2022年12月前半
病み上がりで体調にかかずらわっているうちに、
世の中はすごい変化がいとも簡単に起きている。
自然は淡々と営みを続けている。
問うべきことは問い、問題意識をもち、活動しつつ、
日々の生活を丁寧に行うことが強さに繋がる。はず。
20221201 Thu.
11/29宮台真司さんが切り付けられた件。その日、驚いた。そういえばそうだった。
だけどこのジャーナルに書いていなかった。
体調にかなり引っ張られるなぁ。流行り病はまだ抜けきっていない。
宮台さんの事件、犯人は不明。
安倍首相を撃った犯人、山上さん。親が統一教会の信者で、その後、元信者や家族救済のための法的整備が進む方向へ動いている。そして、この山上さんのような暗闇は、さかのぼれば秋葉原の加藤さん(安倍さん事件の18日後に死刑執行された)が思い出される。
昔、宮台さんの激しさ、振り切った物言いに親しめなかったけれど、最近の安藤アナとの対談などYoutubeを面白く見ていて、とてもやさしく丁寧に説明しようとしているな、と感じていた。
■
驚いた。
ラジオをつけたまま寝て、試合の様子を寝ながら聴いていた。カタールで行われているサッカーワールドカップ。
え、スペインに勝っている今の状態。
これまで味わったことのない「スペインに1-0で勝っている」状態。
その状態に居心地の悪さを感じる。つまらない人間だ。「勝っていてもすぐ負けるだろう」と思って安定しようとして、、、寝た。
ここから同点にならないように凌ぐ時間。
格上のスペインに勝てる気がしないなぁ、変に応援しないほうが勝つかもしれない。
20221202 Fri.
スペインに勝った! 勝っていた!
すごいな。過去の記憶を遡ると、驚くしかない。
レアルマドリードなどを擁する、ラテン気質と緻密さを兼ね備えたサッカーをする本場スペインに勝つとは・・・。
でもこれは普段サッカーを見ていない人の感想。
最近の日本選手は、ヨーロッパなど海外で経験している。もしかしたら、1998年に初出場したころのような新参者としてのマインドセットとは異なり、いま目の前のチャンスにどう行動するかに集中したプレイを出来るような状態になっているのかもしれない。
■
流行り病に罹患して11/28が1日目。そのカウントからすれば、今日は5日目。発熱は37度台ですごく辛いわけではないけれど、集中できないし横になりたくなる。
気が付いたら、すっかり約束の15時まで寝てしまって焦った。
今日はYeLL(話を聴くサポーターとプレイヤーの仕組み)の日。オンライン相手に本当にあきれられたと思う。申し訳なかった。5分遅れて目覚めてよかった。
前回リスケにしていただいて、その先が今日。
とても心象悪いだろうな。
それにも関わらず、フラットに対応してくださり凄い人だなと思った。感謝。
■
どうやら、第二の山、引き込まれるように寝てしまった。
ブレイン・フォグ。頭のなかに霧がかかっているようだ。頭痛もする。ウィルス自体が脳の中に入ることはあり得ないはずだが、どうして動きが悪いのだろう。
なんだか今日も、体調のことばかりが気になる。
20221203 Sat.
昨日の爆睡、そして本日でかなり抜けた感じがする。
シャンプーを買いに出かけたとき、体内がすっきりした感じがした。体の筋を伸ばしたい。歩くことが気持ち良い。歩いて、骨盤から脳まで重心が通る感じを味わいたい。
対して物を食べたくない。食べるならフレッシュなもの、つくったおかず。
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シャンプーを買いに行ったら、2023年12月7日に髪の毛を切ってもらうことになった。(笑) すごい。切ってくれる!
