2024年3月前半
世の中も私も動き始める、もごもごしていた期間。
春先だから、虫が土の中からうごめき始め、鳥が木立で盛んに会話し、草がニョキニョキ生えてくる。
動き出す季節だなぁ。
20240301 Fri.
昨日に続き、親戚関係の手続き事、
叔父に報告するための書類送付、1件県外に戸籍謄本の申請。
電話で戸籍について問い合わせると、混み入ったケースであっても窓口の人が相談に乗ってくれてそれが本当に有難い。何をどのように申請したらいいのかを明確にしたうえで申請できる。戸籍集めは知識があれば回り道少なく進める。
■
年3回の歯科クリーニング。
今回はちゃんと磨けていなかった。クリーニング中に、やたら歯茎が痛い。
なぜかなぁと思いつつ痛さをガマンした20分。歯科衛生士の方が「今回は歯間が汚れていましたね、フロス使えませんでした?」と言われてしまった。確かにサボり気味だった。
バレてる~
いやいや、そうじゃなくて。サボったことが歯や歯茎に現れている!
つまりは、やっていれば健康を保っているということだ。
地道な歯磨きやフロスの価値を再確認。
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実家へ。
日没時間が遅くなった…と安心していたら、もう18時半過ぎ。暗い。
今日は母が夕飯を作って待っていてくれた。
夏から前回まで、あまり夕食づくりに熱意が感じられなかったのだが、今日は待たせてしまって申し訳ないくらいに準備していた。少し元気なのだろうか。
20240302 Sat.
朝ごはん。
前回来た時に、残りわずかな茹でた葉物が、そのまま冷蔵庫にあり傷んでいた。セリを湯がいたもの。勿体ないなぁ。他にも茹でたジャガイモが傷んでいる。「あれ~傷んでいるよ」「じゃあ、捨てましょう」
そうなんだけどさ~。
傷んだものはそうなんだけど、傷まないようにしようよ。
母は買ってきて、下ごしらえするところまで一生懸命やっているのに、そのあと忘れて食べずに腐らせてる。せっかく買って準備したのに無駄じゃないか、せっかく下ごしらえしたのだから美味しく食べてね。
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小雨が止みそうで止まない。
楽園を成している場所のハナニラ、今日すっかり抜いてしまおうと勢い込んできたが、この雨だと出来ないなあ。風邪ひいちゃう。
雨の後は土がほぐれやすく、雑草を抜きやすいのだけれど。
ちょっとだけ、ハナニラ抜いた。そこに面白いものが・・・。
ハナニラの"種の発達" と "株の発達"
ハナニラの繁殖戦略、おそるべし!
花が咲く→花ひとつに種ひとつ→4粒に分かれる→発芽したら養分を吸って株を作る→株は小さくても葉っぱが伸びる→そのまま年越しすると株は大きく育つ→株が子株を10個くらい作ってこれがコロニーになる
これまでの観察では、根が分かれて株になる疑惑もある。
発芽しなかった種は土中にあり、条件が良ければ年を越すなど長い時間を経てからでも発芽することがありそう。
今年、すでに花を発見している。見つけたら摘むようにしているけれどね。
一掃したはずの場所に、ちょろちょろ育ってきているものもある。
野放しだった時期よりずっとマシ。
でも油断ならず。
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土曜もやっている最寄り駅の市民サービスセンターで、母の住民票を出してもらう。これも一連の手続きで使う。手続きは市役所でと思っている母と一緒に行き、この場所でも書類を取れることを体験。
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今日のうちに、月曜日に行うABDのサマリを作っておこう。実家往復する間に担当箇所を読んでいたので、あっさり20分くらいでサマリ作成できた。ホッとする。
20240303 Sun.
朝イチ、準備のいらない読書会。
本来、場を準備するはずの方が寝坊したのかZoomに現れず、急遽サブの方が何をするか考えてくれた。結果、参加者それぞれが話すことになり、意外とそのシェアが面白かった。
テーマは「システム思考」
・社会現象をシステム思考のレンズを通してみると説明できることが多い
・状況はわかっても、解決に結びつかないやるせなさを感じる
・システム思考で描く作業は、極力感情を排して現象を記述したほうがいい
・感情を排してシステムを明らかにしたうえで、どこにアプローチすると
システムがどう変わるかを検討する
終わる10分前くらいにメインの方が来て、微笑ましく終わった。
そんなこともあるさ。結果オーライなことはこの世の中に沢山ある。
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東京マラソン応援へ。
100kmウォークを一緒に歩いた人が、東京マラソンに初めて当選して出走。その人を応援しにいく。
秋葉原近くで彼の応援団と集合するため、代々木から総武線で向かった。ちょうど市ヶ谷から四ツ谷あたり、青空を背景にお堀沿いを走るランナーが見えていい景色だった。
走者と同じ高校の仲間が7,8人応援団を成していてそこに参加。
いい高校の仲間だなぁ。
赤と白の毛糸の帽子を5,6人が被って応援している。全部で7,8人かな?
