2023年11月後半
一気に晩秋、場所によっては冬突入。
年末へ向かい、ただでさえせわしないのに、
天気まで一気に駆け込むとは、
自然の容赦ないことよ。
20231116 Thu.
昨年「一年後に切ってあげるよ」と言われ、その予定が12月7日。
一部にカリスマ的人気のユニークな方に髪を切ってもらう。
切った毛髪をドネーションできるか、事前準備が必要かどうか、お店にリンスを買い足しに行く体で伺ってみた。あっさり「やれるよ、短くなるよ」とのこと。
よし、聞いて良かった。安心。
■
その足でウエスト青山店へ。久々にここで一服しようかと思ったが長蛇の列。多くの暇な人がいるんだなぁ。私もその一人だけど。
あっさりケーキ持ち帰りにした。
箱をぶら下げながら青山霊園の脇、枯葉がガサガサ積もっている歩道を歩いていると、日差しも丁度良いし、音がリズミカルで楽しい。
■
小さなことだが、スマホの保護シートがずっとヒビが入っているのを1年以上そのままにしていた。張って数日のうちにヒビが入ったから、そのときは買い替えずにいたのがずっと続いていたのだ。
しかし最近のすっきりクリアにしたい気分のもとでは、そのままにしておけなくなり、シートを買いに行き張り替えた!
これでスッキリ! と思ったが、微妙にサイズが大きくてカバーをかけると端が浮いている。シートが正しく機能するためには、カバーをかけないことにしないとならない・・・いや、そんなのあり?! はみ出している部分に何かひっかかるだろう。
うーむ、まだ前の方がマシ。
そして充電用に買ったコードもTypeAとTypeCを間違えていた。がっかり。
20231117 Fri.
昨日買った2つともダメダメだった。
どちらも自分のチョイスが間違っていた、という結論。いや、事実。
出直して、ビックカメラ店員さんに確認してもらって買うことにした。
私が必要とするカバーは、バージョン違いで売り場の通常展示ではなく、脇にある収納ケースに機種ごとにストックしてあるのだと教えてくれた。
そうか、それなら自分で探しただけではわからなかったな。
最初から訊けばよかった。
充電用コードは明らかな間違いで代替え品をすぐ見つけられた。
今日はお店も空いていたし、グレーヘアの老人が来たので店員さんがこぞって親切に声をかけてくれるような状態だった。会計したあと、その店員さんと目が合ったので「ありがとうございました」と伝えた。笑顔な空間。私もこれで買い物の目的を達成。
これって哀れな老人パワー?
家に帰ってから保護シートを張り、きれいな画面になってとても気分がよい。こういった小さなことが随分気分に影響するもんだなぁ。
家の中で、目に触れるものを美しくすることは、思っている以上に精神的によいということになる。
■
遅れて観たブラタモリで鯖街道を取り上げていた。11/11は福井県小浜から始まる鯖街道について。
サバ好きな私はロックオンされた。
えっ?
終着京都までの鯖街道、72kmなの? 先日歩いた100kmより短い!
そして京都に着いたら"いづうのサバ寿司"、乙だねぇ!
「いづう」は高級サバ寿司の老舗。
これには思い出がある。大学の指導教官が京都での学会後、ふだんはそんなことは全くなかったのに、その時だけ「いづう」の棒サバ寿司をひと包みづつ各人へお土産にくれたのだ。なんと太っ腹!!!
学会のデータ作成に協力したからだろうか。
感激した。美味しくて感激は記憶された!
犬も歩けば棒に当たる
小浜から歩けばサバ寿司に当たる?
歩ける?
歩けるかも?
歩いてみたい!?