ここは3年前の秋、自然なヘナを扱い、かつカットが上手だという評判を伺い予約して行ったのに、カットすることをとても渋られた。面白い人だ。どうやら有名な人らしく、書籍もあった。渋られたけど、そのとき1回だけカットしてくれて、あとはヘナの塗り方を教えてくれて「自分でやったほうがいいよ、安いし。確実に髪の毛が元気になるからね。」と送り出された。
独自にインドでヘナを買い付け、製造過程にも関わり、化学成分を入れない染料を開発・販売している人なのだ。ヘナは、植物成分からなり、トリートメント効果もある。
その後、何度かヘナを購入して塗っていて、確かに効果を感じたが、ヘナの赤味がどうしても我慢ならずヘナをあきらめてしまった。もう縁がないかと思っていたら、このお店で開発したシャンプーを試したいと思ったのだ。使っているシャンプーのせいか髪の毛が絡むようになっているので、洗うのが楽しみ。
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カラオケ フィンランドのドキュメンタリー。NHKで視聴。
フィンランドの人達は内向の人が多いと聞いている。カラオケ場面で垣間見られる人生の一コマを追ったドキュメンタリー。
カラオケは、フィンランドでそんなに広まっているのか。KARAOKEとして定着していて、心の重荷をカラオケで軽くする人が多いのだという。ドキュメンタリー冒頭は、流しのカラオケ屋さん、のような人が、機材を車に積んで、会場でセットする様子。固定した場所で行っているのではなく、機材を持ち運んで、定期的に各地を回っているらしい。
自分自身が幼い時に辛い目に会った女性。歌う人をみているとその人の人生を感じるという。パーキンソンで手術を受ける女性、自分の自由なところは羽ばたかせたい。ニートな男性、思い切って歌うと周囲が褒めてくれる、やっと得た仕事は工事現場のゲートの開け閉め係。やもめなおじさん、ダンスも下手だし社交的でもない。いろいろ不器用な人がいるけれど、カラオケを歌うと周囲とも話すきっかけが生まれると。
人生が描かれているドキュメンタリーをみて、フィンランドの人達にシンパシーを感じた。でも私はカラオケが苦手だ。もう何十年もやっていないし、やったことがあるのは10回くらいだろうか。
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夜中に来たショートメール。
保健所から。
本日にて観察終了で、明日から隔離生活解放だという。
無症状ならばそうだけど、症状があれば違うはずなのになぁ。
今日は6日目。微熱あり。もう少しおとなしくしてよう。
20221204 Sun.
「神宮の再開発がよくない10の理由」を考えた。
ワーキンググループを作って広報コンテンツを作っている人達が、募集していたから。
見出し文70文字、補足説明100文字というガイドラインがある。
それに合わせるまで推敲できなかったが考えてみた。
うーん、長い。
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目が疲れる。
頭のなかと視神経に、まだ変な感じだけれど熱や鼻水はよくなった。
自分が罹ったというと、実は私も、という友人がチラホラいる。その人達によると、十分休んだ方が予後が良いという。鼻水とか、咳とか、それ自体重篤ではない症状が長引くという。私には視神経のほか、ブレインフォグも感じている。
腸は調子がよくなったかも。近年になく黒くない黄土色っぽい便が出た。腸内細菌が良くなっているみたい。
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昨晩『量子力学で生命の謎を解く』のABD読書会。
最終回だった。ABDという手法で、410ページ10章にわたる内容を5回に分けて、各回8-10人で読んでいった。
量子力学そのものは、結局よくわからないけれど、量子の力が発揮されなければ、光合成も出来ないらしいことは納得した。つまり、地球上に酸素が出来る前から、量子は活動していてこの世界を作っているのだ。
私たちに見える世界は、物理世界が動いていてニュートン力学で説明できる。その下、というか分子レベルの世界で熱力学で説明できるエネルギー界がある。そしてその下、というかさらに微小な世界では、量子が活躍している。