"万世橋で応援" ということだったのだけれど、橋の向こう側とこっち側に分かれてしまった。どちら側で応援するのかを事前に把握しておく必要があった。往復選手が走っていて横断できない場所だったのだ。でもまぁいいや。
当人はいたってマイペースらしく、高校仲間のところへやってきてお喋りしてる。それも走行路の車道ではなく、歩道から、つまり背後からやってきた。写真を撮ったり、お喋りをしている様子。余裕だなぁ。悲壮感がない。42.195kmを当たり前のように走っている。
私がいた反対側には、15分後くらいに通過予定。シャツの色を憶えていたのと、本人も赤白帽子をかぶっていたので、ちゃんとキャッチできた。
持って行った文旦(グレープフルーツ色した柑橘)を差し入れて、うまく撮れないセルフィ―を取って、あまり引き留めてはいかんと、送り出した。その前に応援に来た人皆に渡しているらしい、ひな祭り用のお菓子をくれた。なんて余裕。なんて配慮。私なら思いつかないだろうなぁ。
万世橋脇には「肉の万世」ビル。閉店を3月末に控えて最後の訪問をするお客さんが列をなしていた。晴れた日曜日、東京マラソン、都内は朗らかな雰囲気だ。
万世橋を離れたタイミングで、高校生仲間は次の応援ポイントを森下に決めているらしい。私も同じ目的地へ同行させてもらう。
都営線森下駅で彼らと合流して、往復2回の応援。ここは地下鉄駅があるので、反対側の道路へ移動できる。ここでもランナーはみんなとお喋りして、差し入れの柑橘類2種類を食べて走っていった。距離にして半分を過ぎたところ。
ランナーは本当に様々。
日本人以外の、つまり外国人がとても多い。
ニュースになったところでは、ウクライナの義足の人、国旗をマントのように肩にかけて走っていた。仮装して走る人も多く、よく見たのは、ビールジョッキ、スーパーマリオ。オスカル1名、白雪姫1名。二人ペアの人は帽子のてっぺんに一人は東京タワー、一人はスカイツリーを付けていた。茄子、イチゴ、
私達は集団でいるので、声を出しやすい。
走っている人達に声援を送ると手を振ってくれる人もいる。
「GO,GO, Nice Run! ビール頑張れー イチゴかわいい~!」
外国人の人は、サミュエルとか、レベッカとか名前Tシャツを着ているひともいる。そんな人が来たら絶対応援する!
楽しかった。
友達が走り去ると、コース脇にある中華料理屋で円卓を囲んでお昼ご飯。
9人中7人が初めましての方々だけれど、皆さん心地よく接してくれてお喋りと料理を楽しんだ。
はは、友達は走っているんだけどね。
丸の内へ向かうと、あれ?もしかして通過してしまった?との恐れが出てきたが、大丈夫、応援する側も走っている側も一応認知できた。まさか見失っていては申し訳ない。例の赤白帽子が役立っていた。
赤白の毛糸の帽子は、ここにきている人のお母さんが編んでくれたそうだ。目立つし、とてもいい考え!
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めずらしくドラマにハマってる。
『不適切にもほどがある』 初回、これはナイ、と思ったが、徐々に毒されてきて中毒になっている。もうひとつのTBSドラマと共に音楽が鍵。この番組ではミュージカルにこめられたメッセージが、ドラマの密度を濃くしている。セリフだけでは伝えにくい微妙で濃いものを、ミュージカルの歌詞にこめている。
『さよならマエストロ』 最初の面白そうという感覚から、徐々に平坦に感じられるようになったが、3月に入り盛り上がってきた。音楽がメインに据えられたドラマなので私には馴染みやすい。日曜夜に家族が一緒に安心して観ることが出来るドラマ、という感じ。
『光の君へ』 あまりNHK大河を見ないが、これは面白いとの評判を聞いて見始めた。確かに筋も面白いし、現代風の演技をしつつも行き過ぎずに、当時の感覚を現代風にアレンジして伝えているように受け取れる。そして関心しているのはテーマ曲および途中で入る音楽だ。劇伴音楽を作曲する冬野ユミさん、超素晴らしい。演奏する方々、例えば反田恭平さんとか、ハープ、チェロ ~ちゃんと名前を確認しなきゃ~ とてもニュアンスが込められた素晴らしい演奏だ。
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花粉症気味で、鼻腔が炎症を起こしている。ちょっと辛い。
頭痛は冬になったころから毎朝続いていて、それも気分がすっきりしない原因。
もともと春先は体調が低めになることが定番なのだけれど、鼻腔から頭にかけてモヤっとしていて人生のクオリティが下がっている。
ナントカならんか!
