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オランダで子供のためのサイエンス教室を開催する福成海央さん

2018-05-10

前回ご紹介した福成さんの奥様である海央さんにもインタビューしました。

現在はご主人と共同運営をされていますが、実はサイネスを始めたのは海央さんです。ワークショップのあとに、アムステルフェーンの公民館のカフェで3人のお子さん(2歳、4歳5歳、7歳)を遊ばせながらお話をしてくださいました。

サイネスを始めたきっかけを教えてください。

日本にいるときから、子育ての合間に児童館や学童クラブなどで子ども向けの科学教室を開いていました。子どもが生まれる前には、環境教育関係のミュージアムに勤務、その後日本科学未来館にて科学コミュニケーターとして活動していました。もともと大学では海洋生物学を専攻し、こどもの野外活動の支援などにも参加していました。子どもが生まれてからは、フルタイムの仕事は辞め、科学記事の執筆や研究者支援活動、そして近所の児童館や学童クラブで教えるという仕事をしていました。オランダに移住してからも、なんらかの形でこれを続けたいと思い、サイネスを始めました。

見ず知らずの土地で新しいことを始めるのは大変だったでしょう?

2016年にオランダに来たのですが、たしかに生活に慣れるのが最初の仕事でした。少し落ち着いてから2017年9月に、子どものためのお料理教室を開いていらっしゃるクッキングキッズさんとコラボさせていただき、サイエンスクッキングのワークショップを開催したのが、サイネスを始めるきっかけとなりました。10月からは、主人がプログラミングやロボットなど小・中学生向け、私が幼児~低学年向けの科学全般と内容を分担し、本格的に活動を開始しました。幅広い年齢層にサイエンスを楽しんでもらえるように、様々なワークショップを開発・実施してきています。

ご主人の福成洋さんは、ご自分の意思で日本の会社を退職しオランダに移住なさったのですが、海央さんは積極的に賛成されこちらにいらっしゃったのですか?

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オランダで起業したかたがたを定期的にインタビューしてご紹介しています。自薦他薦を問わずご興味のあるかたは、info@portfolio.n…

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