量子の活躍を認めない限り、光合成だとかDNAを複製させることを、人間が制御できないのだ。とても巧妙なやり方で進むプロセスを、人間は再現できないのだ。
20221205 Mon.
『ミスター・ランズベルギス』
長い映画。2時間+休憩+2時間。
監督:セルゲイ・ロズニツァ
2021年/リトアニア=オランダ製作/リトアニア語、ロシア語、英語/248分/モノクロ・カラー
1990年前後の私は、学生や就職した頃であまり世界情勢に関心を向けていなかった。ソビエト連邦は各国を解放し、世の中は良い方向へ向かっていると、信じていた。
そんな時期の様々なニュースソースや記録映像を再構成し、ランズベルギスのインタビューを組み合わせた映画。
知らなかった事実や、知ってはいたけど今回初めて具体的な映像を観たものなどがあり、長いながらも、とても興味深く観ることが出来た。
<ゴルバチョフ>
今回、ゴルバチョフのポジティブなイメージに、ダークな色が加わった。そして映画パンフレットにあるインタビューを読んで、ゴルバチョフはある役割を果たすものとして利用された面があったらしいことも感じ取れた。
<人間の鎖>
リトアニア。バルト三国、エストニア・ラトビア・リトアニア。
バルト三国が独立したときの人間の鎖を作った場面、ドキュメンタリーのように経過を観ることが出来た。
<リトアニア人の忍耐力>
ロシアやドイツに長年支配されてきた不幸を沢山背負っているが、希望を携え平和裏に独立を勝ち取った国(ラトビア・エストニアにも恐らく共通する)。そのしぶとさや、人々の様子を知りたかった。彼らには歌がある。希望がある。その点で連帯する隣人がいる。リトアニアのなかにはロシア人もいて民族の違いは確かにあり、どれだけの比率でリトアニア人が占めるのかわからないけれど。
ロシアの戦車に向かって「リトアニア、リトアニア」といって声を上げ続けられるエネルギー。ロシア軍が去っていくまで無言で道に立って見届けて、彼らの最後の一台が去ったら「リトアニア~」と歓声を上げる。その忍耐力。
<ロシア軍>
ロシアのやり口。いまのウクライナと同じ。戦車で威嚇。空砲や空への射撃でも威嚇。その後数で人々を倒していく。人を土地から引き離す。
まさにウクライナで起きていることや、これから台湾へ中国が支配力を高めていく可能性、もし日本がこのように主権を奪われたらどのように対処するのか、などが頭をよぎり、イメージを重ねて観ていた。
年明けに同じ監督の『新生ロシア1991』が予定されている。これも楽しみ。
■
希望。
希望を持つことは、社会システムや儲けのなかに組み込まれないものだ。
欲は資本主義システムのなかで、作られて、増幅させられる。
希望は、システムに組み込まれるものではない。何か誰かが勝手に増幅するものでも強いるものでもない。自発的なもの。
20221206 Tue.
クロアチア戦、日本は負けた。
試合結果を見た。先取点を取ったのか。PKだったのか。すごいじゃないか。
張り切って応援しないほうが、勝つのではないかと思ったけれど、クロアチアはやはり強かった。
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YeLLサポーターとしてのトライアルセッション
本日のプレイヤーと3回目の対話。初回は相互で自己紹介をしたので、実質的には2回目、前回伺った課題を深堀する時間だった。何か解決策、打ち手を探していらしたので、案を挙げる時間で「こんなのはどうですか?」と例を出してみる。プレイヤーさんからは「そうですね~」という球が返ってくる。参考になるかもしれないけれど、それで元気になるか・エネルギーが出るかについては手ごたえがない。