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月曜朝イチの読書会、やろうよと言うから始めたけれど、一部の人しか来ないので、あまり気分が乗らない。止めてもいいのかも。
20240304 Mon.
朝読書会『他者の靴を履く』
第3章.いろいろつっこみどころがあり面白い。
経済、エンパシー、サイコパス、利他・利己、トマ・ピケティ、インドの階級制度、ブル̪シットジョブ、ケア、グレーバー
著者のブレイディみかこさんは、確かな論点を扱いつつ、人にイラつきを起こすような際どい部分をついてきて、流していることを考えさせようとしている。
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夜、ABD認定ファシリテーター講座の練習ABD。
オンラインで7人が集まり、講座で課題図書とされている本をABDで読む。
そのファシリテーターを、今日は私が担当する。
基本的なプロセス、何を伝えるか、残り時間に何をするか。
あいまいなまま、とにかく円滑に時間通りに場を進めることに注力した。サブファシリテーターの力をうまく借りることが出来なかった。何をしてもらったらいいかもわからなかった。その辺の役割分担、何をしてもらうかも課題だなぁ。
ABDで担当部分の内容サマリを発表するときに、外したくない「著者になりきって」というフレーズを言い忘れた。
課題図書は『話し合いの作法』中原淳先生の著書。
中原先生は20年近く前から東大で企業の人事の人を集めて、様々な対話の場を作っていた。そのときから場づくりのプロで、人柄も素敵な方だった。その中原先生が、対話というテーマを据えて、いま日本中あちこちで起きている問題と関係者がどのように対応したらいいかまとめてくれている。
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夜ギリギリに課題提出。3回目。
なんとか合格したくて出したが、練った内容ではないこともわかっている。
20240305 Tue.
朝オンラインで
認知に関するThought Form.について。
ムズイ、でも面白い。
説明できるほどわかっていない。
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昨晩ABDについての、ある種のフィードバックを頂いた。
丁寧にラストの振り返り時間をどう使うかについてフィードバックしてくださったのだ。それも教える、というスタイルではなく、情報提供+自分ならこうするかもしれない、というトーン。ありがたや。
自分はこのような実践、うまく実践することが苦手。参加者はむしろ長けている人達。
あえて私が手を挙げて、早いうちに失敗・トライアルをしたつもり。うまく実践することが苦手なので、来週のリアル会場で行うのではなく、オンラインでやっておこうとした次第。
その結果、参加した人達はああすればいいのに、もっと自分ならこうするのに、と思ったらしく、YWT、やったこと・わかったこと・次にトライしたいこと という付箋書き出しでは、「ファシリをやりたい」という付箋が複数枚あった。そりゃ人がやるのを見ているよりやりたいよね。年長者かつ二回目受講なのに、ファシリ役を取ってしまい申し訳ないと思いつつ、みんなの手が挙がらなかったわけだし、私の場合ここで失敗を体感したほうが身に付くと思っていたし、結果、みんながファシリをやりたいという熱意が高まったので、全体として良かったのではないかと思う。
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YeLL6人目さん。初回。
48歳、自分から話す人だった。温かい人柄。
ここでも「何を話すか、どんな言葉で伝えるか」が鍵になっている。当面、それが私の課題だ。
この方はキャリア転身を図りたいようだ。でも12回ものセッションをそのやりとりだけで終わらせるのは、もったいないし、ある意味大変。他にどのようなテーマを扱ったらいいだろう? 本人にはあまり見えていない様子。
■
登記に関して法務局へ行き調べた。
探さなくてはならない書類はある程度ハッキリしてきたので、やれるところまでやろう。司法書士にお願いすることがスタンダードらしいけれど。
窓口手前で、係員に嫌味を言っているビジネスマンが居て、どうしてこうなっちゃうんだろうな、と冷ややかな目になってしまった。
私が帰るとき、同じ人が電話でクライアントか上司と話していて、そこではやたら丁寧で物腰が柔らかだった。すごいギャップ。呆れる。
実家へ移動。
気温が低く小雨が降りしきる。11月のような天気。
20240306 Wed.
雨上がり。
実家で、ハナニラ退治。見えている大きなコロニーをこれで全て取った!