20231118 Sat.
北風が昨晩から吹いている。もう晩秋なんだなぁ。
実家の庭で落ち葉を履いても、すぐにまた降ってくるので適当なところで止めておく。ケヤキの木を見上げて、これだけの葉っぱが落ちてくるから終わりはまだまだ先だなと思う。
鶏糞を柑橘類の木に与えたいと母が言うので、木の周りを掘って肥料を入れるスペースを作る。軍手とスコップ、蜘蛛の巣を払いながら気に近づく。
木の周囲の土の中には、その木の根だけでなく、脇の木やツタの根っこがひしめいていて、一周溝を作ることは困難。適当なやっつけ仕事をするだけで精いっぱいだ。
あちこちにハナニラのコロニーや単独さんを見つけては取る。
ハナニラの種は沢山土のなかに混ざっているし、
球根は人知れず土の中で増えているし、
これといったハナニラ除草剤もない。
晩秋から春先まで、付き合っていこう。
母はリースを作るのだといって、伸びすぎたローズマリーの枝を刈り込んでいる。いい香り。
■
結局、向こうの家に使われたということかな。
私の結婚は、相手にとっては家に嫁を迎えるということだった。そしてお役に立ったことはこの二つ。
・引越し要員:向こうの家にとって、先祖があの地に留まって150年して
初の引越し。実施計画・物品の引っ越し作業等。
・義母送り出し:実質的な別れ話の翌日に義母老衰で旅立ち、
葬儀~喪中はがきまで喪主妻を担当。
これは一面の事実ではある。が、かなり当たっている?!
向こうのご先祖様に呼ばれた理由はこの二つだったのではないか。
私にとってはどういう意味があったのか。
結婚していたから、
仕事を辞める決心をしやすかったし、
案外自分は規格外なんだということを実感し自分を見直すことができたし、
野菜の味は新鮮さが命ということを実感し、
例えばズッキーニの成育を間近でみながら料理バリエーションを広げたり、
あまり親戚が多くない私にとって、大勢集まる正月・お彼岸・お盆での料理作りや楽しい経験だったし、
甥・姪にあたる若者との話も楽しかった。
しかし結婚のメインテーマとも言える、
2人で向き合うことについて、ほとんど深められなかったような気がする。
イメージだけ、取り組むつもりになっていて現実は希薄だったな。
4年前から家出しているから生活自体は変わらないし、気持ちの上でも変わらない。でも離婚届を出すことでぽっかり空く穴もある。愛情を誰に向けるのか?という穴。当面は母と妹、親戚などの血縁を大事にするほか、通常の友人関係を維持・構築することに注力しよう。もともと親しい人間関係を大勢とは結ばない傾向があるが、一人ひとりとの関係を大切にしよう。
■
恒例の大学同級生の住所確認。
皆さんに変更等ないかの確認依頼を発信。
それとRのお花代について経過報告。
どのように、どこまで記載するか、3人で相談して文面作成。
3人ならばバランスよく整えられたとるだろう。
20231119 Sun.
男鹿半島の料理を出してくれるお店で、友人コンサートの前の腹ごしらえをした。
奥さんを秋に亡くした方(男性)と独身女性2人。
長い友人として、ぽつねんとした生活になった方と一緒に食事する。
きりたんぽ鍋に沢山入れてくれたセリが美味しかった。
男鹿半島を「おじか」半島と読んでしまう私。秋田料理はきりたんぽ、いぶりがっこ、そのくらいしか知らない。他には、まぐろが有名らしい。海の幸、山の山菜。そしてお酒。今日はこのあとコンサートで寝てしまうと困るのでお酒は自粛だが、美味しいのだろうな~。
□
コンサートは何度も聴きに行っているメンバーの室内楽。
前回はチェロの音が冴えなくて、弾き手が病気なのかと心配になった。
今回は良い音が聞こえてきた。秋になり気温が落ち着いてこのような音が出るのだそうだ。前回は梅雨時で、最悪のコンディションだったのだと。
チェロ、そんなに天候・気候に左右されるんだ!
クラリネット・チェロ・ピアノという三重奏を生で初めて聞いた。クラリネットの音が美しかった。が、遠慮深くて、どのパートも自分が出番というところで主役を張ってくれないというか、遠慮しあう演奏が続きそこは何とかしてもらいたいと思った。
