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BOX OUTの「保護者のための国語講座」に参加してみた

それは5月のこと。長女の国語の成績低下に悩んでいたときにnoteで偶然見つけた、BOX OUTという小規模塾が開催する保護者向け講座に参加してみることにしました。2021年度都立桜修館の「適性検査1」を、保護者向けに解説してくださるとのこと。おしらせnoteには、こんな風に書いてありました。

この講座は、「国語は親が教えられる教科」という認識で、ご家庭で国語の成績を上げられるようにすることを目標としています

そうよね、私も娘に国語を教えられるはずよね、これでも一応編集の仕事をしているわけだし……と勇気づけられて、いざ参加!

都立中学の適性検査は、記述多めでクセ強め。でも今年の桜修館の適性検査1は、文字数が多いとはいえ、おそらく精神年齢が高くて作文が得意なお子さんであればスラスラ書けるであろう、素直で分かりやすいテーマでした。

ところがですね、BOX OUTの解説がめちゃくちゃ難解だった。「適性検査1」は学校側から模範解答が提示されることはないので、どんな内容を書けばいいのかしら~?と軽い気持ちで参加したところ、国語辞典で頭をぶん殴られたくらいの衝撃を受けました。混乱して、メモを取る手が震えましたよ。カントのコペルニクス的転回の解説から始まり、ラングとパロールの違い、構造主義とは何か、概念とは何か……! 

これを元に、子どもに何を教えろと!?「カオスにコスモスを与える」って、これは私の頭の中の話か?と思いましたね。母と子に求められる知識レベルとは? 遠い昔、大学受験のために駿台予備校のSFC向け小論文講座に通ったことがありましたが、それと同じくらいハードなやつでした。知的好奇心が刺激されると同時に、不安と恐怖で震えあがりました。

分かったことは、親の知力が子どもの国語力に大いに影響を及ぼすということでしょうか。中受親たるもの、「二月の勝者」ばかり読んでないで、絶えず己の知を鍛えよ! あれから1カ月経ちましたが、BOX OUTで教えていだたいた内容をうまく咀嚼できず、娘には何も教えられていません。

現場からは以上です。

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