最後は母も一緒に、塀際で作業。
いや~、ふたりで達成感を味わった。
母との会話。
演技をする。
「『手伝いに来てくれるのはいいけれど、娘に叱られて辛いわ』とか愚痴っているんじゃないの?」
「実家にいくと、いつも母に食べさせてもらっているの。だって自分じゃあまり高級なものを買えないでしょ」
半分本当だけど盛っている。
「『うちは孫もいないし、娘は白髪だしね。でも家に来ると庭仕事してくれるのよ』などと適宜自慢して不満解消してね」
こんな会話で、お互い近すぎるストレスを笑うお芝居が流行っている。
■
またも課題は不合格だった。「惜しかったです!」とのコメントが気休めに付いていたが、一体合格するにはどうしたらいいんだろう。でも私自身これはオマケで合格にするしかないな、合格レベルにないなとわかっていた。でもどうしたら合格レベルまでアップできるかがわからない。
破れかぶれに頑張ってみたけど、どこかピントがぼけている。
ある意味、私の人生とも似ているかもしれない。
どこかピンボケ。
うーん、たまにはドンピシャ、合わせたい!
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YeLL5人目さん。
今日もぐずぐずと愚痴る話をお伺いする。
今日は100%吐き出してもらったらいいと思っていたのだが、聴いていると、この人は死ぬまで愚痴るのではないかと思えるような話しぶりだった。
若い時の自分を思いだす。
頭でわかっているけど、経験していないからグルグル回るだけ。
実行すると失敗するからすぐにイヤになる。へこたれる。やめてしまう。内にこもる。私はそうだった。
20240307 Thu.
朝読書会、
ベイトソン『精神と自然(中)』
適応・遺伝の関係。これがストカスティック。
体細胞の変化
それが
遺伝子の変化へ
及ぶまでに何が起きているか。
これまたムズくて、書けない・・・
■
ヘアカット。なんとか3ヵ月持ったことがすごい。
当初とは別な形になっているけれど、スタイルが取れるのだ。
で、嬉しいことに今後3回の予約も取っていただけた。
嫌いなお客さんには髪の毛を長くしたら、といって遠ざけているとかお話されていたので嫌われないようにしなきゃなあと思いながら切ってもらっていた。1000-2000人くらいいるお客さんの一人に、いまは、してもらえたんだと嬉しくなった。
たまたま近くの美容師さんが滞在していらして、ソファに座って私達の会話を聞いていた。とてもきれいな人。お化粧も上手だ。
その人との会話のなかで、長年カット難民であること、髪の毛がとても多いと言われたことなどを話していた。
その効果か、年内3回分、12月までの予約を入れてくれた。やったー!
20240308 Fri.
明日出かける前に、
・従弟へ送るカード
・文旦ジャムづくり
・友人に渡すおみやげ
・荷造り
広島市から連絡があり、戸籍謄本がひとつだけでなく、ふたつ必要かもしれないとのこと。2通分の費用を振り込んだ。これで送ってもらえる。
■
文旦ジャム。
ちょっとした発明?
うまくとろみがつかなかったので、サラサラしたマーマレード状態になってしまった。そこで千切りにした皮を潰した。なかなかよい。
渋みもあり文旦の味もある。
20240309 Sat.
朝6:30に家を出て
京都へ
これから2日間、ABDワークショップ
ABDという手法は、京都で、会社経営をする方と組織開発などに関わる方が中心になり、本を媒介にした対話手法として開発された。
その手法を使って場を運営する人を、ABD認定ファシリテーターとして育成している。私は2021年頃、オンライン研修で認定を受けた。3年経過するため今年年明けまでに更新研修を受ける必要があったのだが、受けられず、たまたまリアル開催される今期養成講座に参加することにした。
リアルで受ける養成講座に参加してよかった。
まずABDを実践する回数が違う。オンラインでは、自分たちで行う1回と講座中に2回くらいABDを実施したり受けたりしたが、リアルには、5回実施した。特に京都2日間のうち、4回集中して行ったので、ABD疲れが出るくらいとことん行った感覚になった。身体にしみつくというか、ABDの勘所がわかるというか。