20231120 Mon.
YeLL2回目
2人目の方と2回目。
昭和育ちで、企業社会に適応してきた方。
適応するなかで、ご自分が手を動かし他人はあまり信用しないやり方で成功してきた方。
これから個人で社会と接していくスタイルを探求しようとしていらっしゃる。
どんなふうに話が展開するだろうか。
6回しか話すチャンスがないので、どのように進めたらいいだろう。
その意図をは持っていても、実際どのように進むだろうか。
私が意図することは、その方の鏡になること。
そして、これから出ていく社会が今までいた企業社会とも違うし、昭和のイメージとこんなところが違うよ、考え方のベースがこんな風に変わっているよとお知らせすること。
それが私の役割かな。
20231121 Tue.
中学同級生で先月一緒に100kmウォークに参加した女友達。イベントから丁度ひと月。ゴハンを食べに行き、結局、4時間くらい話していた。うわぁ私にしては珍しい。ひとえにその友達の為せる業だな。
楽しかった。
お店は麗郷。台湾料理のお店。明後日から台湾に行くのだけど(笑)
友人が一度行ってみたかったお店ということなので、私も久しぶりに。
助走だね。台湾の話も出て気分が盛り上がった。
■
旅行準備を進めようとしていたが、たいして捗らず。
妹にeチケットやホテルバウチャーを印刷してもらうよう頼んだ。
久々の海外へ行くので、近いとはいえ気を引き締めなきゃ。
20231122 Wed.
■
辛いライフパーパスの勉強会。
言い当てられて失笑。
私は「わからない」という信念を持っている!
そうかもしれない。
今回取り組んでいてもわからないという気持ちが大きく変わりそうにない。
それと、学ぶ仲間とのコミュニケーションがずれまくっているようだ。たまに、うまくいっている場合は、自分の年齢とか少し知識を持っているとかをカサに着て、安心ポジションを作ってコミュニケートしているような気がする。(自分の意識としては、それを狙っているわけではないし、希望していない。)
コミュニケーションがずれても、学ぶことに関わりがないと思いたいのだが、この場の場合、そうではないのだ。なぜかメンバーとのコミュニケーションが取れているかということと、学びの度合いが相互関連している。
困ったなぁ。
この領域ごと諦めて手放すことも一つの手なんだけど。
活用したいという思いがあるんだよね。
20231123 Thu.
本日から三泊四日、台北旅行!
母にとっては初、美味しいもの好きな妹と私は二回目。
今回、なかなか立派そうなホテルをリーズナブルに予約できた。実際にホテルに来てみてほっとした。ちゃんとしたホテルだ。トリプルベッド、これも重要なポイントで本当にラッキー。
7月という早い段階で、航空券購入と一緒に予約したから取れたのだろうか。
■
GoogleMapに10数か所、評判の良さそうな小籠包・餃子・台湾料理のお店を登録しておいた。Facebookで台湾好きな知人が紹介していたり、「地元メシ」というグループで紹介されていた場所。そのなかで、ホテル近くに餃子のお店が歩いて5分くらいのお店があったので、さっそく夕飯を食べに行ってみた。
「餃子楽」。店構えはシンプルで、テーブルや椅子は簡易なものなのだけれど、ロゴなど新しく若お洒落。地元の若い人も来るようなお店だった。
いくつか頼んでみる。GoogleMapのクチコミにも美味しいと書かれているので大丈夫だと思うけれど・・・。出てくるまでわからない。注文は少し掛けをしている部分がある。
赤いダーマトグラフ(消せる色鉛筆)で注文を書きこんで店員さんに渡す。アナログだけどとてもシステマティックで効果的。
いやー美味しい!
母と妹も美味しいと言っていて、私はホッとする。
ホテルから近距離で美味しいものにありつけて、心配せずに食べて帰って来られた。単純なことなんだけどね。
20231124 Fri.
ホテルの朝ごはん。
西洋風なメニューと、中華風なお粥、日本的なうどん・茶そば、とても品数豊富なバイキング方式。これも母や妹にとってポイント高い。
ちょっと椅子とテーブルの高さが合っていないけど、美味しく頂いた。
母は、朝からしっかり食べる派なので、こういうところで安心して過ごしてもらえて本当に安堵する。私自身はもっとシンプルでもいいのだけれど、母や妹まで含めるとそうはいかない。
ピータンのお粥に、豚肉のデンブやピーナツを入れて美味しかった。
ははは、食べ物について平凡な表現しかできない。だって美味しいんだもん。
■
バスで移動。
迪化街で最初に目に留まったマスキングテープのお店。
他にも沢山問屋街のなかにマスキングテープを売っているお店はあるらしいが、ここはスタイリッシュだった。様々なデザインがあり、それらのカタログもある。
迷っていくつか選んだのがこれら。
材質に日本和紙が使われているもの、透明なPETを使っているものなどバリエーションがある。とても素晴らしいと思ったことは、デザイナーの名前が商品に記載されていること。デザイナーさんにとって、これはとても嬉しいことだよなぁ。買う側にとっても、気に入ったデザインがあれば同じデザイナーさんでバリエーションを広げることができる。
台湾は”デザイン”に力を入れているようなので、その一端を見た。
■
母は突然お手洗いに行きたくなる。
80才を越えるとそういうものなのだろう。
行きたいと意思表示があれば、それは30分後とかではなく、5分くらいのうちに見つけて行けた方がいいみたい。ガマンできないわけではないけれど、行けるまでの間隔は短い方がいい。
迪化街をブラブラ歩いていた時も、小一時間したらお手洗いにそろそろ行きたいと口にした。すぐのお店が小さなカフェだったので、お手洗いがあるかを尋ねたら在るというので、3人でコーヒーや台湾茶を飲むことにした。何となくプラスマイナスゼロ、という感じもするが。
おかげで面白いスツールを見た。
我が家で好まれているピーターラビットのスツールで引出しがついている。こんなの初めて見たよ。
■
それにしても、滞在2日目でバスにも地下鉄にも乗るとは、地元交通手段を使いこなしていて大変宜しい!