あまり面白くないセッションになってしまった。
基本に照らせば、サポーターの私が話過ぎたということ。
上司と部下の面談と同じで、上司が話過ぎると部下は自分のことを話せない。
サポーターとプレイヤーは、フラットな関係を結んでいるのだが、話しやすさは上司・部下と同じ構造になる。
はぁ。
次回は4回目、最終回。どのような話になるといいだろうか。
私の力不足、つまらない組み合わせだという結論に終わってしまっては、相手の方にも申し訳ない。まだ私にできることがあるはず。考えてみよう。
■
夜、ABDが予定されていたけれど、参加者の一人がコロナ罹患。準備して緊張していたところ、急に力が抜けた。
20221207 Wed.
今日も控えめな生活。
アメリカの山火事のドキュメンタリーを観た。
最近オーストラリア、イタリア、インドネシアなど世界各地で山火事が起きている。温暖化対策をすすめているのに、簡単に樹木が燃えてはげ山になり、民家が焼けたりして怖いことだ。
アメリカはカリフォルニア州での火事が多く、セレブや大金持ちの家もひとたび火事になると燃えるリスクが高い。
ドキュメンタリーが進むにつれて、消防士が自分達の安全性も顧みずに消防活動を行っていたり、飛行機から延焼を防ぐような薬剤をまいて人力を超えた消火活動を行っていることを知った。
すごいなと思いつつ、大きな違和感を感じた。火事の後の山ははげ山になるし、火の延焼を防ぐために、木や植物の空白ベルトを作っている。
これって、山の崩壊を目指すアクションではないか? はげ山になるぞ。
アメリカらしくもある。論理的に、延焼の元となる燃える材料を数mの幅で無くしてしまえば火を食い止められる。火を止めるのは土だ。しかし残るのははげ山。そしてその努力も空しく、強風や雷による火事は、それら数mの幅を簡単に超えてしまう。
日本なら、植林したり、下草を刈ったり、野焼きをするだろう。
水分が山で循環するような手入れを行うだろう。
そんな違和感を持っていたら、番組後半で、国連が「先住民の知恵も取り入れ、消火活動ではなく、予防活動に力をいれたらどうか」と勧告しているとの場面があった。そしてネイティブアメリカンの女性が、毎年決まった時期に野焼きをする情景を映していた。
かつてアメリカでネイティブアメリカンの生活を規制し、野焼きを禁止し、行った場合罰則を与えていたそうだ。だから私有地以外では野焼きができず、ほとんどの場所でその知恵が継承されなくなった。
いま消防士も集まって、その野焼きの知恵をワークショップで教えて貰い、活動に役立てているという。消火活動にかかっている莫大な資金の1/4を予防活動に投じれば、かなり効果がでるそうだ。
一見、論理的問題解決に見えるが、愚の骨頂となる例。一見、論理的に合わないと思うかもしれないが、自然の力学のなかで有効な方法を取って解決へ向かっていく。それが自然を生かした智恵、叡智。
■
宮台真司さん、切り付けられた時間ののち、退院直後のビデオメッセージ23分が出た。迷うことなくクリック。
言論界が委縮しないように、自分が元気に通常と変わりなく活動することを
医師2人づつ2日間で手術をして、何針縫ったかわからないほどだという。
50分間救急車を待つ間、ウクライナの兵士や祖母の話を思い浮かべ、なにくそと頑張ったのだと。護身術を使えたらしく、致命傷になるような部位を腕などで守ったようだが、それができる気骨がすごい。
宮台真司氏、退院並びに仕事復帰のご報告
https://www.youtube.com/watch?v=_95WJZGW02M&t=7s
■
日常を守るということの重要性を改めて思う。
ウクライナでも戦争があっても日常生活を守ろうとする人々。
日常生活を続けることが、最大の抵抗になる。
20221208 Thu.
今日は久々に、10時頃から18時頃まで外出した。
案外、体力低下も感じなく一日動けたし、歩数が1万歩を越えても何ら問題なかった。ほっとする。
母に付き合って新宿で落ち合い、その後、東京駅にまわって丸善へ。丸善で店頭正面に英治出版の本『解像度を上げる』が並んでいる。
最近の英治、すごいなぁ。
夕暮れ時の丸の内。夕焼けがきれいだった。
一日歩き回ることが出来て、これで全快かなと思う。
20221209 Fri.
午後、YeLLのプレイヤーとしてのトライアルセッション
私の話を聴いてくださるサポーターさんは、とても聞き上手な方で、話しにくいことや取り留めないことも、するすると聞いてくださる。そして無駄な返しはしないし、それでいて、話を流すのでなく程よい質問を返してくれる。その質問のお陰で、もう少し考えを進めることが出来たり、自分の話す取り留めなさに少しだけ価値を感じることができる。
