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#ドクター
ポルシェ電動化への道程 vol.1
911のハイブリッド化が噂されて久しい。
噂の域を出ないが、そう遠くない未来に実現されるのは間違いないであろう。
ポルシェは、2025年には製造販売車の5割以上の電動化を発表している。911もその例外ではあるまい。
電動化の過程において、911に手を付けるのが最後になろうことは想像に難くない。その前に、ポルシェにはやるべきことが山ほど控えているからである。
世界初のハイブリッド車はポルシェ製
718、その本質に迫る
718と聞いて、貴方は何を思い浮かべるだろうか。
現行のボクスター・ケイマンだろう?
確かにその通り、正解である。
しかし、ポルシェが718に賭ける思いは、それだけに止まらないように感じる。
ボクスター・ケイマンは、ポルシェの『優等生』ボクスター・ケイマンはポルシェ市販モデルの中で唯一ミッドシップ・レイアウトを担うモデルであり、カブリオレがボクスター、クーペがケイマンである。
ポルシェ初の市
嗚呼、スペックよ何処へ行く 60年の時を超えて
本日は雑感を。
スペックは、日々進化するポルシェに限らず、各自動車メーカーは厳しい環境基準に晒されながらも、自社車両のスペックを日々向上させている。
ひと世代前のクルマを、振り返ってみよう。
こと911に関して言うと、今から10年前 (2009年) は997後期が現役。
当時は、NAと言えばNA、ターボと言えばターボの時代。こんなこと言うと、当時の人にはキョトンとされるかも知れない。今やベー
ポルシェにおけるGTSモデルの系譜を追う vol.3
GTSの系譜を追う,このシリーズ.
今回は最終回.
(画像は718ケイマンGTS,AUTOCAR JAPANより)
実質最上級モデルである,981型/982型718GTSポルシェのラインナップにおいて,いわゆる正統派スポーツカーの様を定するのは,言わずもがな,ミッドシップ・後輪駆動(MR)レイアウトを取るボクスター・ケイマンである.
2014年に追加されたこの2モデル,981型ボクスターGTS/
911の歴史を辿る -996 vol.2 前期型②-
996.1 (前期型)は,993からどう進化したのか.
993と996.1,共にベースグレードを比較する.
まずは,スペックから.
<993>
エンジン:空冷 水平対向6気筒 SOHC 3,600cc
トランスミッション:6MT/4Tip-S
最高出力:285ps/6,100rpm
最大トルク:34.7kgm/5,250rpm
全長/全幅/全高:4,245mm/1,730mm/1,300mm
ホ
ポルシェにおけるGTSモデルの系譜を追う vol.2
GTS,その冠は,全てのPorsche Enthusiastたちの心を昂らせる.
(トップ画像参照は991タルガ4GTS,Porsche Japan HPより引用)
991へのGTSの設定は997から911にGTSの名を冠したモデルが生まれたのは,2010年9月にパリモーターショーで発表された997カレラGTS.
3.8L自然吸気エンジンは408ps/42.8kgmを発揮し,カレラ4のワイドボデ
991の歴史を辿る -996 vol.1 前期型①-
911の歴史を振り返る、このシリーズ。
初回の本日は、996を取り上げたい。
なぜ、初回に996を取り上げたか。
背景には、個人的な思いがある。
996を語ることは、911の歴史を語る上で、避けては通れないと考えている。周知の事実であるが、911はこの996というモデルをもって、歴史上最も大きな変革を遂げる。
そう、エンジンの水冷化である。
何かと批判の対象となりがちなモデルであるが、時代の変
ポルシェにおけるGTSモデルの系譜を追う vol.1
GTSラインナップは,ポルシェブランドにおけるひとつの『突出した個性』GTSラインナップは,今や既に,ポルシェブランド全体におけるひとつのIdentityとなっている.
(トップ画像参照:https://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-gts-models/)
GTは,Gran Tourismo/Grand Tourerの略.
元来は,長距離移動を
カイエン乗り,911に思いを馳せる
カイエンは,とても良いクルマだ.
初めて買った車は,メルセデスG55 AMG,NA最終モデル(2003年式).
10年落ちくらいだったと思う.
NAの良さなんてひとつもわからず,わずか一年くらいで手放してしまった.
乗り心地はバスのよう,足回りはバネサスで硬く,雨の高速道路を走った際にはフロントガラスに吹き付ける大粒の雨が心細く,途中で高速を降りてしまった.
完全に車に乗られた良い例.
本当に,