コンビニで売っているEasy Card はSuica(Icoca, Kitaka)みたいな入金可能なICカードで、選べる模様も様々だった。クレヨンしんちゃんが人気らしい。
20231125 Sat.
故宮から台北101へ移動する地下鉄内で、小さな子供、おそらく3歳くらいの子がずっと泣いていた。だんだんとエスカレートして泣き叫ぶような激しさ。親との駆け引きで、子供がしつこく泣いている様子だった。こういう状態にうまく対応しないと、わがままな子供になるよなぁと思いながら耳の片端に鳴き声が入ってきた10数分。
彼らが下りたとき、2人掛けの優先席に座っていた母の隣で、地元のおばさんが「あんな子はパシッと叱らなくちゃ」という主旨らしく頬っぺたをパシッと叩く動作をして母と会話していた。母は日本語、お相手は中国語(?)を話している。
□
故宮では、白菜を2度見るチャンスがあった。最初に行ったときはかなり混雑していて、一応一周見たけれど人混みのなか。二回目に通りがかると空いていたので、今度はゆったり一周してみた。満足。
二度目で母はコオロギも認識することができた。
肉塊はなかったが、それを作ったのと同種であろう石を見て触ってきた。
他に、書と龍についての展示が興味深かった。
展示は沢山あり、全てを見ることはなかなか容易ではない。疲れてしまう。
陶器は人気があるようだったが、ざっと時代を概観するような展示かつ近代の装飾的なものが多く、あまり好みではなかった。
□
2時間待ちまでして入った鼎泰豊。
まぁ美味しいし、日本と違って蒸篭に10個入っているのだが・・・
針生姜はお代わりを依頼すれば何人分ですか?と聞いて持ってきてくれるものの、日本並みに少ないし、システマティックになりすぎていてつまらなかった。
美味しいけれど、とても美味しいというわけでもない。
万人向け。
小籠包の皮はとても薄くて、ひだは18枚と決まっていて、そのクオリティに行くまでがとても大変なのだけれど。場所が広すぎてテーブルに持ってきたときには湯気がだいぶ飛んでしまう。効率化され過ぎていて何となく味気ない。
そして高い。
小籠包って、そんなに高額を支払って食べるものではないような気がする。例えばラーメン3000円は払わない。1000円以内で美味しいものがあれば嬉しい。それと同じような感覚。
■
鼎泰豊の後、地下鉄で2駅戻るのではなく、バスで景色を見ながらホテルへ戻ろうとしてドツボにハマった。
地下鉄だと待ち時間が20分ほどあり、バスも20分待ち。そのためバスを選んだのだが、地下鉄で帰っていれば40分弱、ずっと歩けば30分で戻れた。
バス停へ向かった私達は、長時間バス待ちをして、おまけに間違った反対方向へ行ってしまい、地下鉄終点の最寄り駅でバスを降りて4駅戻り、ホテルへたどり着くまで80分かかった。
はぁ、やっちまった。
Googleが示す時刻よりバスが遅れているのかと思ったが、そうではなく、反対路線で待っていたのだ。おまけにバスの行先表示をぱっと読めないので、行先を把握しないまま乗っていた。右側通行と左側通行の違いで、反対方向ではないかと感覚的に察知することも出来なかった。
バスに乗りながら、Google Mapを見ていたので早めに気づくことができて、それ以上大きく道を外れることはなかったことは不幸中の幸い。
母、妹、お疲れさまでございました。
20231126 Sun.
早くも最終日。
もう一度、小籠包を食べたい!
