樹脂粘土でアニメキャラを作る 大福@わんだふるぷりきゅあ!
2010年くらいに、何を思ったか「俺は造型師になる!」と言い出して、まず手始めに、手慣れた粘土細工でアニメキャラの人形を作って、地元の同人誌即売会で頒布してたという過去があります。
その14年くらい後の、今の私の姿が現す通り、結果はお察しでして。
今となっては、何を以って「やれる」と思ったのか、自分でもさっぱり分かりません。色々な影響を受けてた頃なので、何かしら「自分なりのオンリーワン」で「何者かになる」ことに憧れたのでしょう。
趣味に留める程度なら良いんですけど。
そんな、時々自分で掘り返してネタにする程度の黒さの歴史はさておき。
手慣れた粘土細工というのが、小さい頃に母の仕込みでパン粘土人形を教わって、ある程度の人形作りのノウハウはあったんですね。それから先述のくだりを経て「いつか子供ができたら子供の喜びそうな粘土人形を作ってあげよう」と思うようになってまして。
もうすぐ4歳になる娘にようやく作ったのが、こちらになります。
「わんだふるぷりきゅあ!」より、ロップイヤーの大福。
こう見えて豪胆な性格で、こむぎやニコ様の通訳を介して伝えられる彼の言葉は男気に溢れ、ネットでは「大福ニキ」と兄貴扱いもされています。
テレビアニメではなかなか目立った活躍に恵まれませんが、映画では意外な活躍を見せた事で話題になりました。
材料はほぼ樹脂粘土で、他は首とアホ毛に芯材として仕込んだ針金。
芯材があると、完全に乾くまでの安定感が増すのでお勧めです。
樹脂粘土は長年愛用しているハーティソフト。
母から粘土細工を教わった時はパン粘土でしたが、単価が結構高めだったので、なるべくあの質感に近いところで樹脂粘土に至り、中でも扱いやすくきめ細かいハーティーソフトに行き着きました。
ただ、それも独身時代の話。妻子持ちの小遣い制の身にはハーティーソフトでもちょっと高めに感じてきたので、100均のものも試してみようかなあと思っています。
塗料は新居に引っ越す前にあらかた捨ててしまったので、塗装に関しては、残っていたガンダムマーカー、新たに買ったアクリル塗料、スミ入れ用に黒のサインペン、目のハイライト用に白のペイントマーカーといった、とりあえずあるもので補った感じ。
その上にツヤありのアクリルニスで仕上げています。
ツヤありのニスはこういう工作をしていると重宝しますね。
手触りが良くなる、汚れが付きにくくなる、塗装ハゲを防止できるというのもありますが、塗膜がそれなりの強度を持っていますので、樹脂粘土のようにデリケートな素材で作っても子供に安心して渡せるようになります。
既に家にある、近しいサイズの動物組と。同じくらいのサイズに見えますが、遠近法によるもので、実際には一回り小さいです。これは完全に寸法を間違えてしまいました。
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次は制作途中の写真を撮っておかねば。
いつも制作に夢中になって、後でこうやって記事にすることを忘れてしまうんですよねえ。