話してよかったと思える。
いいセッションして下さるなぁ。
一方、自分がサポーターになっている組み合わせでは、私は全然いい聞き手になれていない。いや、聞いているのだけど、話を引き出せていない感じ。
聞いたことを肯定的に受け止めてはいるのだけど、
結果として、その人にとって100%心地よい時間ではなさそうだし、話したいことを全開で話せるとか、話してスッキリした、という体験にはなっていなさそう。
困った。
20221210 Sat.
ABD認定ファシリテーターの更新講習会。
自主開催しているABDが少なく、参加するばかりなので、認定ファシリテーターとして肩身が狭い。そんな気持ちをもって更新講習会に参加した。
私が感じているABDの良いところ
・分厚く取っつきにくい本でも、皆で読むと一通り把握できる
・ABDで部分を読むと、
その本を読み通すハードルが低くなる
読み進めやすい。
・本の内容について数人で対話すると、
自分とは異なる考えや視点を聴けて、得られる物が拡がる
読んだメンバー間で、共通言語ができる
今回の講習会では、皆が参加して楽しく取り組めるような仕掛けがいくつかあった。
・チェックイン
少人数(3人程度)でチェックインをしてから話し始めると、顔見知りや初対面の関係でも話しやすくなった。
チェックイン①内容 どこから参加しているか/最近のHappy
チェックイン②内容 最近印象に残っているABD
・バックキャスティングでこれからを思い描く
2024年(2年後)にどんな状態や気持ちでいるか・誰と一緒にいるか
そこでは自分のどんな要素強味が出ているか
もし3つ魔法が使えるとしたら何か
⇒自然と、ABDを活用してこんなことを実現したいというイメージを描けていた
・フィードバック
同じグループの2人から(バックキャスティングで話したことについて)気づいたことやその人の強みなどポジティブなことをフィードバックしてもらう。聴いていると自然と元気になってしまう。
更新講習会を終えたら、自分がABD主催をするモチベーションが高まり、協力してもらえそうな人の顔が具体的に浮かんだ。これまで逡巡していた小さな山をあっさり乗り越えた感じ。
その人に連絡してオンラインでの打ち合わせをすることになった。応じてくれたその人に感謝。
そしてやらねば・やりたいのだが…という思いが滞っていたところ、すっと流れ始めた感覚がしている。
■
長野県からのニュース。公園に隣接した家から長年苦情が出ていて、10数年の訴えののち、公園を閉鎖することになったという。なんでそうなったの?という疑問が湧き、なんとも割り切れないモヤモヤを置いて行った。
1軒の偏屈なお家の粘り勝ちなのか。
地域で抑制が効かない構造が出来てしまって、コミュニケーションも成り立たない寒々しい空気が漂い、正当なことを言っているのにその1軒のお家は微妙な感覚になっているのか。
詳細はよくわからない。
しかし公園があって、賑やかで、しょっちゅうボールが飛び込んでくるような強烈な煩さに意見した人がいて、周囲がだんだんと引いて、公園自体に人が寄り付かなくなった、だから閉鎖した、という流れだけが見える。
だれが悪いとか言わずとも、ネガティブスパイラルが10数年かけて進行したことになる。
それよりも、
子供の声がうるさかったり、ボールがお庭に入ってしまったり、中には悪戯する子がいても、「いつも遊ばせていただいてありがとうございます」「この場所があってとても子供たちが喜んでいます」「ご迷惑おかけしてすみません、良かったらこれどうぞ」など、気持ちの交換、たまに物々交換とかがあったら、こんなことにならなかったかもしれないな、と思う。
もしかすると、私たちはポジティブな気持ちを、もっと発信したほうがいいのかもしれない。
もっと発信すると、幸せな場が作られていくような気がする。
ひとりひとりが、こうやって居心地のよい空間をつくっていけたらいきたいなぁ。
それでも収集がつかないとき、何か方策を考えようという気になる。
それなくして、徐々に没交渉になり、人が通わなくなるのは何かが欠損した社会なのではないか。
12/2信濃毎日
12/9 信濃毎日
20221211 Sun.
用事があって神保町へ。
今月のうちに、本がさばけた時点で閉店となる古賀書店。
書店の品ぞろえが音楽・文学というところも残念だし、この建物もどうなってしまうのか気になる。左隣の書店はまだ続きそうだけれど。入っている書店が1か所だけなら建て替えを進めやすいだろうなぁ。でもこの建物、とても味がある。
表参道からブラブラ歩き始めて、原宿駅脇を通って渋谷の方向へ向かった道中。
都心のイルミネーション。
どちらもスポンサーがついていて、表参道はカルティエ、3年ぶり。NHKセンター脇(公園通り上)は日清製粉、今年初めて。
無駄な電気を使っているのか、と気になりつつも、冬のきらめく明かりは惹きつけられる。都会は空が犠牲になる生活を強いられているから、このような楽しみがあってもいいかな。