旅行前は3,4回食べるつもりだったが、そういうことにはならなかった。食べるタイミングは限られていて、台湾には食べるべきものが沢山ある。
■
残り時間、何をするか?
スーパーマーケットで地元雑貨や食材を見たい&お土産にしたい。
地元の人が行きそうなお店を地図で探して、家楽福超市へ行ってみた。アーケードに面した地下にあり、食品・飲み物・冷凍品・洗剤など日曜用品・雑貨・調味料・インスタント食品等々をそろえた中規模のお店。
日本製品がかなり入っていて、お菓子はロッテ・ブルボン・明治・森永等々見慣れたものが並んでいる。
千切り筍のラー油漬け、ドライフルーツ、ネギ入りクラッカーを購入。
ネギ好きとしては大変興味深い。
■
スーパーとホテルの間は1km弱。
朝方ビシャビシャ降っていた雨も霧雨状態が続いているので歩いて戻ろうとしていたら、母がお手洗いに行きたいと。同じ道沿いに三越があったので向かうものの開店時間が11:00、現在は10:30。うーん、近くにカフェはないだろうか?
GoogleMapを見ると、戻る道沿いに1軒ある。覗いてみよう。
お店に入るなり、お手洗いありますか?と聞くと感じよくありますよと応えてくれる。若い女性二人が店員さん。さっそく席に荷物を置いて、私と妹はコーヒーを注文、母はお手洗いへ。
落ち着いて店内を見るととてもお洒落。
ロゴは緑色、店内インテリアは白と黒でまとめている。犬も黒だ♪
今年10月にオープンしたお店だという。お洒落で居心地がよいですね、と伝えると嬉しそうに応対してくれた。
■
明月湯包は、京鼎樓小館と迷ってこちらへ。
10テーブルくらい、30人弱の庶民的なお店。
年配のタクシー運転手は、近くまできたところでスマホに店名を音声入力し、細かい道を確認していた。使いこなしているなぁ。大通りと交差する通りの路面店の前まで付けてくれて「ここですよ」と看板を指さす。4,5回乗ったどの運転手さんも、カーナビとタクシー専用のスマホを併用して使いこなしていた。
4‐5種の小籠包があり、3種注文。
もうひとつピータンとピーマンの炒め物?
この副菜がヒットだった。炒めた緑の唐辛子が乗っていて、最初辛くて、辛味が苦手な私達はおっと警戒したのだが、唐辛子の辛さとピータンの甘味が絶妙。いやー、初めて食べる美味しさ。
小籠包は熱々状態でどーんときて、たっぷりの針生姜と一緒に、はふはふ食べる。こういうのが美味しいいんだよなぁ。
私は庶民派らしい。
ホテルに戻る際、最寄りの地下鉄駅だと思って行くと、そこはモノレール路線だった。いつも降りる駅にモノレールも駅があったのか。わー、これでモノレールにも乗れた。今回、バス・タクシー・地下鉄・モノレールを制覇。旅行ではこんなことが嬉しい。
■
今回、私にとっての台湾は、たべもの・たてもの・龍ですな。
▼たべもの
▼たてもの
日本統治時代の建物を今も活用しているものが多い。
▼龍のモチーフ
龍は故宮博物院で文様の変化する様を展示していた。古代の龍はもっとシンプルな形。それがだんだんとメラメラした雰囲気をまとう複雑な形に発展してきたみたい。
■
旅行は本当に簡便になった。
海外旅行を始めた1980年代後半から2015年頃までは、ガイドブックで情報を確認し、紙の地図で場所を確認し、地下鉄やバスの路線図(これも紙、あるいは街中の掲示)を確認して目的地まで行った。それらを要領よく行うスキルが必要だった。街中でガイドブックを拡げているとスリに狙われるよ、なんてアドバイスもあり、頭の中での情報処理量が多かった。
スマホが普及し、地図アプリが整い、様々な情報がネット上に上がるようになり、目的地さえ決めればGoogle Mapで場所を検索し、そこまでの経路を表示すればいくつか交通手段が推薦され、最適なものを選べば乗り場や時刻まで表示される。その場その場でスマホから行動指針をもらうようなものだ。
とても簡便。
