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コラム 越境EC

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越境EC(オンラインショップ、ECモールetc)に関する世界の記事・レポートを紹介します。
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#仕事について話そう

調査対象最高齢は94歳!スペインのオンラインショッピング利用者徹底分析

スペインで生活をしていく中で驚くことはたくさんありますが、その中の1つが、ペーパーレス化がどんどん進んでいることです。 銀行でも役所でも「インターネットから手続きしてください」と言われることの多いこと多いこと。せっかく窓口へ足を運んでも、「インターネットで申し込んでから!」と追い返されることがたまにあります。 電気や水道、電話代、公共料金の請求書は、気がつけばもう手紙で届くことはなく、スマートフォンやパソコンで確認する日々。(※手紙で届くこともあります。) 最近では、近所

eBay、AIを活用したファッションキュレーションツール「Shop the look」を導入

当noteでやっとeBayの話題を提供することができ、一人悦に入っております…笑。 eBayのプロダクトマネージャー、Raul Romero氏がブログを投稿しました。 翻訳しましたので、まずはこちらをご覧ください。 Shop the lookの紹介:AIでパーソナライズされたコーディネートをキュレーションするeBayeBay.aiを利用することで、ファッションファンはよりパーソナライズされたエキサイティングなショッピング体験を試すことができるようになりました。 eBay

【Magento】データベース内に巧妙に作成されたレイアウト テンプレートが発見される

⚠️今日のコラムは、特に現在Magentoをご利用の方に読んでいただきたいコラムです。 最後に読み物を少し書いていますので、Magentoをご利用でない方も最後まで読んでいただけると嬉しいです。 まずは今日紹介するニュースをご覧ください。 ハッカーがMagentoのバグを悪用して電子商取引サイトから決済データを盗むMagentoの重大な欠陥を悪用し、ECサイトに永続的なバックドアを埋め込む脅威が発見された。 この攻撃はCVE-2024-20720(CVSSスコア:9.1

ECプラットフォーム界から初!AliExpressがUEFA EURO 2024の公式専属スポンサーに決定

少し前に、ECと欧州プロサッカー界の話題をしたばかりでしたが、再び欧州サッカーの話題です。 以前の記事をまだ読んでいない方は、こちらからどうぞ♪ 中国のアリババグループが運営するEコマースプラットフォームAliExpressが、この度UEFA EURO 2024の公式専属スポンサーに決定しました。 AliExpressとはAliExpressは中国に拠点を置くオンライン小売サービスで、2010年に設立されました。 B2BのECポータルサイトとして始めていましたが、後にB

クレジットカードはもう古い!世界のEC決済方法トレンド

コンビニやスーパーで買い物をする時、カフェやレストランで食事をする時、皆さんはどのように会計を支払っていますか? 現金? クレジットカード? それともスマートフォンやスマートウォッチをピッとかざす? オンラインショップで買い物する時はどうでしょう? 代金引き換えかコンビニで現金払い? クレジットカード? PaypalやPay Payのような決済サービス? 私、実はだいぶアナログタイプでして…。 実店舗では、未だに現金で支払うことの方が多いです。 普段のスペインでの生

EUのEコマースを牽引するスペイン

今月、スペインのObservatorio Nacional de Tecnología y Sociedad(国立技術社会観測所、通称ONTSI) が発表した「Compras online en España(Edición 2023 - Datos 2022)」(スペインのオンラインショッピング(2023年版 - 2022年データ))によれば、スペインのオンライン・ビジネスの量は過去5年間で倍増しており、2022年の電子商取引総額は853億3,200万ユーロに達し、2021

欧州サッカー界に吹き荒れるか?ECの風

ドイツのスポーツマガジンからECに関するニュースを発見しました。 サッカーの世界でも今やECは欠かせないマーチャンダイジングツールです。 今日紹介する記事では、欧州サッカー界ではEC市場は思ったより芳しくないと、少々辛口に批評していますが、さて、今回の記事の主役SCAYLE社は欧州サッカー界にECの“春一番”を吹かせることができるのか? ぜひご覧ください。 ーーーーー 聞き慣れない(私だけ?)企業名がいくつか出てきますので、先に紹介しておきます。 ◎SCAYLE社 ド

2024年オンライン販売のトレンドTOP10 比較してみた

オンラインショップを開く時、この製品で勝負する!といった具体的な商品をすでに用意している場合は、あとはその商品をどうマーケティングしていくか、です。 でも、まだ売る商品を決めていない、どんな商品を売ろうか悩んでいるのなら、今日のコラムは必読です! 中米発の経済マガジン「E&N」が、昨年の売上データを分析し、今年世界レベルでオンライン販売が予想される商品トップ10を報告しました。 あれ? だけどこの手のトピックは、今年の年明け1月にすでに様々な経済紙やECプラットフォーム

2024年 フランスのインターネットユーザーが好むECサイトはこれだ!

