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コラム 越境EC

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越境EC(オンラインショップ、ECモールetc)に関する世界の記事・レポートを紹介します。
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#Eコマース

2024年、TikTokを取り巻く世界の動向

今月4月20日付けのフランス版新華社通信(XINHUANET/French.news.cn)によれば、中国商務部のデータによると、中国の第1四半期の越境ECは前年同期比9.6%増の5,776億元(約813億ドル)に達したとのこと。 以下、記事全文です。 ちなみにスペインの2023年第3四半期の越境EC売上額は、約3億1,000万ユーロで、米ドルに換算すると約3億3,000万ドル。(1€=1.07ドルで計算) 日本の2024年の越境ECの収益は、1,910億米ドルに達すると

Amazon「Buy with Prime」~サービス開始から2年たった現在の状況~

2022年4月から始まった米Amazonのサービス「Buy with Prime」。 Buy with Primeとは、米国を拠点とするAmazon Prime会員が、迅速な無料配送、シームレスなチェックアウト体験、簡単な返品など、Primeショッピング特典を利用して、参加オンラインストアから直接買い物をすることができるサービスです。 参加オンラインストアで買い物をする際、各商品ページにある本来の購入ボタンの他に「Buy with Prime」ボタンが表示されます。 「参

EUのEコマースを牽引するスペイン

今月、スペインのObservatorio Nacional de Tecnología y Sociedad(国立技術社会観測所、通称ONTSI) が発表した「Compras online en España(Edición 2023 - Datos 2022)」(スペインのオンラインショッピング(2023年版 - 2022年データ))によれば、スペインのオンライン・ビジネスの量は過去5年間で倍増しており、2022年の電子商取引総額は853億3,200万ユーロに達し、2021

欧州サッカー界に吹き荒れるか?ECの風

ドイツのスポーツマガジンからECに関するニュースを発見しました。 サッカーの世界でも今やECは欠かせないマーチャンダイジングツールです。 今日紹介する記事では、欧州サッカー界ではEC市場は思ったより芳しくないと、少々辛口に批評していますが、さて、今回の記事の主役SCAYLE社は欧州サッカー界にECの“春一番”を吹かせることができるのか? ぜひご覧ください。 ーーーーー 聞き慣れない(私だけ?)企業名がいくつか出てきますので、先に紹介しておきます。 ◎SCAYLE社 ド

Alibaba傘下の南アジアEコマース大手Daraz、メモで人員削減を発表

アジアのEC市場といえば、世界的に注目されるのはやはり中国。 次いで日本、韓国、台湾といった、いわゆる極東地域です。 ここ数年EC市場の成長がめざましい東南アジアもよく話題に上がります。 今日の話題は南アジアです。 仕事柄、世界各国のEC情報にアンテナを張り巡らせていますが、南アジアは盲点でした…。 自分、まだまだ修行が足りません…。 どの国が南アジア?南アジアとはどの辺りの国をさすかご存知ですか? 外務省によると、南アジア地域はインド、スリランカ、ネパール、パキスタン、