おまけに今回は、高齢の母に合わせて何度もタクシーを使った。台湾のタクシーは日本より安い感覚だが、それでも地下鉄やバスより10倍以上する。ふだんケチケチ旅行をする私にとっては随分豪勢な気分がしたが、その分、時間も体力も有効に使えた。
楽に居心地よく旅行できることは、なかなか重要なポイントだった。
■
もうひとつ面白かったこと。
漢字でほぼ意味がわかる。だからどういう空間にいるのか理解できる、
しかし話し言葉はわからない。
ディテールはわからないけれど主旨は通じる。
この微妙な感覚。どういうことが知覚領域で起きているのだろう。
なんだろう不思議な感覚。
漢字がわかるから大まかに理解できる。
話し言葉はわからないから、細かい違い(たとえば趣味の違い、言葉づかいの違いなど日本なら日々、瞬間瞬間に感じる感覚)について違和感は生じない。
つまり人としてお互い了解できていて、でも細かい違いにこだわらない状態。
たとえばタクシーで、行先が伝わり、料金を渡し、ありがとう・バイバイといって別れる。
たとえば地下鉄で、席を譲ってもらいお礼を言う、譲って相手が座る、譲ったけれど次で降りるからイイよと言われる。そんなことは通じる。
母は隣に座った台湾の年配おばあさんが「あんなに地下鉄内で泣く子は、パンパンとしつけるものです!」というのに同意していた(笑) 言葉通じていないけれどお互いだいたいわかっている。それが心地よい。
■
街中には選挙のポスター的顔写真が貼られていた。言葉がわからないからメッセージは直接伝わってこないのだけれど、帰ってきてニュースを見ると、この日、26日に統一地方選が投開票日で、あれは民進党・国民党のポスターだったんだ、と合点がいった。
街の人達は穏やかで落ち着いていた。地下鉄でもピリピリした感じがしない。
台北の松山空港を離陸するとき、台湾がずっと平和で、台湾の人達がずっと幸せであってほしいと心から思った。
20231127 Mon.
読書会、やっと少し面白くなってきた。
受け身で不都合な真実を突き付けられるよりも、やや能動的に考えられるようになった。なぜって自分達や、その上の世代、その下の世代の生活習慣の違いと自然破壊の兼ね合いについて話されているから。
概念があまりに大きく、あまりに正しいと、人間は無力に感じてしまう。
■
台湾のお土産をどのように配布するか。
会社勤めをしないようになり、圧倒的にお土産の必要性が減った。いま付き合っている友人にも行った話をしなければ渡す必要はない。それでも伝えたい相手とか、つい話してしまった相手もいる。そういうことを考えると当初よりも大勢に渡すことになりそう。
いつ誰に会うか、何を渡すか、パッケージングをどうするか、
面倒でもあるが、時間はあるので、考えてマネージするプロセスはなかなか楽しい。
■
街中に枯葉が舞う。美しい。
お店の人にとっては頭が痛いかもしれない。
でもこれは楽しませてもらいたいな。
ヨーロッパで見かけるような、落ち葉を集める車を公道で走らせたり、その小型版で歩道を掃くような仕事を、早朝単発の仕事として低収入の人達に提供してはどうだろうか? と、毎年思う。そこまでやっておいて、さらに日中きれいにしたい場合はお店の人が掃く。
自動ドアや外に設置してあるエスカレーターに落ち葉が絡むと面倒なことになるので、お店の人が気を遣っているのを感じる。この時期だけ落ち葉掃きという仕事が増えると憂鬱にもなるだろう。落ち葉は気まぐれで、きれいにした直後でも風が吹けば落ちてくるからちょっとした徒労感もある。
■
旅行から帰ってきて、聞きたくなった「サイケデリックラジオ」
一見怪しい内容を話しているのだが、語られている内容はとても面白く、学びや気づきが多い。対話している二人の魂が喜んでいる様子が伝わってきて、それで元気づけられる要素も大きい。
今日は哲学の概論・位置づけと、そのなかで何をいま扱おうとしているか、リード役の方がお話された。それをすぐにフォロワーの方が咀嚼して、キャッチボールが続くことに感嘆する。