20240310 Sun.
2日目。
きっちりやる人達がいっぱい。
2グループに分かれて、実際のABDファシリテーションをやってみることが本日の課題。実施側も受ける立場も両方体験できる。
そこで感じたこと・気づいたことを、今後の糧にしていく。
自分たちが実施側になったとき、全体的にうまく進んだが、サマリーを張り出す場所や、張るテープを切って準備しておくなどの、細かい準備がなされずイライラした。全体をうまく進める上では、まぁあまりどうでもいいことなのだが、短い時間に収めようとするとき、ここは肝心なポイントだろう・・・と、手が空いているのに待ち状態の人にイラっときた。でもそれにこだわりイライラを表に出すことは、大きな流れに違和感を出すだけで、促進はしない。
たまに小さなことが気になっちゃうんだな、私は。
あるいみ、一生懸命やろうとしている証だ、私にとって。
受ける側で体験したときは、
あまりに細かく準備されていて、窮屈な感じがした。受ける側の設定が入社2日目の新入社員ということだったので、そこまで準備・指示されるのもアリかとは思ったが。指示が多すぎるのは、やらされ感が増すことも体験した。
でも十二分に準備されているということは、受ける側が迷わなくていい、ということでもある。
■
お昼に食べたお蕎麦はとても美味しかった。大通りを渡って、もう少し先まで行ったところが寺町通り。わりと店舗が多い。
ここで出たお茶が、1か月前、京都の和食朝食でいただいたお茶と同じだった。超スモーキーなほうじ茶。正確には「いり番茶」というのだそうだ。これスキ!
■
ワークショップ終了後、近くの寺町通にある一方堂で抹茶と、気になっていた入り番茶を購入。斗ㇳ屋へデポジットの容器を返しに行って、お惣菜を夕飯用にテイクアウト。スーツケースがあるのでバスで三条まで行きたかったが、3台見送っても満員。
仕方なく歩くことにして、鴨川の西側を辿った。案外時間かからず20分くらいでつけた。
■
犬山モンキーセンターで、フランソワロー・・という猿の飼育をしている女性と同じドミトリーだった。
若い女性で、最初に部屋に入った時、無言でその場にいるので気づまりな感じがした。
でも私が部屋のセキュリティカードを忘れてお風呂へ行ってしまい、部屋に入れなかったとき、パウダールームにいた彼女にカードを借りたら、快く対応してくれて、その後、部屋で会話が始まった。
20240311 Mon.
昨晩泊まったホステルは安くてきれい。3300円とは超おススメ。
三条の近く。
昨日のモンキーセンターの彼女は、いつの間にか出発したため挨拶できなかったけれど、昨晩は面白い話を聴けた出会いだった。頑張ってほしい。
鴨川を散策するのにいい場所。
朝、オンライン読書会を行ったのち、荷物を預けて出発。
■
朝読書会。
本を持ってくるのを忘れたのに、電子書籍の写メを送ってくれたので参加。
『他者の靴を履く』第四章。
イギリスのサッチャー元首相(1980年代)が他人を思いやる気持ちが無い人ではないが(シンパシーはある)、全く異なる境遇の人の状況を想像して考えることはできず(エンパシーはない)に切り捨てていた、という話。
今日の参加者4人のうち、私ともう一人は同時代にそれなりの年齢になっていたが、あと2人はサッチャー首相その人がピンとこない。
サッチャー首相、新自由主義の流れ、レーガン大統領・中曽根首相と同時代。サッチャーがあらゆるものの民営化を進め、イギリスの中間層が貧しくなり、失業したり医療や教育が劣化した時代。一方で金融業などは息を吹き返した時代。
サッチャーは、身分意識の強いイギリスで政界に切りこみ、初の女性首相。出身も規則や金持ちではなく、貧しい家の出。自身の努力と頭の良さで道を切り開いてきた人だ。
彼女から見たら、努力していないような能力もあまり高くない人々、労働者のことを軽視したのだ。軽視につながる原因がシンパシーはあってもエンパシーはない、というブレイディみかこの主張。
■
念願の ホフベッカライ・エンデッガー・タックスへ。
お・い・し・い
お店の香りがパンが美味しさを物語っている。
カイザーロール(カイザー・ゼンメル)を5セット欲しいと事前に電話した私を、おそらくこの人がオーナーシェフの野沢さんと思われる人がちらっと見ていった。ちょっと挨拶してくれてもいいのに、すっと引っ込んでしまった。感じよい人なのにな。
このお店を知ったのは、知人がSNSでカイザーロールの美味しいところを探していたからきっかけだ。そういえば、久しくカイザーロールを食べていないなぁと思い出し、一生懸命検索してみた。そのなかで、一番信頼の置けそうなお店が、京都にあった。オーストリアで修行したハプスブルク家御用達のお店。
カイザー・ゼンメル(ロール)自体は、シンプルなパンだ。丸いパンの上部に5か所切込みが入っている形が特徴。なかなか最近出会わないパン。昔どこで作っていただろう?(後日、母親との会話で神田精養軒だということになった)
これを温めて、ヨコ半分にしてバターを塗って食べる。
半分に切ってサーモンまたはハム、またはスクランブルエッグなどを挟む。
いずれも美味しい!
