川村亘平斎「直島影絵」参加者募集!
ローカルトリップを通じて、土地の物語を紡ぎ、創造性を育む
一般社団法人ポーラスデザインラボでは、川村亘平斎さん(影絵師・音楽家)と直島に滞在しながら、島のリサーチやフィールドワークを行い、11月に開催する「直島影絵」を一緒につくるメンバーを募集します。
本事業では、都市部の若者を関係人口として受け入れ、地域の団体と協力して高齢者へのインタビューやフィールドワークを実施。その土地に暮らす人の記憶に残る、島の風景や物語をもとにした影絵や体験プログラムを制作し、直島諸島に育まれてきた文化・伝統を次代へと継承します。
香川県にある直島町は、牛ヶ首島、屏風島、喜兵衛島、家島、向島など大小27の島々による瀬戸内海の多島美を形成し、「女文楽」や「つつじ太鼓」、「秋祭り」など豊かな自然と伝統的な暮らしが色濃く残る群島の町です。しかし、一方で島の子ども達でも各島の文化的背景やつながりを知る機会は多くありません。本事業ではアーティストと関係人口、島民が協働して地域固有の文化や人々の生き方に焦点を当てた影絵を制作・上演することによって、新たな視点で地域に根付くさまざまな魅力を捉え直し、多様な形で地域に関わる人が集まる土壌をつくります。
昨今、働き方や生き方など、さまざまな観点から「ローカル」に注目が集まっています。本事業では一時的な地域滞在ではなく、参加者自身がアーティストと共に当該地域のリサーチやフィールドワークをすることによって、地域文化を様々な角度から体験し、地方での暮らしのリアリティを知り、自らの好奇心や視点を深めます。
参加者はフィールドワーク実施期間以外にも、9月21日〜10月20日までの一ヶ月直島へ滞在できる一軒家を用意しました。この機会を活用して直島及び周辺の島々を探求、交流してもらえたらと思います。
私たちが事業において「つくる」ことにこだわるのは、それが先人の知恵や自然や他の生き物との繋がり、助け合うコミュニティの機能や実りを分かち合う喜びを教えてくれる、人間にとって欠けがえのない大切な活動だと考えるからです。私たちは暮らしの中に「つくる」行為をもう一度手繰り寄せることによって、土地に育まれてきた文化や風土を動的に保管し、創造性の域内循環を作り出していきたいと思います。影絵をこれまでにやったことがある人なんてめったにいません。アートやデザインなどの分野に留まることなく、古くからある地域の歴史や風土を学びながら、自らがつくり手になることに関心のある方はぜひご応募ください。
■募集要項
【対象】18歳(高校生以上)~
◎例えばこんな人
・地方で豊かな暮らしをしたいと思っている人
・自分らしいキャリアや生き方を考えたいと思っている人
・アートやデザインで地域に貢献したいと思っている人
【定員】5名
【場所】香川県香川郡直島町
【スケジュール】
・8月7日(水)〜9月6日(金)出演者募集
・9月上旬 オンライン顔合わせ
★9月22日(日)~9月30日(月)
地域リサーチ①/ワークショップ実施
★11月18日~11月25日
地域リサーチ②/影絵制作・上演
(11月23日、24日) 影絵上演本番
・12月頃 事業実施報告会
(★印:直島での現地滞在制作)
【料金】参加費・宿泊費無料
※宿泊先はこちらでご用意させていただきます。参加者全員で同じ場所へ宿泊します。※現地までの往復交通費・滞在時の食事は参加者が負担ください。
【応募方法】
こちらの応募フォームからご応募いただくか、
「氏名」「所属」「住所」「連絡先(電話・Mail)」「応募動機」を明記の上、porous.designlab@gmail.comまでご応募ください。
【応募締切】2024年9月6日
※応募者多数の場合は、期日より早く応募を締め切ることがあります。ご了承ください。選考の上、9月10日を目処にご連絡をさせていただきます。
【応募条件】心身ともに健康で全工程に参加できる方。共同生活ができる方。ご自身で現地までの移動ができる方。まちづくりやアート、創作活動に関心がある方。
応募に関するご質問は、porous.designlab@gmail.comまでご連絡ください。(担当:神谷)
■アーティスト:川村亘平斎(影絵師・音楽家)
■主催:一般社団法人 ポーラス・デザイン・ラボ