例)No.89 インテグラル・サイケデリックラジオ第42回
リード役が提供した情報に埋没してしまう私とは随分違う。「おお、そうなんですか、すごいですね~」で終わる私と、いま聞いた知見を使って話せる人と。
そんなことも感じつつ、思考が刺激されることが楽しい。
私のように一人でいる時間が長いものにとって大変貴重。
ここ数日うまくリンクを張れないのでご興味ある方は、次のキーワードで検索してみてもらいたい。
<インテグラル> <サイケデリック> <ラジオ>
□
このラジオ以外には、すべて言葉にして話すタイプの動画や音楽を聴きながら手を動かしている。料理・片付け・お土産パッキング・メモ等々。
20231128 Tue.
朝読書会。
成人の発達理論をベースにした意識段階を測定する手法について丁寧に書かれた本。
この新しいバージョンが日本語訳で間もなく出る。
標題について、様々議論があるようだ。
その議論が、意識段階を測定するということをどのように私達が受け取ると建設的になりうるのかという繊細な問題であることを示している。
それを待ちつつ、今日話題になったのは、ある程度の発達段階に達している成人が、そこからもっと人生を進む際に、より一層他者との対話が必要になるだろうということ。そして、それはコーチングのような導くもの(手助けするもの)―導いてもらうもの(手助けしてもらうもの)という関係ではなく、メンタリング、対話相手となり、本人が発することに対して真摯な応答を行い、深い理解をもとに湧き上がるものを本人に返し、それに対して本人がどう受け取りどう咀嚼していくか、その循環を行うフラットな関係であろうということ。
とてもしっくりくる。
寿命が延び、生命をつなぐことにあくせくしなくなった今、その人が自由に使える時間が増え、どのように命を燃やしていくか、人類は未知の領域に入ってきている。そう思うと、自らの生き方を改めて見つめ、惰性でなく何か自分なりの命の燃やし方をしたいと思う人が増えるだろう。
もちろんそうしなくてはイケナイわけではない。まっさらな自由ではなく、与えられた役割を全うするということでいい。ただその役割についても選択肢があるなら、何を選ぶか個人に委ねられるところが生じる。
そんなときに、ふと立ち止まったて考える時期があっていいだろう。
そのときライフコーチという役割はお役に立つだろう。
おそらくライフコーチは、それを一枚看板とするのではなく、看板のひとつではあるが、もっと自然な生活人としての顔を持っているだろう。その立ち位置から、出会う人にライフに関するメンタリングを自然な会話のなかで行うだろう。
以上は私の空想だ。
この数年、何となくイメージしてきたものでもあるし、今日、支柱を得て立ち上がったともいえる。
■
今週金曜日は12月1日。月曜日はまだ11月だが、気分は12月。
毎日が夏休みのような生活をしている私にも、年末というか、区切りが近い感覚がしている。
紙派の私、まだ来年の手帳を買っていないけれどそろそろ買おう。だけどその前に、今年のことで済ませておきたいことがある。そんな感覚が区切り感を生んでいる。
1.台湾旅行のまとめは殆ど行ったが、今年沢山旅行したものの金銭的なまとめをつくり来年以降の参考としたい。
2.年内のスケジュールを今一度確認し、段取りをイメージしておきたい。そこから具体的なto do’sを明らかにし着々と進められたらうれしい。それはここまでのだらりと緩い感じとは違うかもしれない。かといって迫られるのではなく、自分なりのペースで。
3.大の苦手な片付けを少しでも進めたい。洋服・本・紙類。いまだ残してある仕事時代の書類はここで大幅に削減できると嬉しい。昨今全て一気に捨てる方法を取る人も増えているが、まだ大幅削減と言っていることはどうなのか? 利便性・必要性から適切な判断と行動が取れますように。
・・・とまぁ、ここで書いている限りは頭の中だけ。
とりあえず朝、アロエの枯れた葉っぱを切り取って整えた。
■
喪中はがき、かなり書いた。40枚くらいになるか。
夫が送ってきた50枚は丁度良い分量だったようだ。
5枚とか20枚でいいという私の言い分は、現状にマッチしてないしカワイクないな。
年賀はがきを書かない方向へシフトしつつ、いまもやり取りしている人達は、写真で送ってくれて家族状況がわかりやすい人や、なんとなくその人らしいイラストや眺めの文章が入っている年賀状をくれる人。
宛名書きというものが結構好き。最初は調子が出なくてバランスが悪い字が並ぶのだが、10枚くらい書いて、ペンが書きやすかったりすると、ハガキに文字を書くことが心地よくなる。そこに並ぶ文字にリズムやまとまりを感じて楽しくなってくる。
それもあって年賀状書きは続けたい。
□
結局下記のように対応することで落ち着いた。
・(11月) 喪中はがき+(年明け)住所変更連絡を出す人
・(年明け) 住所変更連絡だけ出す人
・すでに同窓会連絡で住所変更は伝わっているから何も出さない人
年明けに出す際には、年賀状ではないが龍の模様を入れた文面を作成しよう。どこか印刷してくれるところを探そう。
辰年生まれなので、全くの欠礼にせず何か今年のお知らせを送りたい。
台湾でいろいろ龍の模様を観てきたし、そこでみたとても古い龍を形どった文様について触れているyoutubeにも出会った。そのあたり、デザインしてみたい。
12年前、2012年は地上波放送が終わる年で、東京タワーとスカイツリーを並べて、龍が飛んでいる絵を賀状の柄にした。結構気に入った。
翌年2013年の賀状は覚えていないのだが、2014年以降は結婚がらみで夫のテイストを加味した割と常識的なデザインが続いてあまり自分らしいと感じられなかった。それもひとつの在り方なのかなと思ったけれど、今度は他を気にせず自分らしいデザインをして問題ない状況になった。
