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【投資】マイホーム購入についての検討①

マイホーム購入を考え始めて時間がたった。
といっても1か月とか。
金額が大きい買物はその分パワーが必要だ。
基本的に、業者や国のローン控除は購入させるスタンス。
そりゃ不動産業界は潤うし、業者も手数料が入る。
銀行も金を借りてくれた方が嬉しい。

ということで購入に傾いていた。
私が購入したい理由は、「資産が欲しいから」の一言。
Sさんに協力してもらい、住宅ローン控除額や金利を考慮した借入額の変動モデルを作成してもらった。
この作業は結構大変だったと思う。
本当にSさん、ありがとう。
それでも私もSさんも、このあたりの仕組みを勉強できたのは良かった。

何となく、ちきりんはどうなんだろうと思った。
あの平易な言葉でズバッと言ってくれるおばさんの意見が気になった。

ブラウザで検索すると、ちょうどいい本があった。
kindleの無料キャンペーンを使って読んでみた。

結論、「購入する積極的な理由がある場合に限り購入すればよい」とのこと。
あと、そもそも新築マンションはちきりんの眼中には入っていなかったようだ。笑
新築マンションにはデベロッパーの利益(販管費含)が2割くらい乗っかっているそうなので、購入した瞬間に2割価値が目減りするそう。
でも、この価値とかお金の話をするのは投資家であり、家を買うのは自分自身なのだから、自分が絶対に欲しい且つ手が届く範囲(頭金20%の貯金があり世帯年収の5倍程度のローンで済むとか)であれば買うべし、とも書いてあった。

ちきりんは中古マンションを何となく30代で購入したそう。
そのことは良くない意思決定だったらしい。

中古マンションについて、興味深い内容があった。
中古マンション購入時に見るべきは、住人であるということ。
当然、一軒家でもマンションでも修繕は必要であるが、マンションの場合は管理組合で修繕対象や規模を決定する必要がある。
それは大抵多数決であり、自分と似ている価値観を持つ住人が半数以下だとよろしくない。
年齢や属性、価値観といった部分。
これは父親も同じようなことを言っていた。
我が家は新築分譲マンションのモデルルームに使われていた2階の最安部屋を買って住んでいた。
ただ、管理組合が面倒とか地元を私たち子どもが離れたことで身軽になりたいと言って賃貸に引っ越した。
マンションを売却した当時、住人は新築時から入れ替わりがあり、年齢層も「子育てを終えてリタイヤ間近の層」と「中古で購入してこれから子育てを行う層」に分かれていたらしい。
誰も組合をやりたがらないために引き受けてしまい、それら利害関係の調整が嫌になったそうだ。

今時は分譲マンションでも賃貸募集がかかっている。
賃貸で1~2年住めば共用部のメンテがどうであるとか、管理組合でどんな意思決定がされてどんな修繕が行われそうとか、他住人の属性がどうとか色々分かってくる。
そのため、ちきりん的にはまず賃貸で試しに住んでみて、それで購入したいと思ったら買えばいいとのこと(賃貸募集も売買も都市圏は流動性が高いらしい)。
これは仰る通りだと思った。

家を買いたい積極的な理由って何だろう?
どんな家なら自分は幸せに人生を過ごせるのだろう?
それは、大きな買い物になるけれど大金を払ってまで手に入れたいのだろうか(他にもっと有効にお金を使えるのでは)?
そんなことを考え直す必要があると思った(ちきりんも書いていた)。

最後の方に高齢者は賃貸を借りられないのか?というテーマもあった。
ニュースでこれらが取り上げられるが、ケース別けして慎重に考えると、大騒ぎするほどではないとのこと。
あと、需給バランス的に日本の今後は需要がひっ迫するとは考えにくく、となると賢明な不動産投資家(大家)は、高齢者にも貸し出すのではないか、ということだった。
これも同意。

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