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【最強BMP⑱】大人の勉強は気づき

大人の勉強は「気づき」

「大人になれば勉強しなくていい」と言う子どもたちの声をよく耳にしますが、実は勉強は一生続くものです。
確かに、学生時代のような勉強はしなくなりますが、社会人になってからの「学ぶ姿勢」が人生に大きな違いをもたらします。

気づきの重要性

大人の勉強は「気づき」です。
ビジネスパーソンであれば、研修やセミナーの後に「気づきを書いてください」と言われた経験があるのではないでしょうか?そのとき、適当に書いて提出していませんでしたか?
実は、研修やセミナーの内容以上に大切なのが、個々の「気づき」です。
日常の中にも多くの「気づき」が存在します。しかし、気づける人と気づけない人がいるのはなぜでしょうか?それは、普段から意識していることが違うからです。日頃から問題意識を持つことで初めて「気づき」が得られるのです。

気づきは一発学習

「気づき」のすごいところは「あ、そうか」と思った瞬間に脳が特別な活動をすることです。研究によると、気づいた瞬間、脳の中で神経細胞が一斉に活動し、その結合が強化されることで、一瞬で学習が完結するのだそうです。この瞬間の学習は「一発学習」とも呼ばれ、繰り返し学習がいらないのです。そして、この「気づき」を行動に移すことが自己成長に繋がります。これが大人の勉強です。

ひらめきの捕まえ方

「気づき」と似ているようで異なるものに「ひらめき」があります。
気づきとひらめきの違いは
〇気づき
「気づき」は、日常生活や学習の中で徐々に得られるものです。例えば、研修やセミナーを通じて新しい知識や視点を得たときに感じる「あっ、そうか!」という感覚です。気づきは、普段から意識して問題や課題に取り組むことで得られます。そのため、気づきは意識的な学習や経験の積み重ねによって生まれることが多い。
〇ひらめき
一方「ひらめき」は突然やってくるアイデアやインスピレーションのことです。脳がリラックスしているとき、突然生まれることが多く、例えば、お風呂に入っているときや、電車に乗っているとき、またはベッドでくつろいでいるときに、なんの脈略もなく「パッ」とアイディアや原因、解決策が閃く瞬間があります。

ドイツの心理学者、ゲシュタルト心理学の創始者ヴォルフガング・ケーラーは、「偉大な発見は3Bの環境でなされた」と述べています。3Bとは、[Bath](風呂やトイレ)、[Bus](バス、乗り物)、[Bed](ベッド)のことです。脳がリラックスしたときにひらめきが起こりやすいのです。

このひらめきは一瞬の出来事です。脳内に火花が散るような感じで瞬間的に訪れます。その長さはおよそ30秒程度。
これは、突発で脈絡のない答えを長時間考え続けてしまうと脳にダメージを与えてしまうため、短い時間なのだそうです。
ひらめきの火花を捕まえるアイテムはメモです。
閃きは一瞬で消えてしまうので、閃いた瞬間に書き留めることが重要です。
アイデアを思いついたのに、次の瞬間「あれ、なんだったっけ?」という経験はありませんか?そのチャンスを逃さないためにはメモが不可欠です。
万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチもメモ魔だったと言われています。
メモを取ることで、貴重なひらめきを確実に捕まえましょう。

私はウォーキング中にひらめくことが多いため、スマートフォンの録音機能を利用しています。

ひらめきも、問題意識を持ってこそ生まれます。脳は自分の問いかけには必ず答えます。意識的・無意識的な問いかけに応じて答えを導き出してくれるのが「ひらめき」なのです。

「気づき」「ひらめき」を行動に移そう

大人の学びは「気づき」。
普段から問題意識を持つことで「ひらめき」が生まれます。
そして、最も大切なのはそれを行動に移すことです。脳の仕組みから言うと、やるべきことに対して時間を空けてしまうと、脳は「やらなくてもいいこと」と判断してしまい、結果として行動に移しません。
読みたい本を買っても、間を空けてしまうと読まなくなる経験はありませんか?これも時間を空けてしまったからです。
脳が「やらなくてもいいのでは?」と考える前にすぐに行動に移すことが大切です。

まとめ

大人の勉強は「気づき」であり、日常の中で問題意識を持つことで多くの「ひらめき」が生まれます。そして、その「気づき」と「ひらめき」をすぐに行動に移すことが自己成長に繋がります。大人の勉強を通して、豊かな人生にしていきたいですね。


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