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光も影も全部ーAB6IXおめでとうー

AB6IX、1位おめでとう!!

本日、THE SHOWで「LOSER」が1位を獲得しました!

私は音楽に順位なんてねーだろ!と思っているのですが、
3年ぶりの1位、ABNEWとしてはやっぱり嬉しい。
それに、彼らが頑張ってきことがこうやって現れたんだろうと思います。

勝ったのに泣きながらLOSER〜LOSER〜って歌ってるのなんかおかしいね。

LOSERは二項対立!?

でも、ここがLOSERとAB6IXの魅力というか、今回の活動のおもしろいところだと感じます。
LOSERのMVやステージを見ていて、
この曲のテーマのひとつに「矛盾」とか「二律背反」、それから「二者択一」があるんじゃないかと思ってて、
うまく言えないけど、いずれにせよ二項対立なんじゃないかと思ってるんです。

まずMVなんですが、デフィのお葬式のシーンと、デフィを他の3人が助けに行くシーンがありますよね。本当は亡くなってるか生きてるかどっちかのはずで、両方なんて1つのストーリーではありえないじゃないですか。

パラレルワールド

深読みすると、これが表していることがいろいろ想像できちゃうんですが、
まずは、「あの時の選択」です。「壊れるか壊れないか」、あるいは「腐るか腐らないか」。その選択で生まれたパラレルワールドかもしれません。
AB6IXを語る上で欠かせないのが2020年のメンバーの脱退で、どうしてもMVで車の描写をされると思い出してしまうんですが、車にいるのが「生きるか死ぬかの主人公」であることを考えると、あえてこの演出なのかもしれないですね。脱退の理由となった行動をするかしないかの二者択一みたいなこともあるだろうし、少しの選択で運命が変わるという意味も感じる。他にも、脱退後に懺悔のように出した曲の歌詞が本当であればかなり追い込まれていたんだろうな(やったことは悪いが)と思うと、「あの時、もしMVのように、SOSに気がついて助けることができたなら」とか思いました。人って容易に壊れることができてしまうんだなぁとも思います。だからこそ、メンバー脱退後のAB6IX不遇期に、残された4人も腐ったり壊れたりしかねなかったと思う。逆に壊れない方を選んでくれたから、今がある。

光と影

次に「光と影」です。テレビ番組でのステージを見ていると、ウジンとウン、ドンヒョンとデフィという対になって見えるステージがありました。前者は持ち前の筋肉質なスタイルに比較的健康的なメイクを施し、生気を感じます。しかし、ウンとデフィはいわゆる「病みメイク」。目の周りを赤く囲って。髪色やスタイルとも相まって、儚げな印象を受けました。矛盾と対比が融合して見えるようなステージに、「光と影」を感じました。この曲の歌詞、暗いですよね。物理的に。迫ってくる闇に目が塞がりそう。基本的に明るくて楽しくて、ふざけてゲラゲラ笑ってるのがAB6IXの通常運転で、いい子だし礼儀正しいんだけど、こんな暗い救いのない歌詞とか、今回車を炎上させるとか死とかサムズダウンとか、際どい描写に挑戦したという部分では、彼らのもつ影の部分をうまく昇華したのでは、と思います。

矛盾

サビのLOSER〜LOSER〜ですが、サムズダウンしながらルー⤴️ザー ルー⤴️ザーって「ル」のところでアゲます(聴いて)。手が下がるかわりに声を上げます。何より最高の矛盾は、1位になったのに「僕はLOSER」って歌った今日ですよね!イェイ!

今日と、明日

MVの最後ではLOST&FINDの文字が見えるように、道に迷ったのちに何かを見つけつつあるのかもしれません。そう考えると、2コマぐらいの時間の流れを表していそうです。夜明け前の真っ暗な時と、開け始めたけどまだ暗い時。最後まで救いのない歌詞の中でも、ちょっとだけ希望が見えた。なりふり構わず踊る最後のサビを見ていると、明日は明るくなりそうだと思います。

AB6IXの強さを見たか!

AB6IXはいいことも悪いことも全部全部音楽に還元して帰ってくるんだぜ!納得できる曲ができるまで帰ってこないところにも本気を感じる。これだから好きなんだよAB6IX。いつもありがとう!これからも好きでいさせてね。

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