人間は闇のなかの光に心惹かれる、それが本能だ。
都会ではイルミネーション、
それは星空を模したものでもある。
空が広くて、星が良く見えたら、空の方が魅力的かもしれない。
20221212 Mon.
8時開始の読書会直前まで寝てしまい、起きて15分の寝ぼけ眼で参加。天気が良いので、読書会終了後、洗濯を干して気分さっぱりした。
■
YeLLでのサポーターとしての最終回が本日だったのだが、なんと、今朝延期したいとプレイヤーさんから連絡が入っていた。正直ほっとした。どんな進め方をしようか考えていたが、気が重かった。
■
夕方散歩中に信号待ちしていた16:30、ちょうどクリスマスイルミネーションが点灯するタイミングを目撃して、なんだかウキウキした。
電気代が…、混雑が…とか、若い頃は誰と行くか…、一人で行くのはいかなるものか…などと、妙に思考が回るけれど、冬のイルミネーションは、要は「闇のなかの光」という人間が引き込まれる魅力なのだ。本能に逆らえない。(昨日の私)
ろうそくの光を見つめるのも、同じ魅力。
そして本当は、夜空に星を見るのも同じはず。
だけれども、都会は便利さと引き換えに空や暗闇を失ってしまった。
塩梅なのだと思うし、それを個人の好みと一致させようとするのは得手勝手だけれど、都会でももう少し光量を抑えて落ち着きを出していいと思う。
京都の町の暗さは健全だと思い、東京近郊の妙に明るい照明はいかがなものかと思う。鎌倉駅の照明を抑えた感じはとてもいいと思う。
■
映画『リトアニアへの旅の追憶』
先日の『ミスター・ランズベルギス』に続いて、リトアニアに関心があり観てきた。
・「リトアニア人が2人いると必ず歌い出す(笑)」
・元気そうに「森へ行こう!」
・久々に帰った懐かしい家で「水を飲もう」と井戸へいく。満面の笑み。
・ベリーを摘んで美味しそうに食べている
歌を歌い出すと、自然と重唱できるくらいに合唱に親しんでいる。ソビエト(現ロシア)・ドイツに抵抗するときも、歌を歌ったり、「リトアニア」と国名を連呼したり、緊張が高いときには沈黙のまま静かに対峙する。
大国に支配され、才能ある若者はアメリカへ移住。その場面から始まるのだが、徐々にわかるのは、その前、故郷を追われて強制労働に従事させられて、そこから脱走した厳しい過去がある。表情や語り口は穏やか。
徹底して抵抗し、自分たちの命を守り、主権や人権を貫くことを止めない。
その強さ。
何年も国の主権を奪われて、ロシア語を強制されても、出来る範囲で自分達の文化を守り、自然と普段の生活を続けていく。淡々と、工夫して、やり続けることで達成できる強さか。
最後に“日本語字幕 中沢新一”と表示され、目を疑った。え、同姓同名の人がいるの? あとで調べたら、やはり文化人類学者の中沢新一が字幕をつけた3本のうちの1本だった。家庭ムービーをつなげたような映画を訳していたとは。驚き。彼が訳すほど、こういった映像は貴重なのだと改めて認識した。
20221213 Tue.
発達障害、10年前6.5%から、今年8.8%となった。
調査はある基準を設けて、その基準により発達障害か、その障害が無いかをカウントした数字らしい。
これだけの割合でいたら、それは病気なのだろうか?
もしかするとその基準は、個性とすべきところを障害としているのではないだろうか?
35人学級に3人いる割合。一斉教育では通用しないということになる。発達障害だけに限らず、多様な個性に応えるためには一斉では済まない。
それは昭和の教育がいかにむりくりをしていたともいえる。そのときの仕組みをベースに組み立てたカリキュラムでは、いま運営できないということにもなる。一人の担任だけに押し付けるのも違うし、補助教員を増やせばいいというのも違うように思うし。何を大事にして、何を目的に、義務教育を行うのか。
■
高市氏が、自分が法人税増税反対を述べたことについて、岸田総理に啖呵を切っているのは、どういう意図があってのことだろう?
大企業に対する得点稼ぎか。「罷免も厭わない」と強く出る姿勢に拍手する人達も一定割合いるけれど、それは一見、論理明晰な強い姿勢に惹きつけられているように見える。しかし女性の社会進出に関して保守的だし(自分は総裁選に積極的だが)、日本会議の一員でもあり、ネオナチ団体との近さもあり、どうも信頼できない感じがする。
■
鎌倉八幡宮にてすす払いをした、という季節のニュース。
今日は正月準備を始める事始め。年末の大掃除や正月用のたべもの、お飾りなどを準備し始める。私も、たまたま洗面所の掃除を熱心にしたので、これを事始めとしよう。気分がよい。