チーズは、パンの生地が他と違った。全粒粉のような濃い味の粉。
■
今日会う予定だった人から、親戚のご不幸で会えなくなったと、土曜日に連絡が入っていたから今日は夜神戸にたどり着くだけ。なにしよう。
この人と会えるから延泊したのだけれど。
せっかく京都にいるのだから、
まずは鴨川を堪能。
次はJRの往復チケットを生かして、途中下車をして大阪の街を体感することにした。高槻市。大学同級生の出身地。京都から尼崎、高槻、茨木、新大阪、大阪。それぞれの街について体感が乏しい。そこで高槻のスタバへ行き、本日締切の課題文を作成することにした。
小耳にスタバお客さんの会話を耳にしていると、大阪弁のリズムは当然ながら、そこで話をしている他愛無い会話も東京とは違うものだなと感じる。東京よりも細やかに、日常会話のやりとりをしているみたい。ママ友同士、老夫婦同士。「AはB」という紋切型の会話ではなく、「Aかいなぁ、せんでもBかもしれへんなぁ」みたいな柔らかさ。やり取りを楽しんでいるように聞こえる。
4回目の課題文を高槻では完成できず、結局は神戸の宿で期限ぎりぎりに出した。今度は合格するだろうか?
20240312 Tue.
午前中は雨。
目の前を阪神電車が通過していく。ここは3階の部屋。
ちょっとだけ、いま大地震がここで起きたらどうなるだろう?と思った。日本中どこで遭遇しても不思議はない。今回もヒールのあるブーツではなく、紐のスニーカーにした。旅行スタイルだと避難生活できるほどの装備はないけれど。
神戸在住の友人が車を出してくれて、三宮近くの竹中工務店道具館へ。
そのひとのおススメでもあり、私もこれ超スキ!
