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インドでヨガの先生になった話①

「インドでヨガの先生になりたい!」


ふと思い立ったが吉日、インドに行くことを決めた。
私は当時、ブラック商社で終電まで毎日働いていた。


毎日毎日、会社と家の往復。
終電で帰る日々。
ご飯は節約のためにお弁当を作る。夜は、時短で冷凍食品。


「何のために生きているのか?」
「誰か、ここから救い出してくれないかな?」
「人生の楽しみとは?」


思い描いていた生活とは程遠い。


「人生って、こんなもの?
変えたい。

・・・どうやって?
どうやって変えればいいんだろう?」


とりあえず、ググる。
ググってググってググりまくる。
知人にも聞いた。



「なぁ、人生の変え方、知ってる?」



友達A「インドに行けば変わるっていうよね?」
友達B「なんかインドって人生変わるらしいよ?」


ふと耳にしたフレーズに惹かれた。
今思えば私の脳みそは単細胞だったと思う。



「・・・よし、インドに決めた!」



簡単にインドに行くことを決めてしまった。



この時は、まだ何も知らなかった。
インドは恐ろしい国なんだって。








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