夜実家へ。
20221214 Wed.
鎌倉に「樹ガーデン」というハイキングコースにつながる道のあるカフェが、今年で閉じるという。ミニバスが通る道路からも階段を登っていくこともできる。
地元住人にとっては、途中下車してそのカフェを目指すということは余りないかもしれない。でもその場のすばらしさを知っていたら行きつけにしたかもしれない。
今回、閉店と決まって客が集まる典型なのだが、いってみた。
バスにのって、最寄りバス停で降りて。駐車場が満車で、階段の上でもお客さんが満杯だという。すでに2時間待ち。いまはお客さんを断っているという。予約はできない。これは諦めて帰るしかない。今日は散歩ということにして家まで帰ろう。
いつからあっただろう。関連する記事には、30年の歴史とも、40年以上とも書かれている。30年前だとしたら私は勤めていて、土日はぐったりしていた。そのうち都内に引っ越していた。わざわざ行くことはなかった。
とてもいい景色で行ってみたらいいと、今年友人から聞いていた。行きたいと思いつつ、実家からいく時間があまりなく、母親も特に行きたいわけでなく一人で行く時間の余裕もなかった。今回、母も閉店の話を知っていて尋ねたら行くといったのだ。27日までだし、もう行けないだろうな。
店主の気骨が感じられる閉店挨拶
帰り道、樹ガーデン入口から数分歩いた草地に、謎の集団が。30人くらいが誰かの話を熱心に聴いている。草地の端に1本の旗。「鎌倉殿の13人」か。建物もない草地。なんだったのだろう? Google Mapを開いてみるとなんと「北条氏の常盤邸後」だそうだ。
いやいや、知らないことが沢山ある。いつも言い訳は、「小学校4年生のときに引っ越してきたので、市内のことは知らない」だ。3年生は市町村、4年生で都道府県のことを習う。だから神奈川県のことは習ったけれど、市町村のことは、3年生のときに住んでいた藤沢市のことなのだと。(だからといって、それほど藤沢について知っているわけでもないけれど。)
■
庭の落ち葉を掃いたその下には、柔らかな雑草が生えている。芝生もまだ青い。端っこのほうにはハナニラがひょろひょろ生えている。枯葉がいい具合に温度と湿度を保っているようだ。年末近いし、少し念入りに掃き掃除をした。
枯葉は、ほとんど落ち切った。
■
防衛費
税収の場
重武装+中立化
反撃能力というのは、
「やったらやり返すぞ」「威嚇」
専守防衛という考え方。それがチラ見せフレーズでなく、本当にそれを据えているのならば、暴走して一線を超えないためのポイント、抑止について、どういう話をしているのか、どのように抑止するのかを一般人にわかるようにしてもらいたい。
また専守防衛とバランスする、外交や、一般人に要求する国防策などがあるはず。そこも議論に挙げる必要があると思う。それが表に出てこないことが不気味だ。
こんなときスイスの民間防衛の本のことが気になる。
日本は、社会の内側に敵を抱えたり内側から秘密が漏れていくリスクに対して、とても緩いような気がする。そして危機に見舞われてしぶとい抵抗が必要なときに、とても脆弱かもしれない。リトアニアを見習いたい。リトアニアやバルド三国から学ぶことがありそう。