西岡常一さんの音声がパネルとともにあったのも嬉しいポイント
午後、2セッションがあるので三宮のコーヒーショップに陣取る。しかし2セッション目の方は当日キャンセル連絡が入っていた。
夕方、ガード下のお店を見て地元で愛される総菜パンのお店でサンドイッチを調達して新幹線内での夕飯に。
21時前に帰宅。
20240313 Wed.
夕べまた、被せていたものが取れてしまい、歯医者が始まる10時直後に電話。なんと先生が出た。珍しい。
午後に予約を取り、何度も付けてもらうことになったなぁ、今回は2週間しか持たなかった。どうしようと思いつつ。すると樹脂で詰め物にしたらどうかと。金を被せていたのだが。
それは名案だ。外れないだろうし、ちらっと見える金が無くなるから。
■
昨日、広島市から戸籍謄本が届いたので、手続きを進めてくれる会社へ本日送付。
■
『親愛なるレニー』
昨年、出版記念に行われた著者との対談を聞いた。とても面白そうな本。人気があり、図書館で予約が埋まっていてやっと回ってきた。
レナード・バーンスタインと、二人の日本人が主軸となる実話だが、著者も四人目としてそこにガッツリ入っている。著者の体験がなければこの本は生まれなかったのだから。
著者 吉原真里さんはハワイ大学で教鞭をとるアメリカ文学史の研究者。ご自身もセミプロ級にピアノを奏でる文武両道の方らしい。対談では、背が高く、口が大きく、豪快に笑う元気な方だった。
その著者が3年ほど時間をかけて、研究者としてのサバティカル休暇を取って著述に力を入れた本だ。読みやすい文章で、構成をよく練っておられるようでぐいぐい読み進んだ。
レナード・バーンスタインは、著名なアメリカの指揮者・作曲家で、音楽教育
・ウエストサイドストーリーの作曲
・小澤征爾を見出し、育てた人。他に、大植英次、・・・
・PFC 札幌でのパシフィック・・・・を始めた人
・アメリカで生まれたウクライナ系ユダヤ人
その人に、日本人二人~ひとりは年齢の近い女性、もうひとりは20歳くらい離れた男性~が絡んでいる。彼らがバーンスタインの人生に関わっていたことを、文書保存館で著者が見出したのだ。膨大な資料を読み解いて、何があったのかをドキュメンタリー仕立にまとめたものがこの本。3人の絡みの背景には、1940年~1950年代の米国占領下の日本があり、1960年~代、反核・平和の希求、1980年代の日本における音楽ビジネス拡大、米国で最初に見つかったエイズ、中国の改革開放と天安門などが映し出され、3人はその影響を受けていく。
個人的に、ウエストサイドストーリーも大好きだし、バーンスタインを生では知らないがエネルギッシュで魅力的なことは知っていたし、既知の人が登場することもあり、全く知らない二人の日本人に興味が引き込まれた。
お二人とも、それぞれバーンスタインを大切に思い、その変遷のなかでご自身のことを大事に、育ててこられたことがよく伝わってきた。
3人の充実した人生を読ませてもらった感覚で、1冊で3粒美味しい、そんな本だった。400ページを超える。でも、ぐいぐい読める。
20240314 Thu.
神戸で友人からプレゼントしてもらった本。
珍しい、自分では絶対に出会わない本。
カイザー・ロールを温めて、半分に切り分けてバターを塗り、上の方はそのまま、下の方は文旦ジャムをつけて食べようとしていた。
食べながら無造作に開いたページが、書籍タイトルの「八本脚の蝶」の由来を説明した箇所だった。なんだか、著者に歓迎された気分だ。
なにやらすごい感性を持った人らしく二十歳前から光っていた人らしい。そして26歳で自ら命を絶った。その理由は私にはまだわからない、書籍を読んでもわからないかもしれないけれど。
■
母にカイザー・ゼンメルを渡すために鎌倉駅まで。
実家へ泊ってくる余裕がなかったので、母が外出する折に外で会うことにした。
45分ほどの間に、ランチを食べながらカイザー・ゼンメルを買ったお店のことやら、京都・神戸の話やら、親戚の片付け事などを集中的に話す。
パンのいい香りを喜んでくれた。
カイザーロールを作っていたお店、どこだったっけ?」
「神田精養軒だったんじゃない? アップルパイとかパンプキンパイを作っていた。あそこ真面目な実質的な人が社長さんだったんだけれど。なくなってしまい残念ね」
「よく買ったね、アップルパイとかパンプキンパイ。でもその前にカイザーロールは見かけなくなったよね」
ランチは奢ってもらった。
実家近所の家のお嬢さんが、私と10歳くらい違う。最近は別にひとりで住まいを構えて、鎌倉の花屋さんで働いていると聞いていた。こんど鎌倉で行うABD読書会に参加しないかな?と思い、彼女に会いに花屋さんへ行ってみた。実は年末も来たのだけれど、まったく顔がわからないし、忙しそうだったのでそのときは見送った。今日は店員さんが3人いる様子でお客さんがいないスキを狙い「つかぬことをお伺いしますが、〇〇さん、いらっしゃいますか?」と伺うと、応対してくれた2人のうちの一人が〇〇さんだった。下の名前ももはや憶えていない。顔も・・・わからないなぁ。でも目当ての〇〇さん。
簡潔に、懐かしいこと、ご両親に最近お会いしたこと、読書会にお誘いしたいことを伝えて、メールアドレスを渡して良かったら連絡くださいと伝えた。くれるかしら?
