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TOEIC スピーキングテストに挑戦しようと思った時の勉強法

TOEIC L&R テストでハイスコアを取得できるようになると、次は「スピーキング」を視野に入れる人が多いはずです。この note にたどり着いた方の大半がそうでしょう。

実は、ぼくもその一人でした。しかも、「990点満点を取ってから挑戦しよう」という、極端な考えを持っていたことを認めます。

結論から言うと、満点を取ってからでは遅い

同じ英語であるにもかかわらず、スピーキングを意識すると、普段の学習内容が変化してくるからです。リスニングとリーディングだけを意識すると、当然ながら、スピーキングは置いてきぼりになりますよね。

その逆もしかりです。

「スピーキングをしよう」と考えていれば、リスニングとリーディングの素材をどのようにアウトプットにつなげていくかを考えるようになります。

だからこそ、800点を取れていれば、スピーキングを意識した学習を増やすことをオススメしたいです。オンライン英会話をやろうと言うわけではありません。あくまでリスニングとリーディングで使っている素材をどのように使うかを考えてほしいわけです。

ぼくは TOEIC Speaking テストを最初のステップに選びました。TOEIC L&R テストを主戦場にされている方は、この流れが王道のパターンでしょう。ぼくはスピーキングを後回しにしていたばかりに、最初のスピーキングテスト受験で130点を取ってしまいました。惨敗です。

現在は170点までスコアアップすることができました。最初から良い滑り出しができる人を一人でも増やすべく、具体的な学習法を提示します。今からスピーキングの学習を始めましょう。

本日もお越しくださり、ありがとうございます。リニューアルした「週刊TOEIC 990点パーフェクトスコアラー秘伝の書」のコンセプトはこちら。

・週1更新
・読み応えがあるもの
・話のテーマは「900 over」or 「スピーキング力アップ」
・コンセプトは「ハイスコアラーが次のステップへ進むための道標」

毎週1本ではありますが、無料部分(前半)と有料部分(後半)に分けてお送りします。月額にお申し込みいただかなくても、楽しめる内容に仕上げていきますので、フォローをしていただけますと幸いです。

さて、本日のテーマは「TOEIC Speaking テストへの道」です。L&R テストから S&W テストにスムーズに移行できるように、学習法を提示したいと考えています。

👓 この note を書いているぽるぽるのプロフィール 👓
・講師(東京海洋大学/市進予備校/天狼院書店)
・著書(TOEIC TEST 戦略特急/毎日の英単語)
・国内独学・留学なしで TOEIC 990点満点・英検1級

👓 話す機会を作る

L&R テストの対策をしていると、スピーキングの機会はありません。以前、下の動画でもお話したのですが、「音読なしでもリスニング満点は取得可能」です。ぼく自身の体験談からお話しています。聞きまくって、正しい音のインプットをしたり、頻出の表現や場面に慣れたりできれば、間違いなくスコアは上がります。

しかし、音読はリスニング学習に効果的であるため、取り入れている方も多いでしょう。音読だけでスピーキング力アップにバッチリかというと、それは not enough であることはわかっているはずです。

必要なのは「話す機会」です。

と言っても、いきなり話すのは難しいはずです。その点、すでに話された英語が存在している TOEIC L&R テストの素材は話す練習にうってつけなのです。この素材をどのように使うかがポイントになっていきます。

👓 相手に伝える意識があるか

音読だろうが、シャドーイングだろうが、英語を声に出すことが目的になっていませんか?  それでは、スピーキング力アップには足りません。ぼくも「音読が良い」と聞いて、たくさんの英語を音読しましたが、それでもスピーキング力アップには足りないと実感しました。

以前、TOEIC の Part 3, 4 を暗唱することが流行っていた(?)時期があり、それに乗っかっていたことがあります。暗唱をしたら誰かに披露したいものですよね。ぼくは家族に披露していました。家族は迷惑だったでしょうが……。暗唱を披露することで、スピーキング力アップに関係する大事な意識の存在に気づくことができました。

英語で相手に何かを伝えようとする意識があったことです。誰かに披露することがなければ、ロボットのような存在で終わっていたと思います。ところが、伝える相手がいたからこそ、「ここは強調して」とか「ここは英語らしく」とか、話す機会を作ることができていたのです。

何かを音読するとなったら、その英語を誰かに届けるつもりで声に出すようにしてください。ぼくのように、実際に誰かに届けるのが手っ取り早いですが、それが難しいならば、あくまでそのつもりになったり、SNS でつぶやいたりするのも良いかもしれません。

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今日も読んでくださって、ありがとうございます!

ここから先の有料部分では、音読する素材についてシェアします。音読は自己流にならないように、という言葉は出回っていますが、ぼくの実体験を踏まえて、ご紹介させていただきます。

月500円の「週刊TOEIC 990点パーフェクトスコアラー秘伝の書」マガジン購読者になると、その月の有料記事や200以上の記事もすべて読めて、随分お得です。

では、音読の素材として、TOEIC のどこを使えば良いかという点からお伝えしていきましょう。

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