日本もハリウッドも、映画のアカデミー賞に沸く今日この頃、ここ最近、ヨーロッパではECサイトのグランプリも続々と発表されています。 今日はフランスのECサイトグランプリの結果を紹介します。 今回、紹介するECサイトにはすべてURLをつけました。 フランス国内のみで展開しているもの、フランスドメインでアクセスできたECサイトについてはフランスドメインのURLをつけています。 中にはスペインでも展開しているECサイトもあり、EUの規定かどうかは不明ですが、我が家のPCからはス

PUMA、Eコマースを刷新。Google Cloudと生成AIで体験型オンラインショッピング

スポーツメーカーPUMAが、新たなEコマースプラットフォームを開発していると発表しました。 このニュース、各国のECニュースでトップになっていたので、私も乗っかりたいと思います。笑。 PUMA、EコマースエコシステムをGoogle Cloudに移行Googleのデータ、アナリティクス、AIソリューションも利用予定 スポーツブランドPUMAは、GoogleのAIとクラウドを利用してオンライン・ショッピング体験を開発している。商品検索と顧客ロイヤルティプログラムをパーソナライ

打倒Amazon!?Eコマースで生き残りを賭けるFedExとDHLの戦略

ECビジネスに欠かせないポイントの1つ、それは物流です。 購入者へいかに早く・安全に・安く商品を届けることができるか。 越境ECの場合、届け先の国や地域の物流インフラが整備してあることが大前提ですが、先進国など物流会社が複数ある場合は、それらを賢く選択する必要性も出てきます。 今日は、大手物流会社2社について海外のニュースを紹介します。 FedExのニュースは今年1月の報道で、2月から開設した当noteではお知らせするタイミングを逃していましたが、ちょうどよく?DHLに

日本のEC市場はどう見られている?フランスから・世界からの視点

いくら海外住みだとはいえ、日本人の私が「海外から日本はこう見られているよ」と言っても、きっと大した影響力はないでしょう。(私がもっと有名な専門家かコラムニストにでもなっていれば、多少の影響力はあるのかしら…?) しかし、海外の現地の人々からの言葉だったらどうでしょう? 今日は、DTCグローバルコマースのリードカンパニー、ESW(本社:アイルランド)のフランス支社副社長を務めるJérôme Duclos氏のコラムをご紹介します。 彼らが日本をセールスのターゲットとした時、

Alibaba傘下の南アジアEコマース大手Daraz、メモで人員削減を発表

アジアのEC市場といえば、世界的に注目されるのはやはり中国。 次いで日本、韓国、台湾といった、いわゆる極東地域です。 ここ数年EC市場の成長がめざましい東南アジアもよく話題に上がります。 今日の話題は南アジアです。 仕事柄、世界各国のEC情報にアンテナを張り巡らせていますが、南アジアは盲点でした…。 自分、まだまだ修行が足りません…。 どの国が南アジア?南アジアとはどの辺りの国をさすかご存知ですか? 外務省によると、南アジア地域はインド、スリランカ、ネパール、パキスタン、

TEMUで購入された玩具、95%がEUの安全規則に違反?

突然個人的な話をしますが、私がFacebookを開く時は、ほぼ毎回と言っていいほど真っ先に表示される広告の1つが、TEMU。 少し前まではSHEINでしたが、そういえば最近SHEINはめっきり鳴りを潜め、もっぱらTEMUの独壇場といったところです。 私のFacebookでは!ですからね、念のため。 驚異的な成長を世界へ見せつけるTEMUさて、そんなTEMU、2022年に超新星のごとく現れ、同年9月にアメリカでサービスを開始すると、瞬く間にカナダ、オーストラリア、ニュージー