母がお世話になっている整形外科の理学療法士に渡したいものがあり、診療所へ行った。受付の人が理学療法士さんを呼んでくれて、短時間受付のところで会話が出来た。「一緒に旅行なさったりすると聞いていたのでお会いしたかったんです」と。
今日は短時間の鎌倉で、母とお喋りするほか、お会いしたかった近所のお嬢さんと理学療法士さんに会えてなかなか良かった。3人目の出会いがあるかも?と駅に近いカフェへ行ってみたが今日は定休日だった。もう充分ラッキーな出会いがあったと満足して帰途につくことにした。
■
白人と黒人の外国人男性カップル
エレベータの箱に乗ってきた。
停止階ボタンを押すのに、黒人の女性的な人が私に視線を送って配慮し、失礼という感じでボタンを押した。上下黒のブラウススーツ、鮮やかなスカーフ。その身のこなしとカッコよくエレガントな感じがステキだった。
その一瞬のことだが、こちらも背筋が伸びて素敵に振る舞いたくなる感じがした。
この一瞬を周囲に及ぼすとはすごいなぁ。
この人すごい、
そして人間ってこのような影響力を発揮することができるのだ、
(あ、この人との出会いが、今日3人目の出会いだったのかもしれない)
■
夕方、火曜日に当日キャンセルとなった方(YeLL5人目さん)のセッション。
最初音声がうまくつながらず8分ほどロス。
その分延長していいですか?と伺うと、
「いえ、だめです」とやや自嘲的な声。
「跡が詰まっているということですか?それとも、そうしたくないということですか?」
「両方です(笑)」と。
ほんとやる気ないなぁ。
やる気なくなる状況のまま、私との6回のセッション中5回まで来ている。
私は何も出来ていない。
やる気のない人に何をしてもダメだという言い方もある。
水を飲みたくない馬を水飲み場に連れて行っても飲まないよねえということわざがあった。それだ。
そういえば、4人目さんが、どこかでまたお会いできるか的なことを言ってくれた。コーチングとか対話相手ということで、看板を上げておこうかな。ストアカ? 独自HP?
■
確定申告完了・提出!
eTaxはなかなか良くできている。
20240315 Fri.
目の調子が悪くて、疲れが眼に張り付いている感覚。
いやだなぁと思って一ヶ月。
どの眼科にいこうか、いつ行こうかと1週間ほど経ち、
。ここは眼科と内科併設なので、花粉症の症状を抑える薬をもらえるかもしれない。
しかし結果として、薬は貰えず(普段あまり薬に頼らずにいるのだが、花粉症の不快感には頼りたくなっている)、メガネの処方が出すのでその検眼のために来週出直すことになった。あら。。。
手持ちのメガネはあまり使っていないし、今日持って行かなかった。
眼科医いわく、パソコンなど目を使うときに「見えていないがクリアではない」ために目の筋肉が常に調整しようとして疲れが溜まっている。パソコンを使う時に合わせたメガネをかけて、そのときの筋肉負担を少なくすれば疲れ目は解決する」ということだった。
視力は乱視のためぼやけているものの、左1.2、右0.6とのこと。確実に見えるのは、左0.6、右0.2という自己感覚。
メガネをかけたほうが、老眼になりにくいとか、目の健康が保たれるというのならかけるが、そうともいえないみたい。
まー、とにかく手持ちのメガネを使おう。来週メガネ処方をしてもらおう。今持っているメガネと処方のズレを確認しよう。
使っていないメガネと、使っていないマウスピース。
どちらも私らしい。
使わなきゃ。
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どうにもこうにも、体重増を無視できない。
10月から3kg増えた朝。
長めに歩くことにした。長めといっても今日は8kmくらい。10kmいかなかった。これを徐々に伸ばしていこう。早く歩けば10km2時間。
歩いて
腸腰筋を使う。
ハムストリングを使う、特に私は右脚の筋肉を使わずに歩いているからこれは怪我などにつながる。
それと膝痛などは、歩きなれていると起きないような気がする。あまりに動かしていないから軋むのだ。
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やった!
午後、手続きを依頼している先から、これで完了できるとの連絡が入った。
あとは役所への届だけ。少々ここが不明極まるのだが、何とかなるだろう。
ちょっとうれしくなり、購入して置いたままになっていたビール、缶ビールなのに泡が出るやつを飲むことにした。
しかし、勝手から1か月経過しているためか、シュワシュワっと泡が盛り上がらない。うーん、気持ちも盛り上がらないなあ。
早めに寝る。
河津桜が咲いたニュース、
友人のお子さんが合格したニュース、
どんどん時が進んでいく感覚がする。半月前のことが本当に昔に思える。
その時々は何かを深く感じ取っているのだが、
どんどん流れていき、ここにまとめる段階になると
ずいぶん雑になっている。
いままでより活動的になるだろうが、
でも外側の基準に合わせすぎず、むしろ自分の軸を大事にしよう。
と、改めて心に留める。
<前だし!>
課題文、やっと合格しました~!
この先はまた難しそうだけれど、貴重な1回、嬉しい!
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