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夜な夜な作業中“耳が寂しい”時のBGMもいくらでも作ってくれるAI

翌日までに出さなければいけない案件があって夜な夜な仕事しなければいけない時など、作業が捗るBGMがなんだか欲しくなる、でも聴きたい曲が見つからなくて…そんな“耳が寂しい”時ってありますよね。そういう時にもAIは役立つなと思いました。

以前の記事で触れた通り、私が「音楽とAI」に興味をもったのは川田十夢さんがラジオ番組でSuno AIで生成した楽曲をOAしていて、その楽曲のクオリティが高かった点。最近、その川田さんによる「style of musicの入力欄に挿入したい楽器を入れると効果的。今回は”hand clap”を意図的に入れました」というコメントが。

今まで、プロンプトする際には音楽のジャンルや歌詞をイメージするキーワードは入れていたものの、楽器名は入力していなかったので「なるほど!」と思い、私もいくつか楽器の名前を入れて試してみることにしました。

川田さんのコメントにもある「style of music」欄は、Suno AIで「Create」する際に、歌詞なども入力できる「Custom Mode」にすると出てくる箇所です。

その箇所に今回共通でプロンプトしたのは、「dancing in the breeze. feel the breeze. no need to rush. for a while. smooth. r&b. chill. laid-back. urban」という、私が最も癒される「東京の水辺」シチュエーションから思い浮かんだキーワード。個人的によくプロンプトしているキーワードです。

これに「dancing in the breeze. feel the breeze. no need to rush. for a while. smooth. r&b. chill. laid-back. urban. piano」のように、「piano」「electric piano」「saxophone」などと楽器名を入れ替えて加えてみることにしました。この箇所とは別に「Lyrics」欄もあり歌詞も入力できるのですが、楽器ごとにプロンプトした時の違いを見てみたく「Lyrics」欄は空欄にした上で生成してみました。

上記のキーワードにといった楽器名を入れてみると、確かにその音色を表現した楽曲が出てきました。

下記のツイートで左が「piano」を加えた時、右上が「electric piano」を加えた時、右下が「saxophone」を加えた時です。アメリカによくあるスムースジャズ専門のラジオ局で流れていそうな、「いかにもありそう」な良い感じのスムースジャズが生成されました。

これを聴いていて、「最近聴きたい曲が見つからない…」、「無音は嫌だけど、歌詞があると歌詞に感情移入しすぎて気持ちが持っていかれるし…」そんな感じの「耳が寂しいなー」という気分の時にもAIは「使える!」と思いました。

昔アメリカで働く機会があった時、そのオフィスでは常にスムースジャズ専門のラジオ局が流れていました。これがなんだか作業が捗るんですよね。気になって当時調べてみると、アメリカでは多くの都市にスムースジャズ専門のラジオ局がありました(最近ではニーズの変化により選曲方針が変わってしまった局もあるようですが)。

これと同じで、作業が捗る音楽が欲しい時にもAIを積極的に活用できそうだなと思いました。耳の寂しさを満たしてくれるのみならず、「今聴きたい」雰囲気を表すキーワードや楽器の音を組み合わせることで、その時の気分に近しいBGMをいくらでも生成してくれそうです。

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