】

はいこんにちはッ!ポジティブ先生です。
本日は、【超進学校と公立の中学校における生徒の雰囲気の違い】というテーマでお話しさせていただきます。

保護者の皆さんは、中学校からお子さんを私立に通わせるか、それとも公立に通わせるか迷われていると思います。

そして、私立か公立かを選ぶ大事なポイントとして、「生徒の雰囲気」というのが気になるところでしょう。

本日は、その生徒の雰囲気の違いについて必ず押さえておきたいポイントを惜しみなく共有させていただきます。

私は、公立中学、公立高校出身で、公立の学校での勤務経験もあります。
また、一方で現在は偏差値が70を超える私立中高一貫校の教員をしており、こちらの雰囲気もよくわかっています。

両方を体験して感じた私のリアルな情報を、ぜひみなさんに共有し、私立か公立か判断する際の一助になれたらと思います。

こちらが私のプロフィールです。

・一浪して「国立難関大」に進学
・大学院の研究科を主席で修了し、奨学金211万の全額免除をもらう。
・毎年倍率15倍の教員採用試験を一発合格
・公立高校の正規教員
・現在、偏差値70越えの私立中高教員
・英検準一級保有(専門は英語ではないです。)

それでは、早速見ていきましょう!

結論から言ってしまいます。

公立と難関私立の生徒の雰囲気は、

間違いなく私立の方が治安が良いです。

これは、私の体験上でも、他の友人からの中学の情報でも、仕事仲間の情報からも全て同じ結論に至ります。

理由はまあ、予想できている人が多いかと思いますが、

基本的に、学力の低さと学校の問題発生数というのは比例します。

偏見でもなんでもなく、
学力がある程度高い水準にあると、学校での問題発生件数はかなり下がります。

(もちろん学力が低い学校でも落ち着いている子はいますし、学力が高い学校でも問題行動を起こす生徒はいます。傾向の話です。)

この原因は、大雑把に言ってしまえば、
メタ認知の差によるものだと私は考えています。

メタ認知とは、
自分が物事を認知している状態を、客観的に認知している状態」を指します。
メタというのは「より高次の」という言葉です。
認知とは、思考や知覚、行動のことをいいます。

つまり、現在自分自身が行っている行動や思考そのものを認知の対象として、自分自身を客観的に認識する能力をメタ認知能力とよびます。

簡単にいうと、「自分の言動が、どういうものか理解・判断できる」力です。

・自分の言動が、世間的に良くないとわかるからやめる。
・自分の言動が、世間的にどうとかは考えずにただ自分の欲求に任せて行う。

この2つの違いが、学校での問題行動件数の差を引き起こすのです。

そして、メタ認知は小学校高学年から大きく発達していくと言われています。

この認知能力が十分に育った場合は、自分の行動を抑制できるし、この認知能力が未成熟の場合は、いじめや喧嘩、窓ガラスを割ったりなどといった行動を制御できないのです。

事実、私が公立中学の生徒だった頃は、1、2学期の間に毎月窓ガラスが割れるという偉業を達成していました。
しかも、私の学年だけで。笑

いじめも起きていましたし、深夜徘徊や教員への暴力という現場もありました。

私が所属していた部活では、「〇〇中は荒れすぎて、もはやスポーツじゃなくて戦争」と言われていましたから、相当だったのだと思います。

そんな中でよく健全に育った私、と自分を褒めてあげたいです。

ただ、私自身そんな環境を経験して思うことは、大概の場合、
「気性が荒い=悪い人」こんな方程式は成り立たないということです。

よくヤンキードラマなどでやっていますが、彼らは悪意のある暴力を仲間に向けることはほとんどありません。
”本当は良いやつ”なのですがただ、”行動の仕方が間違っている”というだけです。不器用なんですね。

事実、私の中学時代の友人もそうでした。
結局その荒れていた子たちも高校入学、卒業と時間が経つにつれて落ち着いていき、成人式で久しぶり会った時は普通に良い青年でした。

ただ、メタ認知能力の発達が遅れていただけだったのです。

それ以上でもそれ以下でもないと思っています。

また、荒れている子がいるからその中学に行ってはならないというのも大間違いです。

例えばグループAの男子たちが荒れていた場合、グループBの女子にとっては、全く問題ないケースが多いです。

同じグループ内にいた場合は、多少やんちゃな遊びに付き合わされることもあるかもしれませんが、グループが違った場合、ほとんど影響はありません。

「同じクラスの子がやんちゃしてるなー。」ぐらいの話です。

公立でも落ち着いた子は普通にたくさんいるため、その子たちとグループを作ってしまえば、みなさんが心配されているような問題はほとんど起きないと思って貰えば良いでしょう。

むしろ個人的には、公立中学校こそ、「社会の縮図」を経験する貴重な体験になると思います。
いろんな子がいる環境というのは、その子が将来生きていく上で、重要な価値観を形成することができるのではないかと思います。

さて、では超進学校の私立中高一貫校の生徒がどういう様子なのか最後にお話しします。

彼らは、公立に比べるとやっぱり治安は良いです。

彼らと一緒に過ごしていて、問題行動として取り上げられるのは、
・ちょっとしたからかい
・忘れ物
・宿題をしてこなかった
・授業中に寝た
・授業中にパソコンで調べ物をするふりしてゲームしてた。

こんなところです。
可愛い程度の問題行動ばかりです。

ただ、聞くところによるとやはりいじめは少なからず起きているようで、
「私立に行ったから安心!」となるわけではありません。

成熟した社会人たちの中でもいじめは当たり前のようにあるのですから、
こればっかりは「人間共通の弱いところ」なのかもしれませんね。
ただ、公立に比べて発生件数は少ないと思います。

そしてもう一つ、公立にはない生徒の様子として、
知的好奇心が異常に旺盛な生徒がちらほらいるという点が挙げられます。

・異常に化学の知識が詳しい生徒
・異常に虫に詳しい生徒
・異常に歴史に詳しい生徒
・異常に星座に詳しい生徒
・異常に地下鉄に詳しい生徒

あげればキリがありませんが、何かを極めている真っ最中の子がたくさんいます。

アインシュタインやエジソンの子供の頃はこんな感じだったのかなあと思うような感じです。

そして、彼らは高校受験をする必要がありませんから、自分の興味をどんどん掘り下げていくことができます。

そんな人たちのそばで生活を送ることは、みなさんのお子様にとって間違いなく刺激になると思います。

もちろん、生徒の様子だけで、公立に行くか私立中高に行くかを決めるのはおすすめしていません。
いろんな要素があるので、各ご家庭で、総合的に考えたのち、判断してもらうと良いかと思います。

私の固定記事に「私立と公立の選び方」というものがあります。
こちらを読んでいただくと、公立か私立を選ぶ際に基本的に押さえておくべきことを網羅できます。これを読むだけで、0点だった人も80点は抑えるような感覚です。

読んでいただいた方から、「全く無知だったけど、この記事を読んだだけで友達にドヤりながら説明できるレベルになりました!」と嬉しい言葉をいただいています。

ぜひご一読ください。

それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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