スイスの防衛体制も有名だ。
■
ふたご座流星群。
都心でも見えるという。目を凝らしていると、意外と星が見えるなぁと思いながら、観ていると、すっと流れたような、見間違いのような感覚になる。
寒い。
たぶん、2、3個見た。ような気がする。
20221215 Thu.
冷え込んでいる。
■
・戦争が出来る国にしているのではないか。防衛費で、これまでの一線を超えたことに関して説明が足りない。それは国の秘密だろうか。
・物価の高騰。それに対して、不必要な付加価値を付けた製品を買わず、実質価値を求めたい気持ちの高まり。
・無防備に、高騰した物価のもと、日銭を減らさざるを得ないシステムを社会が、個人が、何とか変えていけないか。手がかかるけれどコスパのよい生活。病気などの場合は生活が守られるシステム。
・ウクライナでの戦争は終わりそうにない。寒さは厳しくなり、エネルギー施設は集中的に破壊されている。水・屋根・極端な寒暖を避けられること・食、そういったものを守れることを誰もが希求する。
・都市の効率化、安全という論理で、力なき個人が排除されること。その暴力性。
■
YeLLでプレイヤーとしての4回目。最後のセッション。
自分がプレイヤーとして話をして、それをサポーターの人に聴いてもらうのは、とても快適な時間だ。というか、私と組んでいるサポーターの人が良くできる人なのだ。
私のつまらない話、中二病みたいな話にも関わらず、批判せず、妙に賛同もせず、受け止めてくれて、そのうえでサポーター等身大の質問をしてくれる。こう受け止めたのですが、こういう点はどうなのですか? とか、なぜですか?とか。それが有難い。
とてもストレスなく、話す時間となり、問を貰って改めて考える時間もありと、一人では実現できないことがこの30分で起きる。
これこそ話を聴いてもらう体験のいいところだ。
■
午後、久々に藤沢の街を歩いた。
藤沢は結構思い出深い場所。
9歳まで藤沢市辻堂の海近い場所に住んでいたので、住まいから駅に出るには必ずバスで辻堂駅か藤沢駅へ出た。
藤沢駅の南北をつなぐ線路下のトンネルは、店舗やバスターミナルを行き来する人が良く通る広い通路で、昭和40年代にも傷痍軍人がハーモニカを吹いていたことを覚えている。
10歳になって隣の鎌倉市の山の方へ引っ越してからも、藤沢駅周辺に買い物に出ることが多かったし、高校時代は通学路だった。
その後、乗り換えで駅を通ることはあっても、なかなか駅周辺を歩くことはなかった。駅から5分くらいのところで用事があったため、久々歩いて変化を感じつつ昔を思い出すことができて面白かった。
2階レベルの歩道スペースが駅周辺に張り巡らされているのだが、以前はなかったところに増えていて、駅から南東方向へ行きやすくなっていた。なるほど、街が大きくなったんだなぁ。
日本で一番デパートが多かった時代がある。現在:当初からあったさいか屋、小田急、イオングループOPA、地元店舗が入った名店ビル。以前は、これらに加えて西武、丸井もあった。
最近の藤沢市
■
宮台真司さん
何か所も切り付けられた状態で、50分救急車を待っていた。ウクライナで兵隊さんは身体的・精神的に厳しい状況を耐えているし、祖母からきいた焼夷弾のなかをくぐって逃げた話もある。そういうことを思い浮かべて「こんなことはなんじゃい」と思えたという。自分が悲惨なのか、この程度なのか、相対的な視座を与えてくれる。
歴史・報道を通じて事実を知る・想像することは大事。
これで済んだのは1%のラッキー。活かしてくださいと医者から言われたと。
彼はキリスト教信者なのか。●●信者というレッテルとしてではなく、どういう軸で生きている人なのかという点でなるほどと思った。
https://www.youtube.com/watch?v=aSHigsSuFlY
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ウクライナアップデート
支援物資としてどういうものが喜ばれるのか、
キーウ在住しているボクダンさんの動画。
支援物資を開けていく様子。楽しい。
支援物資と避難先の人々
電気が止まったキーウ、辛い動画。
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面白かった動画
【内田舞&村上由美子】新番組!クレイジーキャリア雑談会【産後うつ】
2人がとても面白い。精神科医の内田。投資プロの村上。2人ともアメリカで主なキャリアを積んでいて、日本の枠に囚われていない。その話が爽快。動画サムネがいかにもバリキャリだけれど(そして本当にバリキャリだけれど)そんな二人が、とても日常的かつ人生避けて通れないことを、共感して明晰に話してくれる。
愉しそうな成田悠輔さん
【成田悠輔×小松美羽】成田悠輔、初の絵画制作!まるでカンディンスキー⁉︎ /フル字幕付き
成田悠輔さんの他の動画では見られないフレッシュな成田さんがいる。テレ東で大江アナと話していたときも楽しそうだった。このアーティスト小松美羽とも生き生きした様子で素直な表情が出ている。
読んでくださってありがとうございます。
長文で、個人の身の回りのことを、個人の目線で書いています。それにも関わらず読んでくださったことに感謝でいっぱいです。
あまりにも沢山、大きなことが起きるので、そのとき何を感じたか、考えたか、どうしていたかを思い出す備忘録として書いておこうという動機。それと、時代の変わり目であることは確かだと思うので、何か新しい兆し・望む方向への小さな動き、そんなものを見つけたいという気持ちもあります。
もし皆さんにとって、読んで何か思うことがあれば、それが同意でも異論でも嬉しいです。
つぎの更新は年明けになります。
皆さんはいま、今年の追い込みをなさっている時期でしょうか。今年を振り返って来年について構想を練っていらっしゃるのでしょうか。降雪と毎日格闘なさっているでしょうか。
どうぞお元気で心身をいくぶんかでも休ませて、今年の自分をよしよしと多いに大事にしてくださいね。よい年末年始となりますように。
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