戻ったというのか。
ぐるっと回って、でも少し違う位置にいると思いたい。
VLOG
天皇のスピーチ
水にまつわる神話、宗教
20231129 Wed.
夜ライフパーパスの質問会。
その前までに復習しようと思うが実際に出来たのは1回講義の半分だけ。
聞いて学ぶだけでなく、自ら振り返り過去のことを思い出すことも有用で、それをやるためには少々時間も労力もかかる。
かつ一人で頭をぐるぐる巡らせても出てこないときは出てこない。
人との対話で、ふとした質問から深い気づきが生まれることがある。
そのきっかけを増やしたいなぁ。
■ニュースから
山田太一さんが亡くなる。
どの作品に思い入れがあるか?と聞かれても、学生時代にテレビを持っていなかったので特段の作品が出てこない。それでも会話から当時の雰囲気を伝えてくれるし、当時の俳優さんの風情が何とも言えない時代を伝えてくれる。
□
屋久島海上にオスプレイが墜落。
日本側に人的被害がなくてよかったが・・・事故が起きるという危惧が当たり、安全であるという説明が一層空虚になった。
友人達が屋久島に入っていた。島に落ちなくて良かった。
20231130 Thu.
和食展@国立科学博物館
2020年にもともと予定されていたものが、当時コロナで開催中止となり改めて開催された。様々な角度から和食とはどういうものか、日本の自然とどのように結びついているのかを、わかりやすく展示している。
特に個人的に面白かった項目はこちら。
・この野菜はいつの時代に入ってきたのか?
・お雑煮の地方バリエーション
・米、魚、キノコ、発酵食品
・和食になった?海外メニュー 日本の洋食・日本の中華
これから全国巡回するそうだ。
ざーっと和食にまつわる話を概観できる楽しい展示だったのでおススメしたい。
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その後、
台湾料理につかう調味料を探しに行った上野アメヤ横町にあるビル地下、上野市場は中国だった! 中国語が飛び交い、各種カニ・貝・魚一匹丸ごと、豚スペアリブ・モツ一通り・鶏骨付き一匹・兎など、香辛料・調味料・お酒が多種。
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違和感のあるニュースが結構多い昨今。
・大阪万博まで500日。昨年の東京オリンピックと同じく、人々が不在でイベントだけが突き進んでいる。
・札幌オリンピック 2036年も招致失敗 その先2040年って16年後って真剣に議論する対象となりうるのか? 議論した人は引退してしまうのでは?
・NHK紅白歌合戦にクイーン+アラム・ランバート出演。逸脱してない?
海外アーティストが出てくる時点でNHK紅白歌合戦の価値がなくなったのでは?
・新島の出現。このニュース、知らなかったなぁ。硫黄島のヨコに新しい島が出来つつあるそうだ。
気持ちが散在するのと同じように、半月記はいつも以上にバラバラした内容になったように感じる。
でもこの半月の間に感じたことに次の兆しがあるのではないか。
区切りの後へ何を紡いでいくのか、糸を縒るように見つけて繋げたい。
12月はどんな月になるだろうか。
わたしにとって区切りをつける月であることは間違いない。外面的な区切りに留まらず、内面においても新しい取り組みやこれまでと違う意識で前へ進めたらいいなぁ。
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